月世界旅行_(映画)
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注釈^ 一般的な英題である『A Trip to the Moon』[2][4]は、メリエスによるアメリカでのカタログで初めて用いられたものである。イギリス版のカタログでは当初、最初の冠詞(a)が付いておらず、『Trip to the Moon』であった[5]。同様に、フランスで最初に販売された時にも最初の冠詞(Le)は付いておらず、その後に『Le Voyage dans la Lune』という通称で知られるようになった[2][4]
^ バルベンフィリ(Barbenfouillis)という名前はフランス語で「もつれた髭」をもじったものである[7]ジュール・ヴェルヌの『月世界旅行』の主人公インピー・バービケーン(Impey Barbicane)のパロディと思われるが、メリエスは1891年の舞台マジック「Le Decapite Recalcitrant」においても意図は異なるがこの名前を用いている[8]
^ この場面は視覚的なダジャレである。「目の中に」を意味するフランス語「dans l'?il」は、「(標的の)中心部」や中心部に当たった矢や弾丸を意味する[9]
^ 本作のフィルムの長さは約260メートルであり[2]、メリエスが好んだ毎秒12-14コマの映写速度[26]であれば上映時間は約17分となる[3]。メリエスと同時代のエジソン社リュミエール兄弟の映画は、平均してこの3分の1程度の長さだった[27]。この後、メリエスはさらに長い映画を作るようになり、最長となった『極地征服(英語版)』(1912年)は約650メートル[28]で、約44分に及んだ[3]
^ a b ディゾルブは映像同士を重ねながら場面転換する技法であり、先行する映像を徐々に消しつつ(フェードアウト)、同時に次の映像を徐々に出現させる(フェードイン)ことで実現される[42][43]
^ 例えば、1900年のパリ万国博覧会を撮影した19本の作品では、360度回転できるカメラを使用したパノラマ撮影を行っている[65][66]
^ アクチュアリティ映画(実写映画とも言う)とは、ドキュメンタリーの概念が確立していない映画史初期において、現実の出来事や風景、パフォーマンス、行事、人物などを撮影した映画の総称のことである[67]
^ コンティニュイティ編集とは、物語やアクションにおける時間や空間の連続性を重視し、ショットが切り替わっても、動きや細部の描写などが矛盾なくつながるようにすることで、違和感のないスムーズな映像にする編集のことである[78][79]
^ メリエスの初期作品『ギュギュスと人形(英語版)』(1897年)もまた最初のSF作品と評されることがある[90]
^ メリエスのカタログ番号の付け方は、作品を製作順にリストアップした上で、1つのカタログ番号で約20メートルのフィルムを表すというものだった。よって、約260メートルの長さである本作は399-411番となっている[98]
^ 「タブロー(tableau)」はフランスの演劇用語で「シーン」や「舞台の光景」を意味するものであるが、メリエスのカタログではそれをシーン(=ショット)の変化ではなく、劇中の明確なエピソードやアクションのまとまりとして分けており、それはすなわち1つのショットに複数のタブローが含まれることを意味した[27][99]
^ リチャード・アベルによると、「月への旅」を題材とした物語は印刷物、舞台、テーマ別のアトラクションを問わず、当時のアメリカで非常に人気があったものだという。実際、メリエスの前作『天文学者の夢』もまた、アメリカでは『月世界旅行(A Trip to the Moon)』というタイトルで上映されていた[103]
^ ガラ(Gala)は「祭典」の意。

出典^ a b Wemaere & Duval 2011, p. 186.
^ a b c d e Hammond, Paul (1974), Marvellous Melies, London: Gordon Fraser, p. 141, .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 0-900406-38-0 
^ a b c d e Frame rate calculations produced using the following formula: 845 feet / ((n frame/s * 60 seconds) / 16 frames per foot) = x. See Elkins, David E. (2013), ⇒“Tables & Formulas: Feet Per Minute for 35 mm, 4-perf Format”, The Camera Assistant Manual Web Site, ⇒http://www.davidelkins.com/cam/tables.htm#Feet%20Per%20Minute%20for%2035mm,%204-perf%20Format/ 2013年8月8日閲覧。
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