東京都交通局6500形電車_(鉄道)
[Wikipedia|▼Menu]
2023年3月相鉄新横浜線東急新横浜線の開業により、東急目黒線を含む三田線利用者の増加が見込まれることから混雑緩和のため8両編成化する方針が決まり、多様な環境および質の高いサービスを提供するため[4][5]6300形以来22年ぶりに導入された車両である[6][3]。2022年度グッドデザイン賞を受賞[7]

デザインの基本構想は「スマート+コンフォート」をコンセプトとして、三田線の認知度や魅力の向上を目指し、車両部門以外の部署を含めて構成された検討チームにより検討を進めた[4][5]。車内外ともに、長年愛される様に無駄がなく、機能美を感じさせられるものに仕上げている[4][5]

調達に当たっては2018年7月に指名競争入札が行われ、全13編成、計104両分の製造を近畿車輛が134億円(消費税抜き)で請け負うことになり[8]2020年(令和2年)11月に1編成が納入された[9][10]。2022年度末までに順次13編成を投入し[6]、6300形1・2次車を順次置き換えた[11]
車両概説
車体

アルミニウム合金を使用したダブルスキン構造で、大型の押出形材を入熱量が少なく、歪みを低減しながら深い溶け込み、高い強度が得られる「レーザー・MIGハイブリッド溶接」で組み立てている[12][13]。先頭の構体もアルミニウム合金を使用した骨皮構造とし、必要な箇所に強度・剛性を確保している[12][13]。なお、本型式は都営地下鉄では12-600形以来のアルミ車体となった(三田線の車両では初)。

断面は軒部形状を兼用する工夫をすることで、側面が垂直に立ち上がるフラットな構成としている[14]。床面高さはホームとの逆段差が生じないようにするため、1,130 mmとして、加えて乗降口沓摺り部を車両限界の3 mm以内とすることで、乗降時の段差や隙間を少なくするように設定している[14]

エクステリアは、移動を担う都市の一部としての存在感を表現するため、全体的にスマートな造形とし、先頭部においてもシンプルな箱形としている[4][5]

なお、相模鉄道直通対応の準備工事として、転落防止幌の準備工事がされている[15]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:66 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef