松浦鉄道西九州線
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 1.7 三代橋駅
野中駅 86.2 


 0.0 有田駅
左石駅 87.4/3.0# 


 佐世保線
柚木線 



-1943 


 隧道は主なもののみ
+泉福寺2.4# 



泉福寺駅 88.4 


 駅名の+は1943年廃止
山の田駅 89.5 


    *は1944年廃止
+山ノ田駅 1.0# 


    #は1945年廃止
+上佐世保駅 0.0# 


 距離の*は実盛谷起点
北佐世保駅 90.6 


    #は上佐世保起点
中佐世保駅 92.6 



佐世保中央駅 92.8 



ジョスコー線 



佐世保駅 93.8 



佐世保線 



早岐駅 



大村線 



ハウステンボス駅 




西九州線(にしきゅうしゅうせん)は、佐賀県西松浦郡有田町有田駅から伊万里駅たびら平戸口駅を経て、長崎県佐世保市佐世保駅に至る松浦鉄道鉄道路線である。

国鉄特定地方交通線であった九州旅客鉄道(JR九州)松浦線(まつうらせん)を1988年に第三セクター鉄道に転換して開業した路線であり、北松浦半島を回る形で沿線市町を結んでいる。

路線の半分は国道204号と並行して走っており、車窓から道路を見ることができる。また、佐世保中央駅中佐世保駅の間の距離は200メートルで、鉄道線としては筑豊電気鉄道線黒崎駅前駅 - 西黒崎駅間と並んで日本で一番短い。

佐世保市吉井町の福井川に架かる福井川橋梁竹筋コンクリートで建設された可能性がある(項目参照)。

2006年9月、文化審議会の答申により福井川橋梁を含む潜竜ヶ滝駅 - 吉井駅間のコンクリート橋梁3本が国の登録有形文化財になることが決まった。福井川橋梁
路線データ

管轄(事業種別):松浦鉄道(
第一種鉄道事業者

路線距離(営業キロ):93.8km

軌間:1067mm

駅数:57駅(起終点駅含む)

複線区間:なし(全線単線)

電化区間:なし(全線非電化

閉塞方式:特殊自動閉塞式(電子符号照査式)

保安装置ATS-SK[1]

交換可能駅:蔵宿駅、夫婦石駅、伊万里駅、楠久駅、久原駅、今福駅、松浦駅、御厨駅、たびら平戸口駅、江迎鹿町駅、吉井駅、佐々駅、真申駅、相浦駅、上相浦駅、中里駅、左石駅、北佐世保駅

最高速度:85km/h[1]

IC乗車カード対応区間:

nimocaエリア:全線(運賃箱付き車載型IC改札機で対応)[2]


運行形態

松浦線からの転換当初は有田駅 - 伊万里駅 - 佐世保駅( - 一部JR佐世保線早岐駅)間の全線を通して運行される列車も存在したが、1992年7月15日改正で伊万里駅を境に運転系統が分かれ、同駅を跨いで運行する列車はなくなった[3][4][5]。また特記ない限り単行(1両編成)の普通列車であり、後乗り前降り方式のワンマン運転が実施されている。

列車番号は、佐々駅 - 佐世保駅間が100番台、たびら平戸口駅 ( 江迎鹿町駅 ) - 佐世保駅間が200番台、伊万里駅 - 佐世保駅間が300番台、松浦駅・たびら平戸口駅発着など区間便が400番台、伊万里駅 - 松浦駅間が500番台、有田駅 - 伊万里駅間が600番台。快速列車は3桁の列車番号の頭に1がつく。
有田駅 - 伊万里駅間

朝・夕方は1時間に2 - 3本、その他の時間帯は1時間に1 - 2本程度運行されている。この区間の途中駅を始発・終着とする列車はなく、全列車が有田駅 - 伊万里駅間で運行される。
伊万里駅 - 佐世保駅間

日中は1時間あたり伊万里駅 - 佐世保駅間運転の普通列車と、佐々駅 - 佐世保駅間運転の普通列車が1本ずつ、あわせて2本運転されている。朝夕には松浦駅・たびら平戸口駅を始発・終着とする列車や、下り1本のみ江迎鹿町駅始発の列車(佐々駅からは後述の快速運転)も設定されている。佐世保駅に近づくにつれて本数が増え、伊万里駅 - たびら平戸口駅間は大半の時間帯で1時間あたり1本だが、佐々駅 - 佐世保駅間は日中は2 - 3本、ラッシュ時には最大4本運転される。朝夕の一部列車は2両に増結され、その場合は各車両前部に乗務員が乗務し、運賃収受やドア確認を行っている。かつてはラッシュ時に最大5両編成の運用もあった。

2022年9月23日改正時点で佐々駅 - 佐世保駅間には3往復の快速列車が運行されている[6]。いずれも朝時間帯の運転である。停車駅は駅一覧の項を参照されたい。かつては佐世保駅からJR九州佐世保線大村線に直通して早岐駅ハウステンボス駅まで乗り入れる列車もあったが、2020年3月14日のダイヤ改正で直通運転は終了した。
快速列車の運行

2002年3月22日まではたびら平戸口駅 - 佐世保駅間に快速列車が1往復設定されていた。このうち、たびら平戸口駅発の下り列車は、かつての準急「九十九島」(後の急行「平戸」)運転開始以来のダイヤをほぼそのまま継承しており、土休日や夏休みなどにはJR車両により大村線経由で長崎駅まで直通運転を行っていた(JR九州線内は快速「シーサイドライナー」として運転)。2000年3月11日ダイヤ改正時に佐世保駅高架化工事のため直通運転を休止するが、その直前の2000年1月8日からはこの直通運転列車に松浦鉄道のMR-500形(レトロン号)も使用され、JRのキハ58形+キハ65形に併結していた。

このほか1990年3月10日改正から1991年3月15日までは伊万里駅 - たびら平戸口駅間に1往復の快速列車(停車駅はたびら平戸口行は久原駅今福駅今福鷹島口駅松浦駅御厨駅、伊万里行は楠久駅鳴石駅も停車)も運行された[7][8]が、2002年3月23日のダイヤ改正で西九州線は普通列車のみの運行となった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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