出版物には誤りがないことが望ましいが、実際にはなかなか完璧に校正を行うことはできない。また、時を経て状況が変化する場合もある。このような後から発覚した誤りや変化は、緊急を要し販売に間に合う場合には、正誤表を挟み込むなどの対策がとられる。新聞では、「訂正」欄を設けて誤りを正している。出版団体などがウェブサイトをもつ場合には、ウェブページに訂正を掲載することもある。
一般の書籍では、増刷または増版を行う時点で修正を行う。増刷をするごとに1刷、2刷と呼ばれ、大きな改訂を伴う増刷の場合には、1版、2版と呼ばれる。当然ながら、初版本(1版1刷の本)には後の版に比べて多くの誤りを含むことになり、これが初版本がコレクションの対象とされる要因ともなっている。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ ヒキタクニオ『角』(光文社文庫、2005年)では角の生えた麻起子の上司が「日本語は我々潮光社校閲部が守る!」という気概をもっている設定だった[要ページ番号]。
^ オノレ・ド・バルザックはしばしばこの段階で多大な変更を行ったので、十校以上にも及ぶことがあり、植字工・校正者泣かせであった[要出典]。
^ フィルムから直接印刷することは、印刷の原理上できない。
出典^ “色校
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