林家正楽
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出身地 日本埼玉県
師匠林家彦六
初代林家正楽
弟子三代目林家正楽
林家二楽
名跡1. 林家正作
(1954年 - 1957年)
2. 初代林家小正楽
(1957年 - 1967年)
3. 二代目林家正楽(1967年 - 1998年)
出囃子琉球節
活動期間1954年 - 1998年
活動内容紙切り
家族三代目桂小南(長男)
林家二楽(次男)
林家八楽(孫)
所属落語協会


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二代目 林家 正楽(はやしや しょうらく、1935年9月21日 - 1998年7月2日)は埼玉県出身の紙切り芸人。生前は落語協会所属。本名:山崎 景作。出囃子は『琉球節』。
経歴

1954年八代目林家正蔵に入門、前座名は林家正作。江戸言葉とは異なる埼玉弁特有のアクセントが抜けないため、師匠正蔵は比較的早い段階で噺家を断念させた。初代林家正楽を紹介し、1956年から初代正楽門下として、紙切りに転向する。厳密には預かり弟子と言う形での移籍で、正式な形としては一貫して彦六門下であった。

1957年林家小正楽1967年に二代目林家正楽を襲名。1988年に「正蔵師匠と私」を上梓、翌1989年には、この本を原作としたNHK連続テレビドラマ晴のちカミナリ」で、自身の父親役で出演した。1998年7月2日、腸閉塞のため死去。62歳没。
芸歴

1954年 - 八代目林家正蔵に入門、前座名「正作」。

1956年 - 初代林家正楽門下預かりとして、紙切りに転向する。

1957年 - 「林家小正楽」を襲名。

1967年 - 「二代目林家正楽」を襲名。

逸話

「紅梅白梅(こうばいはくばい)」という意地悪な題に対し、急な坂を白バイがのぼっているところ(勾配白バイ→こうばいはくばい)を切って喝采を浴びたが、次の「チルチル・ミチル」の題に「どんな漫才ですか」と聞き返し客席を爆笑させた。

時の首相佐藤栄作のお座敷にしばしば呼ばれた。佐藤は柄に似合わず犬やライオンなどと子どもみたいなものしか注文しなかった為、仕方なく「似顔を切りましょう」と鋏を持って近くに寄ったら「総理大臣のそばまで刃物を手にして行ったのはお前くらい」だと言われた。
家族

長男 - 落語家
三代目桂小南

次男 - 林家二楽

孫 - 林家八楽(二楽の実子)

弟子

三代目林家正楽

林家二楽

著書

『林家正楽切絵傑作集 紙切芸人のうらおもて』
明治書院、1976

『正蔵師匠と私』一声社、1988.3

江戸3代目

三代目 林家(はやしや) 正楽(しょうらく)

本名秋元(あきもと) 真(まこと)
生年月日1948年1月17日
没年月日 (2024-01-21) 2024年1月21日(76歳没)
出身地 日本東京都目黒区
死没地 日本東京都
師匠二代目林家正楽
弟子林家楽一
林家富楽
林家楽三郎
名跡1. 林家一楽
(1967年 - 1988年)
2. 二代目林家小正楽
(1988年 - 2000年)
3. 三代目林家正楽
(2000年 - 2024年)
出囃子琉球節
活動期間1967年 - 2024年
活動内容紙切り
所属落語協会
公式サイト林家 正楽
受賞歴
国立演芸場花形新人演芸会金賞(1983年)
選抜若手演芸大賞色物部門奨励賞(1988年)
芸術選奨文部科学大臣賞(2020年)
松尾芸能賞功労賞(2023年)
浅草芸能大賞(2023年)


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三代目 林家 正楽(はやしや しょうらく、1948年1月17日 - 2024年1月21日)は東京都目黒区出身の紙切りの芸人。本名?秋元 真。落語協会所属。出囃子は『琉球節』。
経歴

東京都立小石川工業高等学校卒業[2]1966年(昭和41年)、林家小正楽に弟子入りを志願し、紙切りの教えを受けるも、このときは正式な弟子入りは叶わなかった。1967年(昭和42年)に正式に林家小正楽に入門、修業のかたわら早稲田大学生活協同組合書籍部で店長を務めた。

1970年(昭和45年)、師匠正楽のダブルブッキングの代役として林家一楽の名前で越谷市役所イベントで初高座。1972年(昭和47年)にアルバイトを辞め、紙切りで一本立ちする。

1988年(昭和63年)に師匠の前名である林家小正楽を襲名。

2000年(平成12年)9月、三代目林家正楽を襲名。襲名披露興行では紙切りで寄席史上初の主任(トリ)をつとめた。

雑誌「東京かわら版」の表紙紙切りを二代目正楽から受け継ぎ、2000年より務めていた。

2024年(令和6年)1月21日早朝、自宅で倒れているところを家族が発見し搬送されたが、搬送先の東京都内の病院で死去した。76歳没。訃報は同月26日落語協会より公表された[3][4][5]。最後の寄席出演は同年1月19日の新宿末廣亭で、翌20日は千葉県船橋市の落語会に出演。その後、体調不良を訴えて自宅で休養したため、同日の末廣亭の定席興行(正月二之席楽日・夜の部)も出演予定であったが休席となっていた[6][7]
芸歴

1966年 - 林家小正楽に入門、芸名「一楽」。

1988年 - 「林家小正楽」を襲名

2000年9月 - 「三代目林家正楽」を襲名

受賞歴

1983年 - 第13回国立演芸場花形新人演芸会金賞

1988年2月 - 第3回選抜若手演芸大賞色物部門奨励賞

2020年3月 - 第70回芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)[8] - 紙切り芸での受賞は史上初

2023年2月 - 第44回松尾芸能賞功労賞[9][10]

2023年11月 - 第40回浅草芸能大賞 大賞[11]

弟子

林家楽一

林家富楽

林家楽三郎

出演
ドラマ

浅草キッド(スカイパーフェクTV・
パーフェクト・チョイス2002年4月26日) - 冒頭でドスの効いた地回りヤクザ役を演じた。

ウェブテレビ

春風亭一之輔youtube生配信(2020年5月21日)

第二回ABEMA寄席(2020年5月24日、ABEMA)[12]

ラジオ


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