月刊コロコロコミック
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学年誌より一回り小さいサイズとすることにより余った紙を厚さにまわし、この手にしたときのコロコロとしたスタイルから『コロコロコミック』と命名された[4]。創刊当初は3か月に一回の刊行。4号(1978年1月号。1977年12月15日発売)より隔月刊(奇数月)。12号(1979年4月号。1979年3月15日発売)より月刊。現在は毎月15日頃発売。通称「コロコロ」。別冊との区別のため誌内では「月コロ」と書かれている場合もある。

マスコットキャラは初代が「コロちゃん」という名称で、頭に毛が3本、白く丸い身体に目と口、手足が生えているというキャラクターだった。2代目は1981年4月号以降「コロドラゴン」となり現在に至っている。「コロドラゴン」の名は読者からの公募によって決まった。
連載漫画の特徴

この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2009年1月)

創刊当初は赤塚不二夫川崎のぼるといった有名漫画家漫画作品や『ドラえもん』『忍者ハットリくん』を初めとする藤子不二雄作品を掲載していた。現在の編集部によると、むしろドラえもんを大量に読める雑誌(例えば創刊号では200ページ分がドラえもん作品だった)として創刊したと位置づけられている。

ゲームメーカー玩具メーカーとタイアップした漫画や記事を掲載し、ファミコンビックリマンアーケードゲームミニ四駆バーコードバトラーポケモンビーダマンハイパーヨーヨーベイブレードデュエル・マスターズゾイド甲虫王者ムシキング妖怪ウォッチニンジャラなど各商品でブーム社会現象を巻き起こした。

1980年代年代には藤子作品や『おぼっちゃまくん』(小林よしのり)、『つるピカハゲ丸』(のむらしんぼ)といったギャグアニメテレビ朝日系列で放映され人気を博す。

1990年代以降は子供が見られる時間帯のテレビアニメ枠の減少もあり、アニメに積極的なテレビ東京系でのアニメ化が多い。例外は玩具とのタイアップ漫画からアニメ化された『Bビーダマン爆外伝』(1996年連載、名古屋テレビ製作のテレビ朝日系列で1998年から1999年)と、1989年1990年に番外編が連載された日本テレビ系制作・放送の『魔神英雄伝ワタル』シリーズ、『機獣新世紀・ZOIDS』(1999年連載、毎日放送製作のTBS系列)である。

また、放送中のテレビアニメとタイアップしたコミカライズ版を連載することも多い。内容や設定が低年齢層には分かりづらかったり、月刊連載であることから毎週放送のアニメに遅れないため、内容の一部をカットすることも多い。

これら玩具やホビー、アニメとのタイアップ作品では、関連商品の売り上げや読者人気の低迷等で連載作品としては不発に終わり打ち切られるケースも少なくない。人気面ではなく編成の都合で突如打ち切りとなる場合も多い。

近年では新連載となる、もしくは番外編が掲載される場合は大増ページで別冊付録として掲載されるケースも多く見られる。

現在の編集方針として「ガッツな笑いとド迫力」という標語が知られている。
下ネタ

メインの読者層となる男子小学生をターゲット(受け狙い)にした下ネタ暴力的なギャグが非常に多く、PTAからは常にクレームが付いている。特に『おぼっちゃまくん』の連載時(1986年?1994年)には、男児の性器の露出や、能動的な排泄で笑いを取る下ネタに対して多大な批判を受けた(後の『うちゅう人田中太郎』(1998年?2004年)の連載初期や、『学級王ヤマザキ』(1995年?2001年)等にも同様の描写がある)。初期の頃から若い女性が乳房を露出するなどのヌード描写が少なからず見られたほか、1995年前後には猟奇的描写や差別用語ホモ(ゲイ)をネタにした作品も存在したが、2003年頃には出版業界全体で自主規制が行われるようになり、ほぼ見られなくなった。2000年代以降でも『ペンギンの問題』など男性の全裸キャラクターが登場する作品自体は存在するが、男性器部分には●状の塗り潰しやモザイクのトーンで隠すなどの自主規制が行なわれるようになった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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