朝日放送テレビ
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1959年6月1日 - 大阪テレビ放送、朝日放送と対等合併して朝日放送テレビとなる[11]

1959年8月1日 - ニュースネットワークJNNに加盟。この日から全国ニュースはJNNとなるが、この他に親会社の朝日新聞の協力によるニュース番組として朝日テレビニュース社制作の『朝日TVニュース』が放送された。この番組は事実上、NETで放送されていた『NETニュース』と同内容であった。

1960年2月1日 - 4社連盟(1ヵ月後には5社連盟となる)に加盟し、ラジオ東京のフルネット局となる。

1974年6月23日 - キー局の新聞資本再編成[注釈 17] が完了。

1974年11月18日 - TBSテレビから「1975年3月30日をもってネットを打ち切り翌日からMBSテレビとのネットを開始する」との通告を受ける。

1975年3月31日 - 東阪ネット再編。JNN・5社連盟を脱退しANNに加入。TBSテレビ系列からNET→テレビ朝日系列にネットチェンジし「腸捻転ネット」が解消された。

1993年 - 民間放送教育協会に加盟し教育番組でもテレビ朝日系列局となる[注釈 18]

社史・記念誌

ABC 創業五周年記念 1956年11月11日発行、272ページ
[12]

ABC十年(朝日放送株式会社 十周年記念誌編集委員会・編) 1961年3月15日発行、198ページ[13][14]

朝日放送の50年・本史(朝日放送社史編集室・編) 2000年3月発行、423ページ[15]

朝日放送の50年・番組おもしろ史(朝日放送社史編集室・編) 2000年3月発行、183ページ[16]

朝日放送の50年・資料集(朝日放送社史編集室・編) 2000年3月発行、391ページ[17]

朝日放送グループ70年の歩み:更なる進化、未来への躍動(朝日放送グループホールディングス株式会社コンプライアンス広報局社史編集担当・編集) 2021年9月発行、423ページ。

キー局との関係
腸捻転時代のTBSテレビとの関係

腸捻転[注釈 19] 時代はTBSテレビとの関係は比較的に良好で全国ネットの帯番組は週1日、朝日放送テレビの制作となるケースがあった(『ヤング720』等)。早朝の情報番組はJNN協定が関係したとはいえ、TBSテレビからのネット受けだった(『モーニングジャンボ』等)。

末期は『必殺仕置人殺人事件』の影響によるTBSテレビの『必殺シリーズ』の番組内容に対する介入や、一社提供スポンサーも関係した『お笑い頭の体操』(TBSテレビ制作・ロート製薬提供)の同時ネット化と『部長刑事』(自社制作番組。大阪ガス提供)の枠移動の問題などで若干の軋轢が起きていた。
ネットチェンジ後のNET・テレビ朝日との関係

腸捻転解消当初、NETテレビ → テレビ朝日との関係は腸捻転時代の名残もあり、決して従順なものではなく[注釈 20]、特に情報番組や報道番組などを中心に、自社番組への差し替え[注釈 21] が目立っていた。

これは、朝日放送テレビの方が歴史が古いことや、全国的に後発局(平成新局)の多いテレビ朝日系列局[注釈 22] が苦戦を強いられている中で、老舗局として近畿地区で大きなシェアを誇る自負の大きさや、朝日放送への出資企業である大阪ガス等が提供となっている番組もあり、その兼ね合いから時間移動が困難な場合もあったからである。また、朝日放送テレビは、開局からネットチェンジまでの前述の経緯から他の在阪局と異なり、在京キー局との関係が上下関係のある「親子」あるいは「上司と部下」の関係ではなく、対等に近い「夫婦」の協定であるため、自社制作番組を中心に「ABC・テレビ朝日系列」→「ABCテレビ・テレビ朝日系列」[注釈 23] という表記が許されている[注釈 24][注釈 25]。その意味で、在阪の中で唯一キー局としての立ち位置を全国系列局に対して持っている局でもあり、そのため、ネットチェンジ後のNET→テレビ朝日から番組編成の変更を要請されても、頑なに辞退することがあった[注釈 26] 他、逆にテレビ朝日や番組スポンサー側が、朝日放送テレビやローカル番組のスポンサーに就く関西地区の地場大手企業に配慮した形で関西地区での編成変更に対応しやすい編成とすることがあった。

ただし、日曜洋画劇場は番組スポンサー4社のうち3社[注釈 27] が当時朝日放送テレビの放送エリア内に本社を置いていたこともあり、テレビ朝日の選択した内容を朝日放送テレビもそのまま放送した。詳細は「日曜洋画劇場#1980年代から1998年まで」を参照

一方のNET?テレビ朝日もネットチェンジ直後は番組制作能力が高くなかったこともあり、放送番組確保のため、週末や平日午後等のローカルセールス枠で、朝日放送テレビから関西ローカル番組(『夕やけ笑劇場』『お笑い花月劇場』『ただいま恋愛中』など)や腸捻転時代に関東地区においてTBSテレビで放送されたアニメ・ドラマの再放送(『必殺シリーズ』『海のトリトン』など)を相当数購入して放送していた。また朝日放送テレビも、腸捻転時代にMBSテレビや近畿広域圏の独立放送局(主にサンテレビおよび近畿放送)で放送されたNET制作のアニメ(「東映魔女っ子シリーズ」など)・ドラマ(「ナショナルゴールデン劇場」や時代劇など)から人気作品を中心に相当数の再放送を行った。

朝日放送でプロデューサーを務めた澤田隆治が在職のまま設立に関与した東阪企画は、TBSテレビ・テレビ朝日の双方と番組制作で関係を持った。

ワールドプロレスリング』の近畿地区開催での試合中継については、MBSテレビは精力的に制作協力したが、朝日放送テレビは「TBSテレビの国際プロレス中継を放送していた頃、うちにも抗議が殺到して困った」という理由からMBSテレビほど協力的ではなく、苦労したという[18]
現在

2000年代の後半以降は、テレビ朝日による朝日放送株の保有比率が上昇した[注釈 28] ほか、両局による人材交流が活発化。テレビ朝日の番組制作能力が年月を経て向上したこともあって、当初からテレビ朝日との共同制作だった『熱闘甲子園[注釈 29] に加え、『必殺仕事人[注釈 30] や、金曜21時台のドラマ(2011年4月改編で廃枠)がテレビ朝日との共同制作体制へ移行している。また、『M-1グランプリ』は朝日放送テレビ単独の制作著作だが、テレビ朝日がスタジオを会場に提供するなど全面的に協力している[注釈 31]。また、旧朝日放送時代に自社で制作した番組(TBS系時代を含む『必殺シリーズ』など)が、BS朝日やテレ朝チャンネルで改めて放送されている。2017年10月1日から毎週日曜日の早朝にテレビ朝日の本社から放送されている『サンデーLIVE!!』には、同局およびメ?テレと並ぶ共同制作局として、キャスターやスタッフを派遣している。さらに、これまで朝日放送主導(NETテレビ→テレビ朝日は制作協力団体扱い)で制作・配信していた関西圏で開催のプロ野球オールスターゲームは、放映権獲得が広告代理店関与による日本野球機構主導となった影響もあり、2012年以降はテレビ朝日主導の制作・配信(朝日放送→朝日放送テレビは制作協力団体扱い)に移行している。


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