東胡
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^ 白鳥庫吉は「東胡」という名称は「胡の東にある者」(『史記索隠』より)という意訳であり、「ツングース」の音訳ではなく、「ツングース」という名称自体、近世になって生まれた単語であるから、東胡=ツングース系ではないとした。また、E.H.Parker:A Thousand Years of the Tartar 2nd.ed.1924もツングース東胡両語間の語言的連繋を疑問とし、東胡をツングースなる族名はテュルク語の豚に出たものとし、Pelliot(TP.XXVII.p.170)は豚を表すテュルク語名詞tongusは後世の名詞で、古い名詞はlaγzinであるから、ツングースなる民族名は近世にできた名称だとし、東胡をツングースの音訳と見ることは不可能とせざるを得ないとした。《内田 1975,p72注7》
^ テュルク系の匈奴や匈奴と交雑した宇文部と言葉が異なり、習俗も一致しない部分があるため支持されていない。《『契丹民族史』》
^ エドウィン・プリーブランク (1962)やLigeti(1970)によると、鮮卑語の特徴はモンゴル語であるという。《『騎馬民族史1』p9 注15、p218 注2》
^ L.Ligeti(Le Tabghatch,un dialecte de la langue Sien-pi,1970)は、鮮卑拓跋語はモンゴル語の特徴を有し、テュルク語の特徴とは相容れないと強調する。《内田 1975,p4》
^ 『東北古代民族研究論網』

参考文献

司馬遷史記』匈奴列伝第五十

内田吟風田村実造他訳注『騎馬民族史1 正史北狄伝』(平凡社東洋文庫1971年

内田吟風『北アジア史研究 鮮卑柔然突厥篇』(同朋舎出版1975年ISBN 4810406261

松丸道雄ら編 『世界歴史大系 中国史1』(山川出版社2003年

孫進己、孫泓『契丹民族史』(広西師範大学出版社、2010年ISBN 9787563391318

『東北古代民族研究論網』(中国社会科学出版社、2006年ISBN 978-7-5004-6301-6

『中国辺境通史双書 東北通史』(中州戸籍出版社、2003年

関連項目

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