東海地方
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名称は、五畿七道の東海道に由来してこのように呼ばれている[4]
地理
東海の範囲

東海地方は、古代の東海道とは異なる。東海道は広大で、甲斐国(現在の山梨県)をも含み、東は関東東岸まで伸びる。一方、東海地方のうち、岐阜県(美濃国飛騨国)は東山道、三重県東紀州紀伊国の一部)は南海道であり、東海道には含まれない。

愛知県、岐阜県、静岡県は中部地方に属し、三重県は近畿地方に属する。

岐阜県の飛騨中央高地地方、三重県の伊賀関西地方としてそれぞれ扱われ、東海地方に含まれない場合もある。
地形拡大
Clip 東海地方の主要地形(三重県を除く)拡大
Clip 三重県の主要地形

地質的には、糸魚川静岡構造線(糸静線)や中央構造線が縦断している。東部から北部にかけて富士山赤石山脈木曽山脈飛騨山脈など火山活動や造山運動により形成された中央高地と接し、南は太平洋に面している。岐阜県北部(主に飛騨地方)は造山活動によって形成された中央高地の一部で、飛騨山脈など日本有数の山岳地帯となっている。

沿岸がプレート境界になっているため、東海地震東南海地震などの警戒区域になっている。南東端の伊豆半島は火山活動と海面の上昇で形成されたリアス式海岸に山地が迫った地形である。伊豆半島の西側に広がる駿河湾岸は火山活動や造山運動により形成された山岳地帯を狩野川富士川安倍川大井川といった大河川の浸食作用で形成された小規模な平野が分断している。駿河湾の西側の遠州灘沿岸部および三河湾沿岸部は駿河湾岸より火山活動や造山活動の停止が比較的早かったため、海面の下降により形成された台地が広がっている。伊勢湾沿岸は木曽三川などの河川の堆積作用により、濃尾平野伊勢平野などの大規模な平野が広がっている。志摩半島から熊野灘沿岸はリアス式海岸となっている。
山地
主な山脈


山脈山地木曽山脈飛騨山脈飛騨高地両白山地伊吹山地鈴鹿山脈布引山地紀伊山地天子山地身延山地赤石山脈

主な山


茶臼山鳳来寺山恵那山御嶽山乗鞍岳焼岳穂高岳槍ヶ岳笠ヶ岳黒部五郎岳白山大日ヶ岳伊吹山御在所岳朝熊山大台ヶ原山天城山富士山間ノ岳塩見岳荒川岳(悪沢岳)・赤石岳聖岳光岳秋葉山

主な高原


高原美濃三河高原

河川
主な川


庄内川矢作川豊川木曽川長良川揖斐川神通川(河口は富山県)・庄川(河口は富山県)・石徹白川九頭竜川水系)・鈴鹿川雲出川櫛田川宮川熊野川木津川淀川水系)・狩野川富士川安倍川大井川菊川天竜川

湖沼
主な湖


湖沼浜名湖油ヶ淵

海岸
主な湾


三河湾伊勢湾駿河湾


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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