東京都
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1964年には第18回オリンピック競技大会が開かれ、2021年にも再び東京都を開催都市として、第32回オリンピック競技大会が開催された[注釈 18]。この2021年オリンピックやそれに続く2020年東京パラリンピックでは新宿区と渋谷区に建設された国立競技場をメインスタジアムとし、1964年大会で整備された各施設の再利用に加えて臨海地区の各施設、調布市東京スタジアム(味の素スタジアム)や隣接する武蔵野の森総合スポーツプラザに新設された各施設も使用された。

また、2025年には第18回オリンピック競技大会や第32回オリンピック競技大会で使用された各施設を活用し、第25回デフリンピック競技大会が開催される予定。
野球

日本野球機構(NPB)では2021年時点でセントラル・リーグ読売ジャイアンツ東京ヤクルトスワローズの2チームが東京都区部をフランチャイズとし、特に文京区東京ドームを本拠地とする読売ジャイアンツは墨田区出身の王貞治が同じく中心選手の長嶋茂雄とともに1965年から1973年までの9年連続で日本一になった実績や過去の地上波テレビ中継の影響などから全国的な人気を得ている。
サッカー

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)ではFC東京東京ヴェルディ1969が上記の東京スタジアム(味の素スタジアム)を共に本拠地として東京都全域をホームタウンとする他、町田市限定での活動を行うFC町田ゼルビアが加盟するなど、全体として多摩地域での活動が盛んになっている。
相撲

競技としては古代以前、現行組織としても江戸時代の18世紀に起源を持つ国技大相撲は1925年に東京側(江戸相撲)が大阪側(上方相撲)を統合して日本相撲協会を発足させてから唯一の全国組織となり、紆余曲折を経て1984年には墨田区に現在の両国国技館を自己保有で建設している。
その他のスポーツ

日本オリンピック委員会、かつての日本体育協会が改称した日本スポーツ協会、および同協会に加盟するスポーツ競技組織は大半が東京都区内に本部を置いており、第18回オリンピックが行われた1964年からは岸記念体育会館(2019年閉鎖)、第32回オリンピックを控えた2019年からはJAPAN SPORT OLYMPIC SQUAREと、いずれも渋谷区内の施設に集約されている[注釈 19]
出身関連著名人「東京都出身の人物一覧」を参照「名誉都民」を参照
作品
東京都を舞台にした作品「東京を舞台とした漫画・アニメ作品一覧」、「東京を舞台とした文芸作品一覧」、および「東京を舞台とした映画作品一覧」を参照
シンボル
紋章・旗

1889年 (明治22年) 12月に東京市会で市の紋章として決定されたものを、1943年 (昭和18年) 7月1日の都政施行の際に東京都が引き継いだ。デザインとしては、太陽を中心に六方に光が放たれている様子を表しており、東京の発展を願ったものであり、日本の中心としての東京を象徴している[58]1964年 (昭和39年) に都章を中央に配した東京都旗が制定された。「東京都旗」を参照
シンボルマーク東京都シンボル旗。シンボルマークは1989年(平成元年)に旧東京市の成立100周年を記念して同年6月1日に制定。同年9月30日にはシンボル旗を制定した。「東京都の頭文字の「T」を中央に秘めている[58]」と解説されている。

東京都の「T」を中央に秘めているということであり、都の木であるいちょうの葉を象ったというわけでないという。「東京都シンボルマーク」を参照
ロゴマーク

東京都のブランド戦略の一環として2015年 (平成27年) 10月に当時の都知事舛添要一によって「&TOKYO」のロゴマークが策定された。アメリカ合衆国のニューヨーク市の「アイ・ラブ・ニューヨーク」などに並ぶロゴマークとすることを企図している。茜色藤色支子色松葉色縹色の5つの伝統色で伝統と革新が融合する東京の歴史と多様性を表現しており、「&」の前に様々な言葉を入れることで、東京で活躍する様々な人々が東京の魅力や価値、東京への想いやそれぞれの活動を表現できることをコンセプトとしている。しかし、翌2016年 (平成28年) に知事に就任した小池百合子肝いりの有識者会議「東京ブランドの在り方検討会」は28億円費やした割に浸透していないとしており、小池は見直しを示唆している[59][60]

東京都の歌として、1947年 (昭和22年) に東京都歌が定められた。一般公募された6,532作の中から原田重久の詞が選定され、この作詞に対する作曲の公募において加須屋博の曲が選ばれた[61]。「東京都歌」を参照
花・木・鳥

東京都の花は、1984年 (昭和59年) 6月に「都の花選考会」に決定されたソメイヨシノである。ソメイヨシノは江戸末期から明治初期にかけて染井村の植木職人がヤマザクラの品種を改良したものとされる[61]

東京都の木は、イチョウである。東京の木選定委員会で選定したケヤキ、イチョウ、ソメイヨシノの三種について都民の一般投票を行い、1966年 (昭和41年) 11月14日に都の木としてイチョウが発表された。古代植物の生き残りとされ、日本と中国の一部だけに現存し、公害や火にも強いため、街路樹としても使われている[61]

東京都の鳥は、ユリカモメである。鳥獣保護及び狩猟に関する法律(現・鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)に基づく東京都鳥獣保護事業計画第六鳥獣保護事業の啓発に関する事項の都民の鳥の指定により、1965年 (昭和40年) 10月1日に決定。ユリカモメは古来から詩歌や絵画の題材となり、ミヤコドリ(都鳥)の通称で知られる[61]

新宿御苑のソメイヨシノ

聖徳記念絵画館前のイチョウ並木

ユリカモメ

記念日

都民の日(10月1日)は、1898年 (明治31年)の市制特例廃止による東京市発足の日(10月1日)にちなみ1952年 (昭和27年) に制定。都民の日条例によれば、「東京都民がこぞって1日の慰楽をともにすることにより、その自治意識を高揚し、東京都の発展と都民の福祉増進を図る」ことが目的とされる[61]

東京都平和の日(3月10日)は、1990年 (平成2年) に制定。東京都平和の日条例前文は、「多数の都民が犠牲となった第二次世界大戦の悲惨を我々は忘れることはできない」とし、「平和は、都民すべての願いである。東京都は、平和国家日本の首都として、世界の都市と連携し、文化交流の推進に努め、人々の相互理解に立脚した国際秩序の形成と恒久平和の実現に貢献する責務を深く認識し、戦争の惨禍を再び繰り返さないことを誓う」としている[61]


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