東京創元社
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1990年から鮎川哲也賞1994年から創元推理短編賞(現在のミステリーズ!新人賞)を主催し[8][9]芦辺拓加納朋子近藤史恵愛川晶北森鴻大倉崇裕加藤実秋梓崎優美輪和音らを輩出。

また2007年より国内SFの旧作の刊行を始め、2009年からは新たな日本SFの書き手を発掘する創元SF短編賞を主催し[8]松崎有理高山羽根子宮内悠介酉島伝法らを輩出している。

創立当初カラーテーマミステリ、SF、ファンタジー、ホラーを主力としていたが、2022年から一般文芸の取り扱いも開始した[10]

小説以外には漫画や画集を出版している。

ノンフィクションも取り扱っており、ミステリやSFのガイドブック、囲碁のレーベル「碁楽選書」がある。

文庫本は、天(本の上部)のみ化粧裁ちせずに残す天アンカット方式を採用している。
創立60周年

1954年に東京創元社が創立してから2014年で60周年を迎えた[11]。それに先がけて、60周年記念キャラクターが2013年10月に誕生した。キャラクターデザインイラストレーターの加藤木麻莉。キャラクター設定は、黒毛に青い目のの子猫で、であるがウサギのふりをしている。2013年10月4日から11月4日を募集期間としてキャラクター名が公募され、11月15日に「くらり」に決まった。これは東京創元社の「創」の字を「倉+?」と分解して読んだもの[12][13]。当初60周年記念のみのキャラクターの予定だったが、好評を得て翌2015年、東京創元社公式キャラクターとなった[14]

4月、創立60周年記念として、創元ファンタジイ新人賞の募集を開始[15]
沿革

1948年 - 創元社から同じ名前の創元社で独立(のれん分け

1954年 - 株式会社東京創元社発足、社長は小林茂(1902年 - 1988年)

1956年 - 「世界推理小説全集」全80巻刊行開始、「世界大ロマン全集」65巻刊行開始

1957年 - 「現代推理小説全集」全15巻刊行開始( - 1958年)

1958年 - 「クライム・クラブ」全29巻刊行開始、「世界恐怖小説全集」全12巻刊行開始

1959年 - 「創元推理文庫」創刊 第1回「バルザック全集」全20巻刊行開始、「アルセーヌ・リュパン全集」全12巻刊行開始

1960年 - 「世界名作推理小説大系」全29巻刊行開始

1961年 - 株式会社東京創元社倒産

1962年 - 株式会社東京創元新社として再興。債権者の浅野剛(金羊社)が社長となる

1963年 - 「創元推理文庫」にSF部門を創設(現在の「創元SF文庫」)、「ポオ全集」全3巻刊行開始。浅野が死去、里吉力雄が社長となる

1966年 - 秋山孝雄(1913年 - 2000年)が社長となる。

1968年 - 「名作歌舞伎全集」全25巻刊行開始

1970年 - 株式会社東京創元社に名を戻す(負債の整理が完了したため)

1974年 - 「ヴィリエ・ド・リラダン全集」全5巻刊行開始

1980年 - 「ジャン・コクトー全集」全8巻刊行開始 (このころ平松一郎社長)

1984年 - 「日本探偵小説全集」の刊行開始。全12巻(- 1996年)。編集委員に北村薫

1988年 - 「鮎川哲也と十三の謎」全12巻刊行開始(- 1989年、第13巻は未刊行)


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