朱鷺メッセ
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Niigata Bandaijima Building

施設情報
所在地新潟県新潟市中央区万代島5番1号
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯37度55分34.19秒 東経139度3分36.01秒 / 北緯37.9261639度 東経139.0600028度 / 37.9261639; 139.0600028座標: 北緯37度55分34.19秒 東経139度3分36.01秒 / 北緯37.9261639度 東経139.0600028度 / 37.9261639; 139.0600028
状態完成
建設期間2000年10月 - 2003年3月
用途事務所、ホテル、美術館、展望室
地上高
屋上140.5 m
各種諸元
階数地上31階・塔屋2階・地下1階
延床面積51,000
関連企業
設計KAJIMA DESIGN
施工万代島再開発事業民間施設新築工事共同企業体(鹿島・大成・福田・五洋・本間・東亜
所有者新潟県
新潟商工会議所
ホテル朱鷺メッセ
新潟万代島ビルディング
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オフィス、領事館、ホテル、美術館などが入居する民間の超高層ビル。地上31階建、高さ140.5mで甲信越地方では一番高いビル。

複合用途の区分所有建物で、新潟万代島ビルディング(以下「万代島ビル社」)と、ホテルフロア「ホテル日航新潟」を運営するホテル朱鷺メッセ(オープン前の商号は「新潟国際コンベンションホテル」)が共同建築主として建設し、建造物全体は万代島ビル社が所有且つ運営管理を行っている。一部フロアは万代島ビル社が整備・分譲した上で所有権が移動しており、31階の展望室、5階の美術館と、オフィスフロアのうち中小企業向けの起業化支援などを行う県の外郭法人「にいがた産業創造機構」が入居する11階は新潟県が、ホテル日航新潟はホテル朱鷺メッセが、新潟商工会議所が入居する7階は同会議所がそれぞれ所有権を有し、以上3法人と万代島ビル社の計4法人によって組織される「万代島ビル管理組合」が万代島ビル社に建造物管理を委託する運営方式が取られている。

31階の展望室は地上125mに位置しており、新潟市中心部や信濃川、柳都大橋萬代橋、新潟西港などを眼下に望み、遠くは佐渡島粟島弥彦山なども眺望できる。また夜間には日本海に浮かぶ漁火も眺望できるなど新潟市近郊の明暗に富んだ夜景を楽しめることから、2004年8月には新日本三大夜景・夜景100選に、2011年8月には日本夜景遺産に、それぞれ選定されている。

なお新潟市は2011年(平成23年)9月5日、ホテル朱鷺メッセと「津波時における津波避難ビルとしての使用に関する協定」を締結し、大津波警報津波警報の発令時における避難施設に指定した。これは同年3月11日東日本大震災を受けた施策の一環で、万代島地区は津波による浸水被害が想定される区域に該当する。朱鷺メッセの避難場所は2階のエスプラナードと、万代島ビルのうちホテル日航新潟の3・4階が指定されており、1560人の避難者の受け入れを想定している[4]
フロア構成

31階 Befcoばかうけ展望室前述の通り展望室は新潟県が所有しており、ホテル朱鷺メッセが指定管理者として運営管理を行っている。また
施設命名権により、呼称をBefcoばかうけ展望室(ベフコばかうけ てんぼうしつ)としている(詳細は後述)。

開館時間

金曜を除く毎日:8:00?22:00(最終入場 21:30)、金曜:8:00?17:00(最終入場 16:30)


2005年秋から、展望室をレンタルスペースとして貸し出すサービスを実施しており、イベントなどに活用することができる。貸出しは昼間(8:00?17:00)・夜間(金曜を除く17:00?22:00)・貸切(金曜17:00?22:00)の3区分で、昼間・夜間は一般客の来館を妨げない形でスペースの提供を行っている。一方、貸切利用は金曜の一般開館時間終了後に限って実施しており、フロアのほぼ全面を占有して利用できる。



展望室から見た、新潟島方面(2020年9月)

展望室から見た信濃川上流方面。手前の橋は柳都大橋。2006年撮影。

展望室から見た信濃川上流方向の夜景(2003年11月)


30階?22階

ホテル日航新潟(客室・宴会場等)
ホテル朱鷺メッセは、新潟県内の主要企業の出資によって設立された企業で、オークラ ニッコー ホテルマネジメントとのフランチャイズ契約によりニッコー・ホテルズ・インターナショナルのブランドでホテル運営を行っている。総客室数203室を擁する。3・4・30階に宴会場を配し、特に通称「スカイバンケット」とも呼ばれる30階のバンケットルーム2室は窓に囲まれた構造で、展望室と同様に眺望を楽しめる。

20階?8階 オフィスフロア

在新潟ロシア連邦総領事館(12階)

NICOプラザ(11階)

財団法人にいがた産業創造機構(9階)

在新潟大韓民国総領事館(8階)


7階

新潟商工会議所


5階

新潟県立万代島美術館


4階?3階

ホテル日航新潟(ロビー・ラウンジ・宴会場等)


施設命名権

新潟県は2009年度(平成21年度)から展望室の維持管理費を削減する代替策として、展望室に施設命名権を導入し、その権限を指定管理者に委ねる形で管理者側の減収分を補充する方針を示した。これを受けてホテル朱鷺メッセは同年9月に売却先の公募を実施し、その結果県内を中心に数社から応募があった。選考の結果10月9日、主力製品の「ばかうけ」を冠した名称案を示した栗山米菓が売却先に決定した。ホテル朱鷺メッセは選定理由を「ばかうけは既に知名度があり、親しみやすい」としている。契約条件は年間120万円、期間は2009年12月1日から2012年3月31日までの3箇年契約で、呼称は「Befcoばかうけ展望室」に決定した[5]

その後、前述の3箇年契約が満了した2012年春以降についても両社は施設命名権契約を更新し、引き続きこの呼称を使用しているが、契約更新に関する詳細は公表されていない。

なお朱鷺メッセに内包される県有施設に関する規定は、県の「新潟コンベンションセンター等条例」に定められているが、展望室の名称は単に「展望室」とされている[6]。但し広報上ではどの施設に所在するかを明示するため、便宜上「展望室(朱鷺メッセ)」と表記する場合がある[7]
ときめきラーメン万代島

新潟ラーメン村 ときめきラーメン万代島は、朱鷺メッセのコンベンションセンター側ロータリーと臨港道路を挟んだ向かい側に所在する、新潟県内のラーメン店が集積した屋台村形式の複合施設である。新潟万代島総合企画がテナントを募って運営にあたっている。

2004年4月29日[8]、万代島D駐車場に隣接する芝生広場を活用して、ラーメン店7店舗、アイスクリーム店1店舗の計8店舗でオープン。各店舗それぞれ特徴のあるメニューを提供しているが、店舗は年々減少し、2023年4月現在の出店数はラーメン店2店舗(中華 丸美(まるみ)、青島ラーメン司菜)となっている。

2020年には施設の一角に「ウォーク&ジョグポート万代島」がオープンした[9]

ときめきラーメン万代島(2005年1月)

ウォーク&ジョグポート万代島(2021年9月)

周辺信濃川河口と万代島地区詳細は「万代島」を参照

柳都大橋
万代島地区再開発事業と一体的に整備された道路橋梁。2002年5月19日開通。

ピアBandai
西港区周辺の活性化の一環で、旧新潟魚市場跡地南側に2009年9月、「にぎわいマルシェ・ジャポン万代島」としてオープン。二次事業で設備・施設が拡充され、食料品専門店複合型の観光拠点施設として2010年10月22日、現名称でオープンした。

万代島多目的広場(屋内広場「大かま」・屋外広場)

佐渡汽船ターミナル

交通アクセス
公共交通


JR新潟駅から北へ約1.5 km

万代口バスターミナルから新潟交通佐渡汽船線「朱鷺メッセ・佐渡汽船・ピアBandai」行を利用し「朱鷺メッセ」下車

乗車時間約15分。「朱鷺メッセ」停留所は臨港道路万代島埠頭線沿い・コンベンションセンター側ロータリー横。

佐渡汽船の季節ダイヤに合わせてダイヤが設定されるため、一般の乗換案内や路線一覧には掲載されない。時刻表は ⇒朱鷺メッセ・佐渡汽船線(新潟交通)を参照。

※イベント開催時等は臨時増発する場合あり。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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