最後から二番目の恋
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また、千明が思いも寄らない人物から熱烈な想いを寄せられることになる。好きなタイプはスポーツ万能で寡黙な美少年。恋愛遍歴こそ豊富だが、プロポーズされたことは一度もなかった。『最後から二番目の恋 2012年秋』(以下、『2012秋』)では手がけたドラマの低視聴率から仕事を干され、すっかり落ち込んでいた。しかも、名誉挽回のチャンスは苦手にしているサスペンスドラマの仕事だった。『続・最後から二番目の恋』(以下、『続』)では副部長に出世するも、現場の第一線から外されたことに鬱屈し、自身の言葉とは裏腹にすっかり「面倒臭くて煙たい上司」に。ストレスを抱えては和平と深酒する日々を送っていたが元カレの涼太が生活に困窮して家に転がり込む。涼太に対し、見栄や意地から同居や仕事の世話もするのだが、その口から「ポストイット事件」の真相を聞くことになる。新ドラマのロケが鎌倉および自宅で行われることに決まり、和平の提案で長倉家に居候することに。
長倉和平(ながくら わへい) 〈50 → 52〉
演 - 中井貴一鎌倉市観光推進課課長(第1期) → 観光推進課課長兼秘書課課長(第2期)。長倉家の長男、典子と双子の姉弟の兄。性格は生真面目な堅物で理屈っぽく、なにかと説教臭い。嫌味かつ細かい発言で、千明や典子からは「小姑じみている」「オバサンくさい」と指摘されることが多い。また、自分にも他人にも厳しい質で、なかなか羽目を外すことが出来ない。千明に対して人前では「吉野さん」と他人行儀だが、口論で興奮すると「あーたね」と容赦なくなる。両親を早くに亡くし、一家の大黒柱としての責任感から実直に生きてきた。口うるさくもあるが兄としては立派で頼もしい。そうした自分の人生や人柄について「古くさい」「器が小さい」と自嘲しており、年齢には人一倍敏感。妻に事故で先立たれてからは、シングルファーザーとして一人娘を育てているが子育てに関しては妻に任せきりだったせいで、思春期を迎えた娘のえりなとの接し方に困って真平を頼るなど、父親としてはかなり情けない。家庭でも職場でも周囲の個性的な人々に振り回される日々を送っている。恋愛面では真面目で優等生で可憐な「委員長」タイプが好み。だが、好みのタイプからはつれなくされるのに、なぜか未亡人にばかり好意を寄せられるというかなり特殊な女難体質。『2012秋』では元部下が上司に昇進。鎌倉観光大使の一件を巡ってとんでもない事態に陥る。なお、劇中で51歳の誕生日を迎えた。『続』では観光大使の一件の責任を取る形で観光推進課と秘書課の課長を兼務する羽目に陥り、癖の強い市長に振り回される。千明との不思議な関係が平行線を辿る中、未亡人の薫子に興味を持たれ「友人関係」になるが、薫子が「天使」(=真平)と会ったことを知り、誤解から「セフレ問題」を招き寄せてしまう。結婚を機に真平が実家を出て、万理子も仕事で帰りが遅くなるようになったことで、夜はえりなと二人きりの侘びしい生活に。亡き妻が集めていた桜貝の秘密が意外な人物の口から語られることになる。
長倉家
水谷(長倉)典子〈45 → 47〉
演 -
飯島直子長倉家の長女、和平の妹、双子の姉弟の姉。専業主婦をしていたが後にパートに出るようになる。性格は超マイペースで自己中心的。他人の話はまったく聞かず、物事を深く考えずノリと勢いに任せて生きている。さらに口が軽く、余計なことを話す割に肝心なことはなぜか言わない問題児。性格は浮き沈みが激しく、周囲をとことん振り回す。家事万能だが、物臭であまり動きたがらない。また、他人の不幸が大好物でノロケ話には露骨に不快感を示す。夫と長男から相手にされない寂しさから、頻繁に実家である長倉家に出入りしている。高校生時代は、教師と交際関係に発展し付き合ったことがあるなどモラルが欠落しており、時折とんでもないことをしでかす。夫・広行と熟年離婚した後も水谷家で生活していたが、ある事件がもとで水谷家を家出して千明の家に居候として転がり込んだ。男女関係の話が大好きだが、意外なことに男性遍歴は少なく、話のほとんどは女性週刊誌やテレビのワイドショーがネタ元。『2012秋』では家族にハワイ旅行を提案するが、同意を得られず落ち込む。そんなとき、ひょんなきっかけでフラダンススクールに行くことになり「事件」が起きる。『続』では夫の浮気を疑い尾行していたが、不動産屋を訪れる姿を見てマイホーム購入と誤解。だがそれが勘違いと判明してまたしても離婚の危機を迎え、広行が家を出てしまう。離婚によりシングルマザーとなった脚本家・栗山ハルカの子守りをアルバイトで引き受けたことがきっかけとなって新たな生きがいに目覚めることになる。
長倉万理子(ながくら まりこ) 〈35 → 37〉
演 - 内田有紀(幼少期:久家心)長倉家の次女、双子の姉、和平・典子の妹。感情を表に出すのが苦手で暗い表情やもっさりした服のセンス、極端な人見知りが原因で周囲にうまく馴染めず、仕事が長続きしない。また、情緒不安定で打たれ弱く些細なことがきっかけで部屋に引き籠もってしまう。恋愛経験はゼロで未だ処女。性格は意外とお茶目で色々なことに興味を示し、機械にも強く、観察力もずば抜けている。凝り性で興味のあることに夢中になると周りが見えなくなる。家族も含め全員に対して敬語で接し、「?であります」が口癖。和平を「お兄ちゃん」と呼ぶのに対し、典子を「ノリ姉」と呼ぶ。双子の弟真平と不思議な繋がりを持っており、お互いに考えていることがわかり、片方が調子を崩しているともう片方にも影響する。「真平がいなくなってしまうのでは」という不安感のせいで不安定な性格になったのではないかと真平は思っている。だが、千明との出会いと千明への片思いがきっかけで性格も生活も大きく変化していく。『2012秋』では千明が仕事を干されている間、他局から誘いがかかるも、千明に恋してる理由からチームに残ることを決め、本格的にドラマの勉強を始める。脚本家の執筆する現場を間近に見るうち、自分の新しい道は脚本家になることだと決断する。『続』では脚本家として成長させようという千明のはからいで新ドラマの脚本に参加することに。そのパートナーとして千明の元彼氏・涼太と組むことになるが、なんと一目惚れ。涼太と触れ合うと鼻血を出すほどだが、千明への想いとの板挟みとなる。が、涼太が才能の限界を知って辞退したことで、職場復帰した旧知の栗山ハルカとコンビを組む。ハルカを「先生」とも「先輩」とも呼んで慕う。新人脚本家コンクールを狙うなど野心も抱くようになった。
長倉真平(ながくら しんぺい) 〈35 → 37〉
演 - 坂口憲二(幼少期:内田陸斗)長倉家の次男、双子の弟、和平・典子の弟。自宅を改装しカフェを経営している。イケメンで楽天的な明るい性格かつ、子煩悩なしっかり者で長倉家においては主夫の役割を果たしている。また、フェミニストで「天使」を自称して世界中の女性を幸せにしたいと思っているため、一人の女性だけを愛さないようにしているとうそぶく。兄の和平とは心を許せる親友のような間柄。かつては家族の中心に居た和平の亡き妻を尊敬し、彼女のかわりを果たそうと奮闘している。実は深刻な病を抱えており、いつ倒れるともわからない状態にある。そのせいで自動車の運転免許も持たず、特定の女性との深い交際が出来なかった。こと病気に関しては家族にも徹底した秘密主義。常に自分の感情を押し殺すように生きてきたせいで、自由奔放な千明を心から愛するようになる。しかし、和平と千明のように言いたいことをお互いに言い合えてケンカ出来る関係を理想だと思うようになり千明と別れる。初対面のときからウマが合わず、衝突ばかりしていた知美と鎌倉ロケのリハーサルで恋人役となったことが縁で結ばれる。『2012秋』では千明とは「元カノ」「元カレ」と呼び合うなど相変わらず仲が良く、デートの最中でも寂しい女性を見ると「天使」の血が騒いでしまうなど、知美をやきもきさせている。だが、ふとしたことがきっかけで知美に病気のことを知られてしまう。『続』では知美との結婚を控えて「天使」を卒業したものの、独り身の女性を見ると心が騒ぐのは相変わらず。その一方でなぜか知美とは関係を持てずにいた。知美の許しを得て再び「天使」に戻るのだが、それが「セフレ問題」の原因に。結婚を機に長倉家を出て大橋家で妻・知美、秀子母娘と同居生活を始める。早朝から夕方の閉店時間まで実家に居るという特殊な生活スタイルになる。
長倉えりな〈11 → 13〉
演 - 白本彩奈和平の一人娘。大人びており、性格はクールでドライ。発言は辛辣そのもの。和平に対しては特に手厳しく、汚らわしいもの物でも見るような態度で接している。反面、叔父の真平に対しては素直で可愛らしく、千明には懐いている。朝のシーンではえりなが「そろそろ遅刻」と席を立つのが終わりの合図となっている。中学生となった続では蒼太と交際するようになり、学校帰りに大橋家に出入りするように。薫子から娘のように可愛がられ、千明とは平行線の和平が薫子と再婚してくれないかと願うようになる。相変わらず辛辣。
水谷家

典子の嫁ぎ先。長倉家の家族イベントに参加しており、実質的に長倉ファミリー。
水谷広行〈53 → 55〉
演 -
浅野和之典子の夫。夫婦間の会話が減り、職場から帰宅しても挨拶を交わさず自室に入る。


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