1934年のバチカン。ジョージア州ラマーの黒人神父ギリスが法王庁に訴えてきた米国南部の黒人差別問題に対し、法王庁が積極的な対応を取らないことに不満を感じたファーモイルは自らラマーに赴く。現地の人種差別主義者らに拉致され、激しい暴行を受けながらも、毅然と立ち向かったファーモイルは一定の解決を見る。この後、ファーモイルは司教に任じられる。
1938年、ヒトラーの台頭に対し、オーストリアのイニツァー枢機卿がヒトラーを支持する発言をする。これを問題視した法王庁はファーモイルをウィーンに派遣する。そこでファーモイルはハートマン夫人となったアンネマリーと再会する。アンネマリーの夫であるハートマンはユダヤ人で、そのことをナチスに知られ自殺する。アンネマリーもゲシュタポに捕らわれる。ファーモイルは牢獄のアンネマリーを訪ねるが、彼女を救う手段がなく空しくローマに引き返す。ローマに戻ったファーモイルは、枢機卿に任命される。 主人公
キャスト
トム・トライオン
ボストン
キャロル・リンレイ:モナ(主人公の妹)/ レジーナ(モナの娘)※一人二役
ドロシー・ギッシュ:セリア(主人公の母)
マギー・マクナマラ:フローリー(主人公の妹)
ビル・ヘイズ(英語版):フランク(主人公の弟)
キャメロン・プラドム:ディン(主人公の父)
セシル・ケラウェイ:モナハン司教(聖ジョン教会主任司祭)
ロアリング・スミス(英語版):コーネリアス・J・ディーガン(聖ジョン教会のスポンサー)
ジョン・サクソン:ベニー・ランペル(モナのユダヤ人の恋人)
ジョン・ヒューストン:グレノン枢機卿(ボストン大司教)
ストーンベリー
バージェス・メレディス:ハーリー神父(教区神父)
パット・ヘニング:エルキュール・モントン(教区の敬虔な信者)
ジル・ハワース(英語版):ララージ・モントン(エルキュールの娘)
バチカン
ラフ・ヴァローネ:クワレンギ枢機卿(主人公の師)
テュリオ・カルミナティ:ジャコービ枢機卿
オジー・デイヴィス:ギリス神父(黒人神父)
ジョージア州ラマー
チル・ウィルス:ウィトル司教(地方代理)
アーサー・ハニカット:保安官
ウィーン Rotten Tomatoesによれば、14件の評論のうち、高く評価しているのは50%にあたる7件で、平均して10点満点中6.03点を得ている[2]。 NHK衛星第2 2010年7月26日(月) 深0時56分(火曜日)?3時57分
ロミー・シュナイダー:アンネマリー(英語学校の教え子)
ピーター・ヴェック(英語版):クルト・フォン・ハートマン(アンネマリーの夫、祖母がユダヤ人の銀行家)
ジョセフ・メインラッド(英語版):イニツァー枢機卿(ウィーン大司教)
作品の評価
映画批評家によるレビュー
受賞歴
第21回ゴールデングローブ賞
受賞
作品賞 (ドラマ部門)
助演男優賞(ジョン・ヒューストン[注釈 3])
ノミネート
監督賞(オットー・プレミンジャー)
主演男優賞 (ドラマ部門)(トム・トライオン)
主演女優賞 (ドラマ部門)(ロミー・シュナイダー)
放映
放送時間181分、正味時間181分、オリジナル時間181分[3]
中間にある数分の休憩時間(スチール画+音楽)もそのまま放送
日本語字幕(岡田壯平)