東京大学
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明治維新直後に政府は旧幕府直轄だった昌平坂学問所開成所、医学所を統合して大学校を建設した[23]。紆余曲折を経て1871年(明治4年)に大学本校(旧:昌平坂学問所)が廃止され、開成所は南校、医学所は東校に改称[23]。その後、東京開成学校東京医学校への改組を経て1877年(明治10年)4月12日に至って合同することになり、文部省所管の官立東京大学が創設された[24]。この4月12日は現在「東京大学記念日」となっており、この日に入学式が行われている。当初は4学部と予備門を持ち、生徒数1,600人ほどの専門教育・普通教育機関であった[24]。日本で初めての近代的な大学とされる。

1886年(明治19年)3月2日[25]帝国大学令によって帝国大学と改称するとともに、工部大学校を吸収合併して法、理、医、文、の5分科となった。逆に予備門は分離して第一高等中学校となった[24]。1890年(明治23年)に東京農林学校を吸収合併し、農科大学が設置された[24]

1897年(明治30年)6月22日[25]には京都帝国大学創設により東京帝国大学に改称[24]。1919年(大正8年)の大学令による改革で学部制が採用され、この際に経済学部が新設された[24]

第二次世界大戦後の1947年(昭和22年)9月30日[25]に東京大学へ改称し、1949年(昭和24年)5月31日[25]新制国立大学に転換された。この際に第一高等学校東京高等学校を吸収合併し、それぞれ教養学部教育学部となった[24]。1953年(昭和28年)4月[26]に大学院が設置され、1958年(昭和33年)4月[26]薬学部が新設された[24]。詳細な歴史は下記年表を参照のこと。
年表
明治「東京大学 (1877-1886)」も参照加藤弘之(旧東京大学初代綜理・帝国大学第2代総長)渡辺洪基(帝国大学初代総長)浜尾新(帝国大学第3代・東京帝国大学第8代総長)外山正一(帝国大学第4代総長)菊地大麓(東京帝国大学第5代総長)山川健次郎(東京帝国大学第6代・第9代総長)

1877年(明治10年)4月12日 東京開成学校東京医学校が合併し「東京大学」が設立された[注釈 5]

1878年(明治11年)12月 文部省、東京大学に学位(学士号)の授与権を与える。

1879年(明治12年)

4月 東京大学の授与する学士号を法学士理学士文学士医学士製薬士とする。

7月 3学部、第1回学位授与式を挙行。


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