東京証券取引所
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売買注文1件あたり2?3秒から5ミリ秒程度に短縮され[24]、2010年1月の実績処理速度は平均2ミリ秒[25]、2015年のリニューアル前の段階で1ミリ秒[16]人間の目視や反応時間を超える高速取引は、機関投資家デイトレーダーの行動に影響も懸念される[26]

2015年9月24日に arrowhead がリニューアルし、注文応答時間は0.5ミリ秒 (ms)[16] になった。サーバー間は InfiniBand で接続し、FUJITSU Software Primesoft Server にてメモリ上のデータの同期を行っている。データベースはソリッドステートドライブ上に構築した、FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX for HA Database になった。オペレーティングシステムRed Hat Enterprise LinuxMicrosoft Windows Server

2019年11月5日に arrowhead がバージョンアップし、注文応答時間は0.2ミリ秒、情報配信時間は0.5ミリ秒になった。FUJITSU Server PRIMERGY RX2540 M4 の400台構成[27]
システム提供先

東証が開発・維持保守を担うarrowheadについては、東証の立会売買において使用されるだけでなく、2019年現在、下記金融商品取引所でも使用されている。

名古屋証券取引所[28]

札幌証券取引所[29]

福岡証券取引所[30]

注文件数の最大処理能力

1日当りの最大処理能力はシステムのリニューアルの度に以下のように増やしているが、能力限度が近い場合は取引が停止される。

1982年1月23日 - 注文受付件数が10万件
[20]

2006年1月30日 - 注文受付件数が1200万件、約定件数が500万件[31]

2006年11月6日 - 注文受付件数が1400万件、約定件数が840万件[32]

2010年1月4日 - 注文件数1億3700万件[16]

2015年9月24日 - 注文件数2億7000万件[16]

コロケーションサービス

2010年1月より arrowhead ともに、arrowhead との通信時間を短くするべくコロケーションサービスを提供し[33][34]、これにより高頻度取引(高速取引)に対応した。通信時間は片道15.7マイクロ秒[35]
システム障害

2001年平成13年)

6月12日 - ソフト99コーポレーション株が上場時に終日取引停止。


2005年(平成17年)

11月1日 - コンピュータプログラムミスにより、全上場銘柄の取引を一時停止。

12月8日 - みずほ証券の誤発注したジェイコム株の注文を取り消せず、ジェイコム株大量誤発注事件となる。


2006年(平成18年)

1月18日 - ライブドア事件で大量の売り注文に対し、リアルタイム処理が追いつかず、全銘柄取引停止。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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