東方教会
[Wikipedia|▼Menu]
東方典礼カトリック教会典礼奉神礼)形式はギリシャ正教や東方諸教会とほとんど同一であるが、ローマ教皇首位権を認めその傘下に入り、教義をローマ・カトリック教会と等しくする諸教会[2]
上記諸教会から異端とされるグループ現在では消滅したバルカン半島ボゴミル派や、ロシアモロカン派ドゥホボルなど[2]
教義「正教会#教義」も参照
「神の母」か「キリストの母」か

聖母マリアの呼称について、「神の母」(生神女とも。ギリシア語では Θεοτ?κο?:テオトコス、直訳すると「神を産む者」)という呼称が早くから用いられてきたが、ネストリオスはこれを否定して、「キリストの母」(Χριστοτ?κο?:クリストトコス、直訳すると「キリストを産む者」)という用語が妥当であると提唱した。これは、キリストの位格は1つではなく、神格と人格との2つの位格に分離され、聖母マリアはイエス・キリストの人格においてのみの産み主であるという教理に基づくものであり、マリア神学というよりはキリスト論が根幹である。このネストリオスの教説は、エフェソス公会議において異端とされた。
両性説と単性説、合性説

イエス・キリストの神性と人性についての解釈。カルケドン公会議で、両性説が正統・単性説が異端とされたが、その際に単性説派と見なされて分離した非カルケドン派正教会は、自らの教理を単性説ではなく合性論であると自認し、カルケドン公会議の裁定を不服とする。
樹形図(概略)キリスト教諸教派の成立の概略を表す樹形図。更に細かい分類方法と経緯があり、この図はあくまで概略である事に注意。
脚注^ 岩波キリスト教辞典P803
^ a b c d e "The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p168 - p169, ISBN 9780631232032
^ 東方正教会とアトス(長司祭長屋房夫によるページ)
^ 世界正教会(長司祭長屋房夫によるページ)
^Assyrian Church of the East
^ "The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p122 - p123, ISBN 9780631232032

関連項目

東西教会の分裂

正教会の教会機構一覧

教派別のキリスト教用語一覧

キリスト教諸教派の一覧

正教会ギリシャ正教

東方諸教会

非カルケドン派正教会

アルメニア使徒教会

シリア正教会

コプト正教会

エチオピア正教会


ネストリウス派

アッシリア東方教会

トマス派



東方典礼カトリック教会

典拠管理データベース: 国立図書館

イスラエル

アメリカ

チェコ


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:21 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef