声種はアルト[6]。魅力的な低音の声を特徴としている[17]。
吹き替えでは創生期より活動しており、モーリン・オハラなどのクール・ビューティーな女優に多く起用された。
ナレーターとしては『演歌の花道』や『いつみても波瀾万丈』、一連の大映ドラマなどで聴かせた独特な語りが来宮節と呼ばれ、高い人気を得た[9][18]。また、オカルト系統の番組のナレーションはほぼ独擅場と言っていいほど多く担当していた[11]。
父は開業医で明治の人物だったことから、娘には当然厳格であり、宝塚歌劇団も見たことがなかった[3]。 『演歌の花道』のナレーションについて来宮は、開始時における他の演歌番組のナレーターはほぼ男性だったことから取り組み方に試行錯誤したという[9]。また、構成作家の曽我部博士による台本は普段口にしない言葉や文体、表現方法に悩む文が多く、苦労すると語る一方で「台本を生かすため一字一句変えずやっていますが、このようなひっかかりのある文句を語るところに独特の味が生まれてきたのではと思っています」と述べている[9]。後に同番組は来宮の代表作の一つとなり、放送終了後に再放送が決定した際は「本当に嬉しいこと。今でもタクシーに乗ったりすると『演歌?の人ですか?』って聞かれるの。またレギュラーで復活できればいいな」とコメントしていた[19]。 吹き替えで印象に残っている作品には、初めて老け役を担当したことから『アンタッチャブル』を挙げている。 『地獄先生ぬ?べ?』でオープニングナレーションを担当したのは、来宮がオカルト系統の番組のナレーション多く担当していたことからの縁であった[要出典]。 後任役名・役職作品・番組名初担当 全てナレーションでの出演。
エピソード
後任・代役
杉本るみナレーション『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』2013年8月頃
『世界ナゼそこに?日本人』不明
『演歌の花道』2014年新春スペシャル以降
『信長のシェフ』第2シリーズ
近藤サト『世界の怖い夜!』2013年7月24日放送回
榊原良子2013年12月21日放送回
上村典子2015年12月26日回
寺瀬今日子2014年7月16日放送回以降
塩田朋子ドロシー『紳士は金髪がお好き』追加収録部分
出演作品
テレビドラマ
松本清張シリーズ『厭戦』(1966年1月4日、関西テレビ系)
火曜サスペンス劇場・火曜サスペンスクイズ(日本テレビ系)
ライオン奥様劇場『未亡人有希子
スケバン刑事シリーズ(東映・フジテレビ系)
スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説(1985年11月 - 1986年10月)
スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇(1986年10月 - 1987年10月)
大映ドラマ 各作品(大映テレビ・フジテレビ系)
ヤヌスの鏡(1985年12月 - 1986年4月)
花嫁衣裳は誰が着る(1986年4月 - 10月)
このこ誰の子?(1986年10月 - 1987年3月)
アリエスの乙女たち(1987年4月 - 9月)
プロゴルファー祈子(1987年10月 - 1988年4月)
大忠臣蔵(1989年1月、テレビ東京系)
続続・三匹が斬る! 第17話「花嫁の首恋しや妖怪鬼八」(1990年5月31日、テレビ朝日系) - 老婆の声
Vの炎(1995年10月 - 11月、フジテレビ系)
凄絶!嫁姑戦争 羅刹の家(1998年4月 - 1998年6月、テレビ朝日系)
水曜女と愛とミステリースタート予告CMのみ(2001年1月 - 2005年3月、テレビ東京系)
女優・杏子(2001年1月 - 3月、東海テレビ制作、フジテレビ系)
OL銭道(2003年4月、テレビ朝日系)第1話
愛の劇場『聞かせてよ愛の言葉を』(2005年2月 - 4月、TBS系)
天下騒乱?徳川三代の陰謀(2006年1月、テレビ東京系)
新春歴史スペシャル『知られざる幕末の志士 山田顕義物語』(2012年1月2日、MBS・TBS系)
信長のシェフ(2013年1月 - 3月、テレビ朝日系)
映画
きんぴら(1990年12月22日)
テレビアニメ
1965年
W3(星兄弟の母)
1966年
鉄腕アトム (アニメ第1作)
宇宙エース
1967年
マッハGoGoGo(三船アヤ)
リボンの騎士(ヘル夫人)
1968年
サスケ(楓)
佐武と市捕物控(1968年 - 1969年、小いな、おまき)
1971年
さすらいの太陽(野原道子)
1972年
デビルマン(エバイン[20][21])
1979年
ベルサイユのばら(デュ・バリー夫人)
ドラえもん(テレビ朝日版第1期)(市民)
1980年
フウムーン(モーズ)
1981年
銀河鉄道999(プロメシューム)
新竹取物語 1000年女王(ナレーション)
1983年
イタダキマン(グバーナ〈バグーン〉)
1986年
青春アニメ全集・怪談(二位の尼)