『注釈民法』は、1964年に刊行が始まった民法の逐条解説書(コンメンタール)。全26巻。現在は、全面改訂された『新版注釈民法』が出版中。同様の企画としては、『注釈会社法』、『注釈刑法』などがあり、このうち『注釈刑法』については2010年12月より新版(全3巻予定)が刊行されている。 法律学以外にも、経済学、社会学、社会福祉、心理学など、人文系全般の学術書や大学テキストも刊行している。大学生向けには「New Liberal Arts Selection」、「有斐閣アルマ」や「有斐閣大学双書」など、教養科目と専攻科目、入門書と専門書など、レベル別に複数のシリーズが存在する。 また近年では、一般市民向けや生涯学習用を謳った「有斐閣Insight」や「有斐閣選書」など、一般教養書のシリーズも立ち上げている。
雑誌
ジュリスト - 1952年創刊
判例百選シリーズ(別冊ジュリスト)
法学教室 - 1980年創刊
民商法雑誌 - 1935年に弘文堂から創刊(33巻4号(1956年)以降、有斐閣から)
その他の人文系書籍
騒動
『著作権判例百選』で著作権侵害
詳細は「著作権判例百選事件」を参照『著作権判例百選 第5版』をめぐり、前版の編者であった東京大学の大渕哲也教授(債権者)が、編者の合意を得ずに改訂版から編者名を削除したのは著作権の侵害だとして、有斐閣(債務者)に対し出版差し止めの仮処分を申し立てていた事件で、2015年10月26日、東京地方裁判所(嶋末和秀
関連会社
株式会社有斐閣学術センター(旧有斐閣出版サービス株式会社。1991年完全子会社化、1997年商号変更)
株式会社有斐閣アカデミア(1997年設立)
株式会社有斐閣サービスセンター(2002年設立)
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 改訂にあたり分冊されたものを2巻と数えると、全78巻となる。例えば、初版は谷口知平・幾代通『戸籍法・不動産登記法』〈法律学全集25〉(1957年)として出版されたが、分冊され、谷口知平『戸籍法[第3版]』〈法律学全集25-I〉(1986年)、幾代通・徳本伸一『不動産登記法[第4版]』〈法律学全集25-II〉(1994年)となっている。
出典^ a b c d e f “ ⇒会社案内”. 株式会社有斐閣. 2016年2月19日閲覧。
^ a b c 株式会社有斐閣 第70期決算公告