柴田 秀勝(しばた ひでかつ、1937年3月25日[1][11][12] - )は、日本の声優、俳優、ナレーター[6]、演出家。東京都台東区浅草田原町出身[4]。RME所属で[7]、同社の代表取締役会長[13]。妻は声優の関根明子[8][注 2]。 1937年、東京府東京市下谷区浅草田原町(現:東京都台東区浅草)で経師屋の息子として生まれる[14]。父は表具師だった[12]。4 - 5歳の頃から近所の映画館へ遊びに行き、清水金一や榎本健一を観て育つ[15]。 小学3年生の時に東京都港区愛宕の愛宕山に転居[12]。転居してから間もない頃に兄が行方不明になった[12]。 小さい頃から吃音症により、た行がうまく言えず、そこで詰まっていた[16][17][2]。それを治そうと、小学校時代の担任の教師が、国語の授業に力を入れてくれて、何回も指名して皆の前で読ませたりして、訓練してくれたという[2][18]。その一つとして、演劇を教えてくれたという[2]。中学、高校進学後も相変わらず治らなかったが、演劇には興味を持っていたため、続けてはいたという[2]。 当初目標としていたのは歌手だった[18]。当時は教師も色々調べてくれて、ある日「吃音症は歌うと、どもらないと云われているから試してみろ」と言われ、試してみたところどもらず、当初は歌手になろうと決意した[15][18][19]。
来歴
生い立ち