行政文書等で一括して表現する場合は「農山漁村」と呼ぶ。列村(ドイツ)散村(砺波平野)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
形状別分類
集村
家屋が数十軒から数百軒集まっている村落。以下のような種類がある。(詳しくは集村を参照。)
塊村
家屋が不規則に塊状に分布している集落。西南日本でよく見られる。
列村
家屋が自然堤防や山麓の湧水線に沿って、列状に分布している村落。
例:三依、栄村、井川、水窪。
路村
家屋が道路に沿って列状に分布している村落。開拓地などに見られる。農業主体である[2]。
例:泰阜、里美。
街村
家屋や商店が、道路に沿って列状に分布している村落。路村よりも道路への依存度が高く、商業主体である[2]。後の時代に地方都市の地位を得た街村もある[2]。
例:矢祭、広野。
円村・環村
中央の円形・楕円形の広場を取り囲んで、家屋が環状に分布している村落。ヨーロッパの中世の開拓集落でよく見られる。
散村 ・ 散居村
家屋が一軒ずつ分散している村落。北陸地方の砺波平野、山陰の出雲平野、北海道の屯田兵の開拓地、アメリカやカナダのタウンシップ制による村落が知られている。成立の背景はそれ違うが、政策によって成立した所が多い[3]。
関連書籍
矢嶋仁吉『集落調査法』1958年初版
脚注[脚注の使い方]^ 網野善彦 『中世再考』 講談社学術文庫 2000年 p.192.
^ a b c 矢嶋、1956、106ページ
^ 石井ほか(1997)、178ページ「散村」より
参考文献
矢嶋仁吉『集落地理学』古今書院、1956年11月5日、394pp.
山本正三・奥野隆史・石井英也・手塚 章『人文地理学辞典』1997年10月5日 、525pp. ISBN 4-254-16336-3
関連項目
集落
市町村
村落地理学
惣村
過疎
村立て - 村を立てること、いろいろな理由で分村すること。
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