路線図
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停留場・施設・接続路線
凡例
0.0SG01 三軒茶屋駅
0.3SG02 西太子堂駅
若林踏切 (環七通り)
0.9SG03 若林駅
1.4SG04 松陰神社前駅
1.9SG05 世田谷駅
2.2SG06 上町駅
2.7SG07 宮の坂駅 1945-
3.4SG08 山下駅
4.2SG09 松原駅 1949-
5.0SG10 下高井戸駅
世田谷線(せたがやせん)は、東京都世田谷区の三軒茶屋駅と下高井戸駅を結ぶ東急電鉄の軌道線である。
路線図や駅ナンバリングで使用される路線カラーは黄色、路線記号はSG[1]。 都電荒川線(東京さくらトラム)とともに東京都内に残っている軌道線であるが、全線が新設軌道となっており、都電とは違い、道路上を走行する併用軌道はない。約5 kmに10駅あり、駅間距離は全て1 km未満[2]。全区間を乗車した場合の所要時間は17 - 18分である。 東京都心方向へ向かう3つの私鉄の間を結んでおり(乗換駅は、京王線とは下高井戸駅、小田急小田原線豪徳寺駅とは山下駅、東急田園都市線とは三軒茶屋駅)、東急電鉄の鉄軌道路線で唯一、JR線(国鉄時代も含む)との接続や交差が全くない[注釈 2]。 環七通りと平面交差する西太子堂駅 - 若林駅間の若林踏切(西太子堂5号踏切)では、信号(鉄道信号)が道路と同期している。電車が来たら環七の交通を止めるのではなく、信号(交通信号)が変わるまで電車の方を待たせる仕様になっており、電車が信号待ちをする。踏切の種類としては若林踏切は第4種踏切とされている(踏切警報機・遮断機がなく、交通信号で道路交通を規制するタイプの踏切も第4種として分類されるため)。2007年頃の若林踏切 原則として乗務員は運転士と案内係の2名であるが、早朝深夜など一部時間帯では運転士のみの乗務(ワンマン運転)としている。この場合、ドア扱い等は運転士が行う。 2005年には、当線の運転士および案内係全員(69人)がサービス介助士の資格を取得した[3]。 列車種別は各駅停車のみで、原則として三軒茶屋駅 - 下高井戸駅間の全区間を運行する。ただし上町駅構内に車庫があることから朝夕に上町駅発着の区間列車が設定されている。また、毎年12月と1月の15日と16日に沿線の上町駅や世田谷駅付近で開催される「世田谷ボロ市」のイベント開催時は臨時ダイヤとなり、通常よりも列車の本数を増やして対応している。 運賃は全区間均一制で、2023年3月18日改定時点で大人160円・小児80円(ICカードも同額)である[4]。東急電鉄の鉄道各線とは別建ての線内完結の運賃制度であり、東急電鉄の他の路線との運賃通算・乗継割引制度や山下駅で接続する小田急線豪徳寺駅や下高井戸駅で接続する京王線との乗継割引はない。なお、東急が発行する回数券方式の株主優待乗車証では1枚で田園都市線に乗り継げるため、当路線からは乗車時に乗務員にその旨を伝えるか、田園都市線からの場合は降車時に三軒茶屋駅の有人改札で提示してから世田谷線改札の運賃箱に投入する。 一日乗車券として「世田谷線散策きっぷ」を発売している。当日券のみの発売で、大人340円・子供170円(2019年10月1日改定時点)[5]。下高井戸駅・三軒茶屋駅の駅窓口で発売されており、前記の駅以外から乗車する場合は乗車時に係員に申し出て1乗車分の運賃を現金で支払い精算券を受け取り、前記の駅で残額を精算して購入することができる。また、「横濱中華街旅グルメきっぷ」や「東急線・東急バス一日乗り放題パス」、「東急線ワンデーパス」(東急全線1日乗車券、旧称「東急ワンデーオープンチケット」)は当線も乗車可能だが、これらの乗車券(「おトクなきっぷ」)は当線各駅では発売していないため、乗車時に乗務員(下高井戸駅は駅係員)に「おトクなきっぷ」を三軒茶屋駅で購入する旨を申し出て運賃を支払い「乗車券購入票」を受け取り、田園都市線三軒茶屋駅の窓口で「乗車券購入票」を提示することで差額で購入が可能である[6]。
概要
路線データ
路線距離(営業キロ):5.0 km
軌間:1,372 mm
複線区間:全線[注釈 3]
電化区間:全線(直流600 V)
閉塞方式:軌道法によるため閉塞装置なし[注釈 1]
保安装置:軌道信号に連動した車内警報装置
最高速度:軌道法により40 km/h
運行形態
運賃
Size:83 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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