最高指揮官
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韓国
大韓民国では、大韓民国憲法第74条により、大統領に統帥権があると規定されている[5]
シリア
シリア・アラブ共和国では、1973年制定のシリア・アラブ共和国憲法(英語版)第103条により、大統領を全軍の最高司令官と定めている。大統領は、軍の最高司令官としての職務のため必要な決定や命令を発布することができる[6]
チュニジア
チュニジア共和国では、チュニジア共和国憲法(英語版)第44条において、大統領が軍の最高統帥者と定められている[7]
トルコ
トルコ共和国では、1982年制定のトルコ共和国憲法(英語版)の下、国家元首である大統領が統帥権を有するものとされ、軍の出動命令権や参謀総長の任命権を行使する(第104条)。大統領は、最高司令部の代表者であり、トルコ大国民議会の精神に忠実であることが求められる(第117条)。一方で、トルコは共和国参謀本部を置き、参謀総長がトルコ軍の司令官である。有事の際には、大統領に代わって軍の最高司令官の任務を遂行する(第117条)。参謀総長は、内閣の指名に基づき、大統領が任命する。参謀総長の権限は法律によって定めるものとされ、かつその任務・権限に関し、首相に対して責任を負う[8]
ロシア
ロシア連邦では、ロシア連邦憲法の下で、連邦大統領に統帥権が認められている[9]
その他の国家元首が最高指揮権を持つとされている国 
イラン
イラン・イスラム共和国では、イラン・イスラーム共和国憲法の下で、最高指導者が軍の統帥権を保持すると定められている[注釈 5]
政府の長
国家元首ではない首相等の政府の長が持つ場合 
イスラエル
イスラエル国では、憲法の一部であるイスラエル基本法(英語版)の軍に関する基本法第2条により、イスラエル国防軍首相を長とする政府の権限下にあり、国防大臣が政府を代表して軍に責任を持つとされる。他方、国防軍の最高司令官は参謀総長と定められている。参謀総長は、国防大臣の推薦に基づいて政府が任命し、国防大臣に従属する[10]
日本
日本国憲法第9条戦力は保持しないと規定されている関係から、厳密に言えば自衛隊は軍隊ではないが、自衛隊法第7条で内閣総理大臣が自衛隊の最高指揮監督権を持つとしている。
ドイツ
基本法(憲法に相当)第115b条により連邦首相が戦時最高指揮権を持つ。なお平時は基本法第65a条により政府の最高軍事指導機関の長である国防大臣が最高指揮権を持つ。
共産党軍事委員会の長

国家よりも共産党を上に置く、マルクス・レーニン主義の国では共産党中央軍事委員会の長が最高司令官となる。中央軍委主席とは、中国共産党事実上の最高指導者の役職名「中国共産党中央軍事委員会主席」の中国語訳由来の漢語。
中国
詳細は「中国共産党中央軍事委員会」を参照中国では、中国共産党中央軍事委員会主席習近平が最高指揮権を行使する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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