聖母マリアの呼称について、「神の母」(生神女とも。ギリシア語では Θεοτ?κο?:テオトコス、直訳すると「神を産む者」)という呼称が早くから用いられてきたが、ネストリオスはこれを否定して、「キリストの母」(Χριστοτ?κο?:クリストトコス、直訳すると「キリストを産む者」)という用語が妥当であると提唱した。これは、キリストの位格は1つではなく、神格と人格との2つの位格に分離され、聖母マリアはイエス・キリストの人格においてのみの産み主であるという教理に基づくものであり、マリア神学というよりはキリスト論が根幹である。このネストリオスの教説は、エフェソス公会議において異端とされた。 イエス・キリストの神性と人性
両性説と単性説、合性説
樹形図(概略)キリスト教諸教派の成立の概略を表す樹形図。更に細かい分類方法と経緯があり、この図はあくまで概略である事に注意。
脚注^ 岩波キリスト教辞典P803
^ a b c d e "The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p168 - p169, ISBN 9780631232032
^ 東方正教会とアトス
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