最後の決闘裁判
[Wikipedia|▼Menu]
裁判官から「決闘裁判でカルージュが負けた場合、偽証罪で生きたまま火あぶりにされる」と聞かされるが、彼女は「真実を語っている」と主張し続け、最終的にシャルル6世は決闘裁判を承認する。退廷後にマルグリットはカルージュに対して、火あぶりにされることを事前に伝えずに決闘裁判を直訴したこと、子供が路頭に迷うかも知れないことを問い詰める。カルージュは「君の名誉のために戦うのだ」と返答するが、マルグリットは「自分の名誉を守ることしか考えていない」と反論する。決闘裁判を数日後に控えた日、マルグリットは男児を出産する。

国王夫妻やピエール伯夫妻、拘束されたマルグリット、そして多くの群衆が見守る中でカルージュとル・グリの決闘裁判が開始される。決闘は馬上での戦いから始まり、馬を倒された後は徒歩での接近戦となる。戦いの末にカルージュはル・グリに止めを刺そうとするが、その直前に「自らの罪を告白しろ」とル・グリに迫るが、彼は「自分は無実である」と主張する。それを聞いたカルージュはル・グリを殺し、主張が受け入れられたマルグリットは拘束を解かれる。敗者となったル・グリの遺体が吊るされる中、カルージュは群衆から喝采を浴びながら決闘場を後にし、その後をマルグリットは無言でついていく。

数年後、カルージュは十字軍遠征で戦死し、マルグリットは夫の財産を守りながら平穏に暮らしたものの、生涯再婚しなかったことが語られる。
キャスト.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}マット・デイモンアダム・ドライバージョディ・カマーベン・アフレック

※括弧内は日本語吹替。

ジャン・ド・カルージュ(英語版): マット・デイモン平田広明) - 城塞の長官の息子。従騎士から騎士に。

ジャック・ル・グリ(英語版): アダム・ドライバー津田健次郎) - 従騎士。ジャンの親友。プレイボーイ

マルグリット・ド・カルージュ(英語版): ジョディ・カマーブリドカットセーラ恵美) - 裕福な貴族の娘。

アランソン伯ピエール2世: ベン・アフレック堀内賢雄) - 領主。国王の祖父の従弟。

ニコル・ド・ブシャール: ハリエット・ウォルター(英語版)(宮沢きよこ) - ジャンの母。

国王シャルル6世: アレックス・ロウザー(英語版)(宮瀬尚也) - ピエールの従兄の孫。

王妃イザボー: セレーナ・ケネディ

クレスパン: マートン・チョーカシュ丸山壮史) - ジャンの従騎士仲間。

ル・コック: ジェリコ・イヴァネク佐々木省三) - 法廷でジャックを弁護する高僧。聖職者特権の使用を助言。

マリー: タルーラ・ハドン(英語版)(佐久間友理) - マルグリットの友人。

アリス: ブライオニー・ハンナ(英語版) - マルグリットのメイド。

ロベール・ド・ティボヴィル: ナサニエル・パーカー - マルグリットの父。イングランドに味方した過去あり。

トミン・デュ・ボワ: サム・ヘイゼルダイン(英語版) - ジャンの友人。決闘を見守る。

ベルナール・ラトゥール: マイケル・マケルハットン烏田裕志) - マリーの夫。

ジャン・ド・カルージュ3世: オリヴァー・コットン(英語版) - ジャンの父。城塞の長官。

摂政: クライヴ・ラッセル - 国王のおじ。

アダム・ルヴェル: アダム・ナガイティス(英語版)(広瀬竜一) - ジャックの従僕。

司祭: ボスコ・ホーガン(英語版) - ジャンとマルグリットの訴えを確認。

製作カヒアー城で『グリーン・ナイト』と『最後の決闘裁判』の撮影が行われたことを記した記念碑

2011年ごろ、プロデューサーのドリュー・ヴィントンから原作について連絡をもらったのが始まりとマット・デイモンは答えている[11]

2015年7月に企画が発表され、当初はフランシス・ローレンスが監督、ショーン・グラントが脚本家を務める予定だったが、この時は進展せず、権利期限を迎えたことで製作は頓挫した[12]

2019年7月にリドリー・スコットが監督を務めること、ベン・アフレックとマット・デイモンが出演し、2人がニコール・ホロフセナーと共に脚本を書き終えていることが報じられた[13]。デイモンはスコットに監督を直接依頼していたが、スコットはデイモンがしきりに黒澤明の映画『羅生門』(1950年)の、3つの異なる視点から一つの事件を描く話をしていたと、成り行きを説明している[14]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:71 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef