東日本大震災
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役場旧庁舎:一部保存の方針[注 19]を検討。町長室があった部分は2014年4月から解体予定[429]。2014年6月4日、保存検討中である本庁舎以外の解体開始[430]。2016年12月、町議会の東日本大震災復興まちづくり特別委員会は、最終報告書に基づく意見書をまとめた。保存または解体すべきだとする見解を示さず、防災教育やまちづくりを進める中で、旧庁舎を含めて考えることを求めた[431]。
観光船「はまゆり」:既に解体されたが、復元のための寄付を集めている[432]。しかし、2019年の時点で集まった寄付額は必要額を大幅に下回り、模型展示や拡張現実(AR)などでの伝承を模索している[433]。
陸前高田市いずれも「高田松原津波復興祈念公園」エリアに位置する[434]。
奇跡の一本松:復元、保存
旧陸前高田ユースホステル:保存[434]
旧道の駅高田松原(タピック45):保存[434]
旧陸前高田市立気仙中学校:保存[434]
旧陸前高田市営定住促進住宅:保存[434]
宮城県
気仙沼市
漁船「第18共徳丸」:2013年10月24日解体終了[435]
旧気仙沼向洋高等学校校舎:2019年3月10日より「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」として一般公開[436]。
南三陸町
南三陸町防災対策庁舎:南三陸町は解体方針(事業の関係上2013年度末まで)であったが、宮城県の有識者会議終了(2014年度中)までは解体されないこととなった。その後2015年6月に、2031年までは県の施設とすることになった。2020年10月開設の南三陸町震災復興祈念公園の一部となっている。
高野会館(民間所有)[437][注 20]
南三陸311メモリアル:2022年10月1日にオープン。
石巻市
石巻市立大川小学校:2016年3月、石巻市は被災した大川小学校の旧校舎を存置という形でその全体を保存することとなった[438]。遺族の中には「校舎を見たくない」という意見もあるため周辺を公園化して植栽などで囲むことが検討されている[438]。2019年度より公園整備が開始され、周囲には桜を植林し、展示スペースを持った管理棟や、慰霊碑・花壇・芝生広場などが設置される[439]。2020年度末(2021年3月末)までの完成を目標としていたが[439]、延期を経て、2021年7月18日に一般公開された[440]。
石巻市立門脇小学校:校舎については震災遺構として部分的な保存が図られることとなった。保存場所は同校跡地および南浜地区に整備された復興祈念公園である石巻南浜津波復興祈念公園となった[441][442]。校庭は近隣の学校が運動場として使うために2013年時点、整備が進んでいる。校舎の整備は2019年度より開始され、校舎は中央部の6教室分以外は解体して残部は補強(観察棟を設けて内部は非公開)、特別教室棟と体育館を公開・展示スペースとする[439]。2018年12月時点では2020年度末(2021年3月末)までの完成を目標と報じられたが[439]、実際には約1年遅れた2022年4月に公開されることになった[443]。
女川町
旧女川交番:保存に向け2011年6月から寄付を募集。女川町では周囲も含めて「メモリアル公園」として整備する方針を定め[444]、2020年2月に整備工事が完工した[445]。
東松島市
JR旧野蒜駅
仙台市
仙台市立荒浜小学校[446]2015年5月保存決定[注 21][447]。2017年4月30日より一般公開開始。隣接して鎮魂モニュメント「荒浜記憶の鐘」が建てられているほか、津波で破壊された住宅6戸の基礎も震災遺構としている[448]。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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