東映アニメーション
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1990年にフランスで規制が外れると『聖闘士星矢』(フランス題名;Les Chevaliers du Zodiaque(星座の騎士))から、テレビとマーチャンで一挙に大展開し[24]、『ドラゴンボール[注釈 5]が続き、海外市場を切り拓いていった[24]。それ以降も自社制作作品の日本国外への売り込みを積極的に行った。特に『UFOロボ グレンダイザー』、『キャンディ・キャンディ』、『ドラゴンボール』、『美少女戦士セーラームーン[注釈 6]は世界各国で放送され、日本のアニメ輸出に弾みをつけた[24][28][143]

東映および、東映と『仮面ライダー』から商品開発を連動させてきたバンダイ[144][145]等に莫大な利益をもたらした『パワーレンジャー』の仕掛人・ハイム・サバン[146][147][148]、『マジンガーZ』か[148]UFOロボ グレンダイザー』が[147]、フランスで初めて放送された際に、音楽の一部入れ替えが行われ[148]、これを担当したプロデューサーがフランス在住時のサバンで[148]、子どもを対象にしたビジネスは国を超えて全世界で商売になると見てとったサバンは[148]、アメリカ移住後も東映とビジネスを続け、東映の特撮番組を購入し[注釈 7]、全米ネットワークに挑戦したが、アメリカは子どもの教育問題や暴力シーンの規制が厳しく、何度も失敗しながら『パワーレンジャー』でようやく長年抱き続けた夢を果たしたものであった[147][148]。『パワーレンジャー』のベースとなった『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の「原型を残すから作り変えさせてくれ」というサバンからの要望を認めたのは、当時東映会長の岡田である[146][149]。また『パワーレンジャー』の1993年からのフォックス・テレビネットワークを通じての全米放映は、岡田と20世紀フォックスの長い間の協力関係が実を結んだもので[149][150][151][152][153][注釈 8]、1993年7月12日に、東映と20世紀フォックスとの間で、フォックス作品の長期間国内独占テレビ配給及びテレビ映画の共同製作に関る契約という東映国際化の一環として[100]、岡田が先行投資を締結した際の契約の一つであった[149][150][152][151]。フォックスとの共同会見で岡田は「これまでウチがFOX映画の数々のヒット作を独占的にテレビ配給して成功を収めてきた。この実績をもとに今回、FOXの全ての作品を配給する契約を結んだ。FOXの会長であり、最高責任者のマードックは7年前にお会いしたとき意気投合し、一緒に仕事をやろうと話し合った昵懇の仲で今回の契約が成立した。『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のアメリカでの放映も決まり、大いに期待されるだろう」などと話した[150]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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