日本
最高裁判所長官
Chief Justice of the Supreme Court
of Japan
裁判所ロゴタイプ
現職者
戸倉三郎(第20代)
就任日 2022年(令和4年)6月24日
所属機関最高裁判所
担当機関裁判所
(最高裁判所・各下級裁判所)
裁判官会議
庁舎最高裁判所庁舎
官舎最高裁判所長官公邸
指名内閣
(第2次岸田内閣)
任命天皇
(徳仁)
任期定年(70歳)
根拠法令日本国憲法
裁判所法
前身大審院長
初代就任三淵忠彦
創設1947年(昭和22年)8月4日
職務代行者最高裁判所長官代理
俸給月額 201万円[1]
ウェブサイト最高裁判所
最高裁判所長官(さいこうさいばんしょちょうかん、英語: Chief Justice of the Supreme Court of Japan)は、日本の最高裁判所の長たる裁判官。
最高裁判所裁判官の一人であると同時に、対外的には最高裁判所を代表する地位を有し、司法行政事務を行う裁判官会議を総括する。 最高裁判所長官は最高裁判所の長たる裁判官であり(裁判所法第5条第1項)、内閣総理大臣、衆議院議長・参議院議長とともに、三権の長と呼ばれる。 最高裁判所は、最高裁判所長官(「長たる裁判官」)1人と、最高裁判所判事(「その他の裁判官」)14人の計15人の最高裁判所裁判官(「最高裁判所の裁判官」)からなる。最高裁判所長官以外のその他の裁判官を「最高裁判所判事」という(裁判所法第5条第1項)。最高裁判所長官は内閣の指名に基づいて天皇が任命する(日本国憲法第6条第2項)のに対し、最高裁判所判事は内閣が任命し天皇が認証する(日本国憲法第79条第1項、裁判所法第39条第3項)。 なお、最高裁判所長官は、皇室会議の議員となる(皇室典範28条 最高裁判所長官は、対外的には、最高裁判所を代表する地位を有する。三権の長が揃い踏みする外部の公式行事に出席する。 最高裁判所の長について、日本国憲法においては「最高裁判所の長たる裁判官」(6条2項)、「長たる裁判官」(79条1項)と定め、日本国憲法に「最高裁判所長官」の表記は存在せず、裁判所法において「最高裁判所の裁判官は、その長たる裁判官を最高裁判所長官と…する。」(5条
地位
最高裁判所を代表する地位
呼称
最高裁判所長官
最高裁判所長官は、日本においては最高裁判所の長たる裁判官の官名である。宮中の親任式で授与される官記には「最高裁判所長官に任命する」と記載される。
最高裁判所の長たる裁判官
上述の最高裁判所長官は、司法権行使の点で他の最高裁判所の裁判官に優越するものではない。日本国憲法の原案でも、最高裁判所に所属する裁判官を「長たる裁判官」と「その他の裁判官」(最高裁判所判事)とに区別はしていなかった。