東トルキスタン・イスラム運動(ひがしトルキスタン・イスラムうんどう、Eastern Turkistan Islamic Movement、略称ETIM)は、中華人民共和国からの東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)の分離独立を主張するイスラーム過激派組織である。 1997年にアブドゥカディル・ヤプチャン
概要
綱領の中の行動目標や行動指針には、ジハード敢行の為のムスリムトルキスタン人青年への訓練実施や、ジハードの対象として軍人、役人、政治家、経済人の如何を問わない、東トルキスタンでは中国人移住者こそが非合法である、と定めている[9]。同じイスラム教を信仰する回族のイフワーン派(ムスリム同胞団と同じ名前だが、別の集団)に対しても中国政府に従順であるとして敵対している[10][11]。
2002年9月11日、国際連合によって「テロ組織」と認定された[12]。中国政府は2003年12月にTIPをETIMとしてテロ組織に指定した[13]。欧州連合[14]、キルギス[15]、カザフスタン[16]、ロシア[17]、アラブ首長国連邦[18][19]、イギリス[20][21]、アメリカ合衆国(2020年に指定解除)[22]、パキスタン[23]などもテロ組織に指定した。 2003年10月2日、ハッサン・マフスームがパキスタン領内のアフガニスタン国境近くでアルカーイダ掃討作戦中のパキスタン軍によって殺害された[24]。 2005年7月、トルコでの集会で北京オリンピックと上海国際博覧会の阻止を表明。同年9月、天山獅子隊が戦闘宣言を発する。 2007年1月5日、中国公安当局がETIMの訓練キャンプを攻撃。
近年の動向