月刊ニュータイプ
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大判でビジュアルを前面に出した誌面が本誌の最大の特徴であり[3]、アニメ以外にも音楽や実写映画の情報を取り入れた新しいビジュアル誌というコンセプトで[4]総合カルチャー誌的な構成となっている点で異彩を放った[5]。本誌あるいは別冊の『コミックGENKi』で漫画連載も行い、これらはメディアミックスの一環となった。角川書店が1994年初めに一回だけ刊行した『少年キッズ』も、名義上は『ニュータイプ』の増刊である。

社会現象を産んだ『機動戦士ガンダム』の続編として鳴り物入りで制作された『機動戦士Ζガンダム』のスタートと並行して創刊すると共に強力なタイアップをおこない[5][3]、創刊号は表紙から巻頭特集その他、『Ζガンダム』一色で盛り上げられたうえに価格は380円[6]と、小学生から高校生女子向けに設定された『アニメディア』(学習研究社学研パブリッシング)と同等の、破格の安さだった。従来、紙媒体でガンダムシリーズの情報を発信するメディアは講談社だけだったが、以後は市場に角川書店が積極的に介入するようになり、初の劇場オリジナル作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、ついに製作者の1つに名を連ねることになる。ガンダムシリーズの原作者の富野由悠季によるノベライズ『小説 機動戦士ガンダム』(1)?(3)も、版元ソノラマ文庫から角川スニーカー文庫に移籍した。

創刊号の発売前月には関係者向けにプレ創刊号「0号」が配布されたほか、創刊号の発売月にはコンビニ流通もおこなわれた。0号の表紙は『聖戦士ダンバイン』に登場するチャム・ファウ、創刊号の表紙は『Ζガンダム』に登場するガンダムMk-IIと、いずれもサンライズのアニメであり[7]、創刊当初は『アニメック』『ザテレビジョン』の流れからサンライズ作品に強かった。メディアミックスの一環として同誌掲載作品が角川グループでアニメ化されたり、同グループ内のアニメを大きく取り扱うことも多い[8]

創刊後、それまでトップだった徳間書店の『アニメージュ』に代わって部数がトップとなる。特に『新世紀エヴァンゲリオン』がブームになった1990年代半ばにはアニメ雑誌としては前代未聞の40万部を記録し[3][9][10][11][12]、大判のビジュアルというコンセプトはその後に創刊されたアニメ雑誌にも影響を与え、老舗の『アニメージュ』までが1998年に『ニュータイプ』に倣ったリニューアルを行なっている。もうひとつの競合誌に当たる『アニメディア』も2010年4月号から『ニュータイプ』と同様の判型(A4ワイド)に変更している。

2002年11月より、主に日本語から英語に翻訳された記事からなる北米版ニュータイプ(ニュータイプUSA)が発売されたが、部数が伸び悩み(5万から7万部と見られる)、2008年2月号をもって北米版は廃刊となった[13]。他の海外版である韓国版は引き続き発売されている。

2013年5月号は『ファイブスター物語』の9年ぶりの連載再開第1回となった影響から発売後3日で完売し、アニメ雑誌としては異例の重版が決定された。

2013年10月号をもって(発売元での)角川書店としての販売が終了し、11月号からKADOKAWAからの発売に移行した。
現在連載中の漫画

ファイブスター物語永野護

Fate/ステイナイトカフェ ?cafeに集う英霊達?ufotable

その他の漫画(読みきりなど)

R20 歯車のある街
貞本義行

機動戦士ガンダム00 wanderer高河ゆん

孤島の鬼たかはまこ、貞本義行)

新世紀エヴァンゲリオン貞本義行) ※別冊・再掲

ぷちえヴぁ濱元隆輔) ※別冊

魔法遣いに大切なことよしづきくみち

氷菓タスクオーナ

連載された漫画

UN-GO episode:0 因果論pako

精霊使い岡崎武士

エンジェルコップ北崎拓

エンジェルダスト七瀬葵


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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