有声歯茎非歯擦摩擦音
d?
d?
??
d?
エンコーディング
エンティティ (decimal)ð̠
Unicode (hex)U+00F0 U+0320
音声サンプル
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有声歯茎たたき摩擦音
??
???
IPA番号124 430
音声サンプル
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有声歯茎非歯擦摩擦音(voiced alveolar non-sibilant fricative)は、子音である。国際音声字母は歯茎音のための別々の記号を持たないため(同じ記号が硬口蓋化していない全ての舌頂調音部位に対して使われる)、⟨d?⟩ または ⟨d?⟩(それぞれ後方化または歯茎化した [d])、⟨??⟩(狭窄化した [?])、または ⟨d?⟩(より広い [d])など数多くのやり方でこの音を表わすことができる。
わずかな言語が有声歯茎たたき摩擦音も有する。この音は単に非常に短い舌尖歯茎非歯擦音摩擦音であり、舌はたたき閉鎖音の動作を行うが完全に接触はしない。IPAでは完全な閉鎖が起こっていないことを示す補助記号を使ってこの音を示すことができる。はじき摩擦音は理論的には可能だが、存在する証拠がない[2]。
特徴
調音方法は摩擦であり、これは調音の位置で狭窄された流路を通って空気が流れる(これによって乱流が生じる)ことで生み出されることを意味する。 ただし、歯擦音の有溝舌と方向付けられた気流、または高周波数を持たない。
調音部位は歯茎であり、これは舌尖または舌端のいずれかを使って歯槽堤(歯茎)の位置で調音されることを意味する(それぞれ、「舌尖- 」および「舌端- 」と呼ばれる)。
発声は有声であり、これは調音の間に声帯が振動することを意味する。
口音であり、これは空気が口だけから抜けることができることを意味する。
中線音であり、これは舌の側面ではなく、中央に沿って気流を導くことによって生み出されることを意味する。
気流機構は肺臓的であり、これは、ほとんどの音と同様に、肺と横隔膜だけで空気を押すことによって調音されることを意味する。
脚注^ Puppel, Nawrocka-Fisiak & Krassowska (1977:149), cited in Ladefoged & Maddieson (1996:154)
^ Laver (1994), p. 263.
参考文献.mw-parser-output .refbegin{margin-bottom:0.5em}.mw-parser-output .refbegin-hanging-indents>ul{margin-left:0}.mw-parser-output .refbegin-hanging-indents>ul>li{margin-left:0;padding-left:3.2em;text-indent:-3.2em}.mw-parser-output .refbegin-hanging-indents ul,.mw-parser-output .refbegin-hanging-indents ul li{list-style:none}@media(max-width:720px){.mw-parser-output .refbegin-hanging-indents>ul>li{padding-left:1.6em;text-indent:-1.6em}}.mw-parser-output .refbegin-100{font-size:100%}.mw-parser-output .refbegin-columns{margin-top:0.3em}.mw-parser-output .refbegin-columns ul{margin-top:0}.mw-parser-output .refbegin-columns li{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}
Adams, Douglas Q. (1975), “The Distribution of Retracted Sibilants in Medieval Europe”, Language 51 (2): 282?292, doi:10.2307/412855