航空連合に加盟はしていなかったが、ノースウエスト航空やKLMオランダ航空とマイレージ提携を行っていたほか、後期にはコンチネンタル航空との間でもマイレージ提携に向けた交渉が始まっていた。併せて東急グループ傘下の東急ホテルズや東急リゾート、東急TOPカード(現「TOP&カード」)などとも提携していたのが特徴で、他社と比べ、異業種との提携も多かった。
また、マイルの有効期限が他の2社に比べて長いことや、貯めたマイルは誰でも使用可能なこと、他社との競争が熾烈な幹線で多くマイルが貯まる点も特徴とされ、1999年時点で約180万人の会員を有していた[25]。
「JASマイレッジサービス」(JMS)は、2002年10月の日本航空との経営統合に伴い、2003年4月1日付で「JALマイレージバンク(JMB)」に統合され、消滅した。なお、「JASマイレッジサービス」の会員は希望者のみJMBに移行できた。新たな会員番号とJMBの従来の会員登録との統合については、JMBを参照。 他の国内大手2社同様に夏季には沖縄・奄美群島キャンペーンや北海道キャンペーンを実施したほか、他の寄港地や貨物部門での広告キャンペーンも行われた。また、1990年頃、「ハートフルJAS」というコピーが用いられた時期に和田アキ子、ホノルル線就航時に中村吉右衛門といった著名人をテレビCMに起用したこともあった。 設立当初から東京急行電鉄(法人としては現在の東急株式会社)が大株主であり、東急グループとの結びつきが強く、事実上は同グループの1社だった。しかし1990年代のバブル崩壊に伴い東急グループ全体が深刻な経営不振に陥り、一傘下企業の経営不振の解消にまで手が回らなかった。このことが、同社が経営不振から立ち直れないまま、日本航空との経営統合に至った原因のひとつとみられている。 他の大株主としては近畿日本鉄道(法人としては現在の近鉄グループホールディングス)[2]、不二サッシ、三井物産、野村証券、富士火災海上保険、東京生命保険、東京海上火災保険、日本航空および国内主力銀行(メインは、経営統合前の日本航空と同様に日本興業銀行としていたことから、この流れでみずほコーポレート銀行であった)などだった。
広告
キャンペーンガール
鰐淵晴子(1960年代・日本国内航空時代)
ジョディ・マッケンジー(1979年)
稲光朱火(1980年)
石川優子(1981年/歌手・石川優子とは別人)
松本真実(1983年)
財前直見(1984年)
ジーナ・ナナ(1985年)
シェリー・アサンシオン(1986年)
武市幸子(1987年/俳優・高松英郎の長女)
西田ひかる(1988年)
坂井泉水(1989年/'89フルロードキャンペーン/蒲池幸子名)
坂井泉水(1989年/JASカーゴ/蒲池幸子名)
坂井泉水(1990年/JASカーゴ/蒲池幸子名)
及川麻衣(1991年)
川島令美(2000年 - 2001年)
その他
和田アキ子(1990年/ハートフルJAS)
中村吉右衛門(1991年/ホノルル線就航)
平賀雅臣(1997年/レインボーセブン就航)
山口智子(2001年/バースデー割得)
山口智子(2001年/ウルトラ割得)
山口智子(2002年/ウルトラ割得ジャンプ)
沢田研二・田中裕子(2002年/結婚記念日割得)
メディア関連
テレビドラマ「西部警察」の地方ロケでは、渡哲也扮する大門団長の移動手段として毎回、TDA機が登場している[26](東亜国内航空時代)。
「太陽にほえろ!」、「Gメン`75」の北海道ロケ、「大江戸捜査網」の長崎ロケ、「誇りの報酬」の北海道、長崎ロケでも協力した(同)。
WANDSの8枚目のシングルである「世界が終るまでは…」のPVは、羽田空港の日本エアシステムの格納庫で撮影され、その後半には当社のA300型機が映し出されていた。
映画「釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!」では撮影に協力しており、日本エアシステムの機材が登場していた。
ジブリ映画「海がきこえる」では高知空港のシーンで日本エアシステムのカウンター風景が描かれていた。
2時間ドラマ「スチュワーデス刑事」は日本航空の乗務員が主人公であったが、経営統合直後に放送された第8作「ドバイ?東京8千キロ・列島縦断グルメツアー殺人事件」では、統合後の日本エアシステムの機材と乗務員も登場していた。
株主JASラッピングの東急バス