木曜洋画劇場
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倉益琢真(当時東京12チャンネル映画部部長、1978年2月2日 - 1979年3月29日

深沢哲也(1979年4月5日 - 1981年3月26日

山城新伍(1981年4月2日 - 1982年2月25日

河野基比古(1982年3月4日 - 1987年9月24日

木村奈保子(1987年10月8日 - 2003年3月27日

ゴールデンタイムの映画解説者としては珍しく女性が担当していた。ホラー映画を放送する時は「子供は寝ましょう」と言う事もあった。決め台詞は「あなたのハートには何が残りましたか?」[3]。木村の降板で、民放キー局のゴールデンタイムの映画番組に専属の解説者は存在しなくなった。


特色

系列局が非常に少ない系列での放送となっていることを生かし、他の主要系列局が放送しなくなった過去作や、他の主要系列局が購入したがり辛いB級映画・Z級映画・ビデオスルーテレビ映画作品や、日本未公開かつビデオスルーにもならなかった洋画といった、マイナー・不人気作品の放送が非常に多く、それがこの番組の特色にもなっていた。

また、『エマニエル夫人』『さよならミス・ワイコフ』などのソフトコア作品を放送した際に、予想外の高視聴率を稼ぐといった事が多かった。

映画以外にも、海外ドラマシリーズ(『ファニア歌いなさい』『豪華客船ゴライアス号の奇跡』『第三次世界大戦』『大脱走!カウラ捕虜収容所』など)を一挙放送するなどの大胆な選定もあった。

その他には、他局が滅多に放送しない、『ボウリング・フォー・コロンバイン』等のドキュメンタリー映画も放送されていた。

一方で、ファミリー映画である『ホームアローン2』を放送した翌週に、成人男性向け映画の『グラマー・エンジェル危機一発』を放送するなど、他局ではまず見られない編成をしたこともある。

テレビ東京の番組ということもあり、他局の映画放送番組に比べて自主規制が非常に緩く、2000年代以降は各局が自主規制を強化する中で、2006年に『スパイ・エンジェル グラマー美女軍団』を放送したり、1997年の神戸連続児童殺傷事件や2004年の佐世保小6女児同級生殺害事件等の影響を受けて、各局がスプラッター描写などのある作品の放送を自粛する中で、2005年にはR指定作品である『フレディvsジェイソン』を放送した。また、『ポワゾン』等のR-18指定作品も普通に放送していた。

地上波の洋画番組の中では日本語吹き替え版制作に力を入れており、公式サイトには主要声優キャストだけでなく、吹き替え版が新規収録か既成の物かも明記する方針がとられている。また、1つの映画で幾つも吹き替え版が制作される中、独自に吹き替え版を制作する際は、日曜洋画劇場やビデオ等で定番のお馴染みの吹き替えキャスティングを踏襲することも多い。

アル・パチーノ野沢那智(『シー・オブ・ラブ』、『インソムニア』)

ケヴィン・コスナー津嘉山正種(『アンタッチャブル』、『ウォーターワールド』、『ワイアット・アープ』、『ロビン・フッド』)

ジーン・ハックマン石田太郎(『ワイアット・アープ』)

ジャン・クロード・ヴァンダム山寺宏一(『ノック・オフ』、『レジョネア 戦場の狼たち』、『ヴァン・ダム IN コヨーテ』、『レプリカント』)

ショーン・コネリー若山弦蔵(『アンタッチャブル』、『ロビン・フッド』、『理由』、『エントラップメント』)

シルヴェスター・スタローンささきいさお(『追撃者』、『ドリヴン』、『D-TOX』)

スティーブン・セガール大塚明夫(『沈黙の聖戦』)

チャーリー・シーン堀内賢雄(『プラトーン』)

チャールトン・ヘストン納谷悟朗(『ボウリング・フォー・コロンバイン』)

トミー・リー・ジョーンズ小林清志(『追跡者』、『ハンテッド』)

ハリソン・フォード村井国夫(『K-19』)

メル・ギブソン磯部勉(『パトリオット』)

ロイ・シャイダー羽佐間道夫(『ジョーズ』)

ロバート・デ・ニーロ小川真司(『アンタッチャブル』、『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』)

ロバート・レッドフォード広川太一郎(『スパイ・ゲーム』)

ロビン・ウィリアムズ江原正士(『インソムニア』)

最後に放送した洋画作品である、トム・クルーズの出世作『トップガン』では、近年で少なかった吹き替え版の新規収録を行い、鈴置洋孝に代わりフィックスとなった森川智之を起用した。

一方で他局の吹き替えをそのまま流したり、リマスターしていない低画質の映像や退色した映像をそのまま流していた時期もあった。また本番組で放送された作品が、2週間後には1時間半枠の『2時のロードショー』(→『シネマサロン』、その後2時間枠化して『シネマタウン』→『午後のロードショー』)で放送されるケースもあった。
番組予告

木村奈保子時代の予告や番組宣伝は、他局の巧みな編集に対し、映画本編の見所を3カットほど貼り合せただけの予告映像に局アナのナレーションをかぶせただけのものだったが、2004年頃より独特の言い回しやフレーズ、明らかにネタに走った吹き替え字幕、映画自体(およびテーマ)とは関係ない音楽・映像編集、声優による個性的なナレーションを使ったものとなった(時には、自局や他局の番組からネタを引っ張ることもあった)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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