宗教法人 曹洞宗
英語: Religious Corporation "Sotoshu"曹洞宗宗務庁
(及び経営している東京グランドホテル[7])
種類宗教法人
法人番号9010405001419
21世紀初頭である現在、全国の曹洞宗寺院は「宗教法人曹洞宗」により包括されており、その本部事務所を「曹洞宗宗務庁」という[8]。曹洞宗に所属する約15,000ヵ所寺は、永平寺派の「有道会」と總持寺派の「總和会」に所属が二分されている。
曹洞宗としての宗派の長を「管長」といい、大本山永平寺および大本山總持寺の貫首(住職)がそれぞれ2年毎交互に就任する(西暦の偶数年の1月20日付けで任期満了となり、翌1月21日付で交代となる。なお、管長が任期中に示寂の場合は、後任の貫首が残任期間まで管長を務める慣例となっている)。閣僚にあたる内局の部長7名も両派でほぼ半数ずつ、宗議会議員(定数72名)も36選挙区ごとに両派から1名ずつ選ばれる。教団運営は管長の元で、宗務と事務が庁議(責任役員会)の決定に基づき執行される。また、内局(宗務執行機関)、宗議会(議決機関)、審事院(監正機関)の三機関が置かれている。「宗教法人曹洞宗」の代表役員は宗務総長といい、宗務執行機関としての法人を代表し、その事務その他の宗務を総理する。 両大本山の住職を貫首といい、2人の貫首が2年交代で管長(宗門代表)となる。管長は、有資格者で立候補者から選挙によって選出される宗門最高の位階。 本山と、所属する寺院数 [1]本山江戸時代 尊称として住んでいる場所にちなみ、永平寺貫首を不老閣猊下(ふろうかくげいか)、総持寺貫首を紫雲台猊下(しうんたいげいか)とも呼ぶ。
著名な寺院
大本山(根本道場)
(1750年代)現代
(1980年代)
永平寺1481,300
總持寺16,20013,850
総数17,50014,000
永平寺 - 福井県吉田郡永平寺町
貫首:南澤道人(みなみさわ どうにん)禅師
寺紋:久我山竜胆紋(久我竜胆紋・久我竜胆車紋)
寛元2年(1244年)に、道元が越前の波多野義重の要請で開く。
永平寺東京別院(長谷寺) - 東京都港区
永平寺名古屋別院 - 愛知県名古屋市東区代官町
永平寺鹿児島出張所(紹隆寺) - 鹿児島県姶良市平松
總持寺 - 横浜市鶴見区
貫首:石附周行(いしづきしゅうこう)禅師
寺紋:五七桐紋
元亨元年(1321年)に、瑩山紹瑾が能登の定賢
總持寺祖院 - 明治38年(1905年)より元の地(石川県輪島市門前町)に復興
總持寺北海道別院(法源寺) - 北海道松前郡松前町松城
歴史的には正法寺(岩手県奥州市)が奥羽二州の本山、大慈寺(熊本県熊本市南区)が九州本山であった期間があるが、元和元年(1615年)の寺院法度により永平寺、總持寺のみが大本山となる。