国家よりも共産党を上に置く、マルクス・レーニン主義の国では共産党中央軍事委員会の長が最高司令官となる。中央軍委主席とは、中国共産党事実上の最高指導者の役職名「中国共産党中央軍事委員会主席」の中国語訳由来の漢語。
中国
詳細は「中国共産党中央軍事委員会」を参照中国では、中国共産党中央軍事委員会主席習近平が最高指揮権を行使する。中央軍事委員会主席は権力の源泉たる軍の統帥権を持つため、実質的に中国の最高指導者といえる。憲法制定後は名目上の最高指揮官は国家主席[11]、中国共産党中央委員会主席[12]、中華人民共和国中央軍事委員会(国家軍委)主席[13]と変更されてきたが、実質的に統帥権を持ち、かつ国・党・軍の最高指導者を務めていた人物は皆中央軍事委員会主席を務めた者達である。ケ小平が党や国家の最高職総書記に就任せずに中国の最高指導者たりえたのは、中央軍事委員会主席のポストを確保していたからである。2023年現在は憲法により国家軍委が全国の武装力(中国軍)を指揮するが、中国共産党の軍隊であり事実上の国軍でもある中国人民解放軍の統帥機関であり、憲法及び国防法に基づき国家軍委を領導する中央軍委主席を務める者が中国の最高指導者、最高指揮官となる。
ベトナム
詳細は「ベトナム共産党中央軍事委員会」を参照
ベトナムでは、名目上の最高指揮官を国家主席としているが、実際はベトナム共産党中央軍事委員会書記のグエン・フー・チョンが最高指揮権を行使する。 憲法改正などで、国の最高指揮官の規定が変更になった国。 大日本帝国憲法下における日本軍の最高指揮権は天皇大権の一つである統帥大権と規定され、天皇が最高指揮官であった(大日本帝国憲法第11条)。 1974年にスウェーデンの憲法が現行のものとなったことに伴って、スウェーデン国王[注釈 6]は法令上の最高指揮権を失った。現在の最高指揮官は軍人(通常は大将)であるスウェーデン軍最高指揮官
最高指揮官が変更された国
日本詳細は「統帥権」を参照
スウェーデン