東京急行電鉄
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東横線と相互直通運転を実施していた当時、日比谷線は北千住駅から先、東武伊勢崎線東武動物公園駅まで[注釈 54] 相互直通運転を実施しているが、東武動物公園駅から日比谷線を介して東横線まで乗り入れる3社(東武・東京メトロ・東急)直通列車は設定されておらず、東武の車両も中目黒駅までしか乗り入れない。逆に、東急の車両も北千住駅から先の東武線内には乗り入れなかった。

日比谷線との営業列車の相互直通運転は、2013年3月15日をもって廃止された。日比谷線直通列車の運行枠は、渋谷・副都心線方面の列車に置き換えられた。ただし、営業列車の直通運転廃止後も、鷺沼車両基地に向かう日比谷線の車両の回送列車が入線することがある。



共同使用駅の管理

渋谷駅中目黒駅横浜駅目黒駅は他社接続の共同使用駅であるが、東急がこれら全ての駅を管理している。

東急新横浜線の起点となる新横浜駅は、相模鉄道と2社共同で管理する。

田園都市線の渋谷駅は、1977年(昭和52年)4月7日の同駅 - 二子玉川園(現・二子玉川)駅間の新玉川線開業当初は東急が管理していたが、新玉川線(後に田園都市線)と半蔵門線の相互直通運転が始まる1978年(昭和53年)8月1日から2007年(平成19年)12月1日までは、営団地下鉄(後に東京メトロ)が管理していた。

東横線の渋谷駅についても、東横線と副都心線の相互直通運転が始まる前の2008年(平成20年)6月14日の副都心線開業当初から東急が管理している。これは、副都心線建設時に既に東横線との相互直通運転が決定していたことと、同一構内にある田園都市線の渋谷駅と一体的に管理するためである。
事業中の区間

東京メトロ副都心線方面との相互直通運転開始に伴い、10両編成の列車が停車できるようにするため、特急・通勤特急・急行停車駅ではホーム延伸工事を行った。

大井町線大井町駅 - 二子玉川駅間改良工事

大井町線内でも急行運転するためのホーム延伸工事ならびに待避線新設工事。これらはほぼ完了しているが、等々力駅では計画中である地下化工事が諸事情により未着工である(詳しくは「等々力駅#地下化計画について」を参照)。


廃止路線

部分廃止や前身会社の路線も含む。特記がない路線は地方鉄道法鉄道事業法による鉄道。廃止日は最終営業日の翌日。

玉川線(軌道):渋谷 - 二子玉川園(現・二子玉川)(9.1 km) - 1969年5月11日廃止

天現寺橋線(軌道):渋谷 - 天現寺橋 (2.7 km) - 1948年3月10日東京都に譲渡

中目黒線(軌道):渋谷橋 - 中目黒 (1.4 km) - 同上

砧線(軌道→鉄道に変更。実態は玉川線と同規格):二子玉川園 - 砧本村 (2.2 km) - 1969年5月11日廃止


新奥沢線:雪ヶ谷(現・雪が谷大塚) - 新奥沢 (1.4 km) - 1935年11月1日廃止

東横線横浜 - 桜木町 (2.0 km) - 2004年1月31日廃止

経営移管路線詳細は「大東急」を参照

1948年までのいわゆる大東急時代には以下の路線も運営していた。同年(厚木線は1947年)にそれぞれ以下の会社に移管された。

京王帝都電鉄(第一会社)へ

元・京王支社所属

京王線京王新宿駅 - 東八王子駅調布駅 - 京王多摩川駅多摩川支線

御陵線(休止のまま移管し1964年に廃線):北野駅 - 多摩御陵前駅


元・渋谷支社所属

井ノ頭線:渋谷駅 - 吉祥寺駅代田二丁目駅 - 世田谷代田駅代田連絡線



小田急電鉄(第二会社)へ

元・新宿支社所属

小田原線:新宿駅 - 小田原駅稲田登戸駅 - 登戸駅(登戸連絡線)

江ノ島線相模大野駅 - 片瀬江ノ島駅



京浜急行電鉄(第三会社)へ

元・品川支社所属

品川線(京浜線)[注釈 55]品川駅 - 横浜駅京浜川崎駅 - 桜本駅大師線)、京浜蒲田駅 - 穴守駅穴守線


元・横浜支社所属

湘南線:横浜駅 - 浦賀駅金沢八景駅 - 湘南逗子駅逗子線)、横須賀堀内駅 - 湘南久里浜駅久里浜線



相模鉄道へ(線路保有は相模鉄道のままで、経営のみ受託していた)

元・相模支社所属

厚木線:横浜駅 - 海老名駅相模国分駅 - 厚木駅


小田急、京王、京急、相鉄が独立したので、東急に残る被合併側の路線は田園都市線の一部(渋谷駅 - 溝の口駅間が買収路線の高速化)、世田谷線、池上線のみである。
未成路線

新宿線:渋谷 - 新宿(計画中止)

泉岳寺線桐ヶ谷戸越銀座 - 大崎広小路間) - 泉岳寺(計画中止)

新奥沢線:新奥沢 - 国分寺(計画中止)

成城学園線:自由が丘 - 成城学園前(計画中止)

砧線:砧本村 - 和泉多摩川

有楽町線:渋谷 - 有楽町(武蔵電気鉄道時代に失効)

麻布線:祐天寺 - 広尾現天寺 - 麻布二ノ橋(東横線の起点付近の当初計画。東京横浜電鉄時代に失効)

徳持線:荏原中延 - 池上徳持(東京横浜電鉄時代に失効)

大森線池上 - 大森(池上線の本来の計画。池上電気鉄道時代に失効)

白金線五反田 - 白金(池上線の延長。池上電気鉄道時代に失効)

路線名称変更・区間変更

廃止日は最終営業日の翌日。

1963年10月11日 - 大井町線を田園都市線に改称。

1969年5月10日 - 玉川線のうち渋谷 - 二子玉川園(現・二子玉川)間を廃止、残存区間である三軒茶屋 - 下高井戸間を世田谷線に改称。

1979年8月12日 - 新玉川線の営団半蔵門線との相互直通運転開始に伴い、田園都市線と新玉川線の相互直通運転開始。同時に、田園都市線から旧・大井町線区間のうち、二子玉川園 - 溝の口間を除く区間を大井町線として再分割。

2000年8月6日 - 目蒲線の営団南北線・都営三田線との相互直通運転の開始(9月26日)および多摩川駅 - 武蔵小杉駅間複々線化に伴い、目蒲線を目黒線(目黒駅 - 多摩川駅 - 武蔵小杉駅、ただし田園調布駅 - 武蔵小杉駅は正式には東横線の複々線扱い)と東急多摩川線(多摩川駅 - 蒲田駅)に分割。同時に相互直通運転を行っていた田園都市線と新玉川線を田園都市線に名称統合。

2004年1月31日 - 横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転開始に伴い、東横線のうち横浜駅 - 桜木町駅間を廃止。


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