板橋駅(いたばしえき)は、東京都北区滝野川七丁目[注釈 1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅[1]である。駅番号はJA 13。
当駅を通る鉄道路線は、線路名称上は赤羽線であるが、運行系統上は埼京線として案内される。特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。 島式ホーム1面2線を有する地上駅。指定席券売機、自動改札機が設置されている。 2018年7月にエスカレーターの利用が開始され、旧通路が工事作業のため閉鎖された。 駅は盛土構造になっており周辺市街地を分断しているが、ホームの十条側に地下通路が、また改札外のホーム中ほどにはトンネル状の自由通路があり、駅の東西をつないでいる。 当駅は隣駅の十条駅とともに踏切が駅の近くに存在することから「通過禁止駅」に指定されている[要出典]。 板橋区などの要望[7]により、2015年(平成27年)度から駅構内のバリアフリー化に伴うエスカレーター・エレベーターの設置などの工事が開始され[8]、2020年7月3日に「JR板橋東口ビル」が開業している(併設されるスポーツ施設「ジェクサー・フィットネス&スパ板橋」は同年10月2日開業)[報道 5]。なお、同ビルは当初2020年6月11日の開業が予定されていた[報道 6]が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止を理由に延期されていた[報道 7]。 また、2019年に東口と西口の改札が統合した。以前は、改札口が分かれていたが、1つにまとまったことによって、駅構内の移動で東口と西口の行き来が可能になった。 番線路線方向行先 (出典:JR東日本:駅構内図 西口コンコースと大宮方面線路の間には、かつての貨物用側線を転用した「板橋訓練所」があり、レール、警報機、信号機が設置されていたが、上記の駅構内バリアフリー化工事のため、現在は撤去されている。池袋方面線路のさらに東側にも貨物用側線があり一部側線が残っていたが、2019年よりこの跡地を活用し埼京線車両の夜間留置などの留置線が3線設置された。これに伴い池袋方に留置線に入線するための渡り線が増設されている。2021年3月15日より相鉄12000系が回送でこの留置線に入線する[9]。
歴史
1885年(明治18年)3月1日:日本鉄道の駅として開業し、同時に貨物の取り扱いを開始する。
1906年(明治39年)11月1日:鉄道国有法により国有化。
1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により山手線の所属となる。
1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足。
1972年(昭和47年)7月15日:赤羽線所属の駅となる。
1985年(昭和60年)9月30日:埼京線の運行を開始する。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)及び日本貨物鉄道(JR貨物)の駅(赤羽線所属)となる。
1996年(平成8年)3月16日:貨物列車の設定が廃止される。
1999年(平成11年)4月1日:日本貨物鉄道(JR貨物)の駅が廃止される。
2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 1]。
2015年(平成27年)度:駅構内バリアフリー化工事開始。
2016年(平成28年)6月30日:みどりの窓口の営業を終了。
2017年(平成29年)度:板橋駅バリアフリー化工事完了[5]。
2018年(平成30年)
8月6日:「板橋駅板橋口一体開発事業」の共同施行予定者を野村不動産に決定[報道 2]。
年度内:駅舎整備完了(駅事務施設使用開始)[5]。
2019年(平成31年・令和元年)
2月24日:東口と西口の改札が統合[6]。東西自由通路の供用開始[6]。
8月22日:東京都都市整備局より板橋駅板橋口地区第一種市街地再開発事業の施行を認可[報道 3][報道 4]。
2020年(令和2年)7月3日:東口に「JR板橋東口ビル」が開業[報道 5]。
駅構造
のりば
1 埼京線北行赤羽・武蔵浦和・大宮・川越方面
下り
2南行池袋・新宿・大崎・りんかい線・相鉄線方面
上り
改札口(2021年5月)