オブザーバー紙のマーク・カーモードは3/5の星を与えて「鎧をまとった『羅生門』の再映画化作品と#MeTooを反映した『わらの犬』のリメイク作品を掛け合わせたような作品」と批評し[50]、イブニング・スタンダード(英語版)のシャーロット・オサリバンも同じく3/5の星を与え「真面目で面白く、思わず笑ってしまうような、ハンサムで良く研究されたドラマ」と批評している[51]。ウォール・ストリート・ジャーナルのジョー・モーゲンスターンはプロダクション・バリュー、キャストの演技、テーマ性を高く評価したが、脚本については「反復されるバトルを背景にした法廷の陰謀のせいで物語は散らばっており、物語の構成は消耗している」と批評している[52]。CNNのブライアン・ローリーは「映画は泥臭くて血生臭く、そして重苦しいものになっているが、14世紀の封建的な規範を現代的な視点でフィルタリングすることは困難に過ぎる」と批評し[53]、ローリング・ストーンのデイヴィッド・フィアーは「映画はパロディに近い状態で終わっており、フルタイトルが『Monty Python's The Last Duel』と思ってしまうくらいだ」と批評している[54]。 映画賞部門対象結果出典
受賞・ノミネート
カメリメージ
第12回ハリウッド・ミュージック・イン・メディア・アワード(英語版)長編映画部門作曲賞(英語版)ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ[56]
第93回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞作品賞トップ10(英語版)最後の決闘裁判受賞[57]
第18回セントルイス映画批評家協会賞(英語版)助演男優賞(英語版)ベン・アフレックノミネート[58]
第17回オースティン映画批評家協会賞(英語版)編集賞(英語版)クレア・シンプソン[59]
第42回ゴールデンラズベリー賞最低助演男優賞ベン・アフレック[60]
第26回サテライト賞(英語版)作曲賞(英語版)ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ[61]
音響賞(英語版)ダニエル・バーチ、ステファン・ブシェ、デイヴィッド・ジャンマルコ、ポール・マッシー、ウィリアム・ミラー、オリヴァー・ターニー
第20回視覚効果協会賞(英語版)長編映画部門補助視覚効果賞(英語版)ゲイリー・ブロゼニッチ、ヘレン・ジャッド、ジェシカ・ノーマン、ヤン・ブロンデル、ステファノ・ペピン[62]
脚注[脚注の使い方]
注釈^ なお、フランス全土における最後の決闘裁判は1549年に行われた[7]。
出典^ “Harry Gregson-Williams to Score Ridley Scott's 'The Last Duel' | Film Music Reporter” (2020年12月15日). 2021年10月26日閲覧。
^ a b c D'Alessandro, Anthony (2019年11月15日). “Disney Dates A Ton Of Pics Into 2023 & Juggles Fox Releases With Ridley Scott's 'The Last Duel' To Open Christmas 2020, 'The King's Man' Next Fall ? Update”. Deadline Hollywood. 2020年5月15日閲覧。
^ “The Last Duel”. British Board of Film Classification. 2021年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月15日閲覧。
^ a b c Lang, Brent (2021年10月17日). “Box Office: 'Halloween Kills' Scores Bloody Great $50.4 Million Debut, 'The Last Duel' Bombs” (英語). Variety. 2021年10月17日閲覧。
^ “The Last Duel (2021)”. Box Office Mojo. 2022年4月7日閲覧。
^ 『キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.36