2000年に『明治・大正スクラッチノイズ』(文芸社、文庫版:2009年、ウェッジ文庫)を刊行し、健在ぶりをアピールした。
2010年にCSファミリーチャンネルで『無法松の一生』(1964年、東北新社 / フジテレビ)が再放送されるにあたり、同ドラマに警察署長役で出演していた柳澤が「雑学王」として本編放送前後に明治・大正の時代背景やドラマ草創期の裏側などを解説し、老いてもなお洒脱で元気な姿を見せていた。また、TBSラジオ『土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界』にも不定期で出演していた。
2022年3月24日、骨髄異形成症候群のため死去。89歳没。このことは翌2023年6月28日に公表された[15]。
主な出演作品
テレビドラマ
無法松の一生(1964年 - 1965年、フジテレビ)
風(1967年、TBS / 松竹)
銭形平次(フジテレビ / 東映京都テレビプロ→東映)
第88話「大江戸の春」(1968年) - 仙太
第204話「江戸愚連隊」(1970年) - 北沢久太夫
第229話「負けるな母ちゃん」(1970年) - 新六
フジ三太郎 第3話「二人はともだち」(1968年、TBS)
からくり儀右衛門(1969年、NHK) - ナレーション
ライオン奥様劇場・影を慕いて(1969年、フジテレビ / 歌舞伎座テレビ室)
素浪人 花山大吉 第3話「鼻をつまんで名乗っていた」(1969年、NET / 東映)
銀河ドラマ・一の糸(1969年、NHK) - 豊竹秋太夫 役
大岡越前 第1部 第1話「大岡越前」(1970年3月16日、TBS / C.A.L) - 勘太
遠山の金さん捕物帳(1970年、NET / 東映) - 要町の文三 役
魔女はホットなお年頃 第13話「まったく調子のいい野郎」(1971年、毎日放送)
水戸黄門 第3部 第3話「雲助珍道中 -箱根-」(1971年、TBS / C.A.L.)
地獄の辰捕物控 (NET / 東映)
第2話「御用金が死を招く」(1972年) - 為吉
第25話「恋女房の幽霊を見た」(1973年) - やらずの定吉
怪談 第6回「累ヶ渕」(1972年、MBS) - 清兵衛
必殺仕掛人 第26話「沙汰なしに沙汰あり」(1973年、朝日放送 / 松竹) - 遠藤忠晴
大久保彦左衛門(1973年、関西テレビ)
ぶらり信兵衛 道場破り(1973年 - 1974年、フジテレビ / 東映)
ふりむくな鶴吉 第10話「無明の辻」(1974年、NHK)
ご存知金さん捕物帳(1974年 - 1975年、NET / 東映) - 枯杉風山
必殺仕置屋稼業 第11話「一筆啓上 悪用が見えた」(1975年、朝日放送 / 松竹) - 良庵
斬り抜ける(1974年、朝日放送 / 松竹)
編笠十兵衛(1974年、フジテレビ / 東映)
白い地平線(1975年、TBS / 松竹)
大江戸捜査網(東京12チャンネル / 三船プロダクション)第3シリーズ
第47話 「死を呼んだ花火地獄」(1974年) - 巳之吉
第121話「闇の帝王を裁け!」(1976年) - 掛布市之進
影同心シリーズ(毎日放送 / 東映)
影同心 第27話「赤いしごきの殺し節」(1975年) - 菊次
影同心II 第18話「身代りの報酬」(1976年) - 但馬屋伝兵ヱ
鬼平犯科帳 (丹波哲郎) (1975年、NET)
第4話「だましあい」- 山崎庄五郎
続けったいな人々(1975年、NHK)
伝七捕物帳(NTV)
第75話「酒は涙か花が散る」(1975年) - 亀吉
第123話「悪い奴らは地獄行き」(1976年) - 小田原の利助
夜明けの刑事(1975年、TBS / 大映テレビ)第51話「夫が誰かに殺される!!」 - 浅井大作
遠山の金さん(杉良太郎主演版)
第18話「島帰りを探れ!!」(1976年) - 松井宏之進
第84話「地獄のかっぽれ」(1977年) - 亀助
必殺からくり人・血風編(1976年、朝日放送 / 松竹)
さわやかな男(1977年、関西テレビ)
銀河テレビ小説 上野駅周辺(1978年) - ラーメン屋(夫)
風の隼人(1979年、NHK)
七瀬ふたたび 第8話「家族」(1979年、NHK) - 陽次
花王愛の劇場・わが母は聖母なりき(1980年、TBS / 松竹)
はみだし刑事情熱系 第6シリーズ(2002年) - 村岡園長 役
月曜ミステリー劇場・真実を追う男2(2004年7月19日、TBS) - 津田庄平
BOSS 2ndシーズン 第4話「羊たちの反撃!」(2011年5月12日、フジテレビ) - ゲスト出演
映画
西銀座駅前(1956年、日活)大山重太郎
お転婆三人姉妹 踊る太陽(1957年、日活)
鷲と鷹(1957年、日活)
夫婦百景(1958年、日活)
盗まれた欲情(1958年、日活)
素晴らしき男性(1958年、日活)
東京のバスガール(1958年、日活)
おトラさんの公休日(1958年、東宝)
酔いどれ幽霊(1958年、日活)
最高殊勲夫人(1959年、大映)
赤坂の姉妹より 夜の肌 (1960年、東京映画)
乾杯!ごきげん野郎(1961年、東映)
大笑い次郎長一家 三ン下二挺拳銃(1962年、新東宝)
ひばりの佐渡情話(1962年、東映)
この空のある限り (1964年、松竹)
五瓣の椿(1964年、松竹)
ぜったい多数(1965年、松竹)
雪国(1965年、松竹)
さよならはダンスの後に(1965年、松竹)
おはなはん・第2部(1966年、松竹)