書籍
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1779年から1819年塙保己一は『群書類従』正編1270種530巻666冊、続編2103種1150巻1185冊という日本最大の叢書を完成させた(書誌[書誌 6]:一部はGoogleブックス[全文 9]で公開)。

洋装本の時代

1869年1870年本木昌造美華書館風の明朝体漢字、平仮名の鉛合金活字を開発、本格的活版印刷に寄与した(府川充男『活字の世界』[全文 10])。

以降、木版和装本から、明治20年頃には洋装本の時代となった。

図書、書籍の名を冠した館

718年養老令中務省所属に図書寮(現在の宮内庁書陵部の一部の役割)があり、書籍を扱っていた(『令義解』(天長10)[書影 7])。

1872年明治5年)に書籍館(しょじゃくかん)が湯島聖堂に開館した(現在の図書館の前身で、東京国立博物館へ書籍は引き継がれた(解説文:東京国立博物館:館の歴史[全文 11]))。

分類

書物は様々な分類方法がある。
書字方式による分類

写本:手書きによる筆写で複製されたもの。

印刷物印刷機により印刷されたもの。

形態による分類

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出典検索?: "本" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2013年11月)


粘土板(ねんどばん):粘土の板に文字を刻みつけて乾燥させた書物。

リーフレット:1枚の印刷物(ユネスコの定義では、製本していない2ないし4ページの刊行物)。

巻物(まきもの):製本せずに、紙をぐるぐる巻いた書物。古くはエジプトパピルスの巻物など。

折り本(おりほん):仏教お経など折り畳まれた書物。

本(ほん):製本された書物。紙に印刷されたもの。古くは中世羊皮紙写本など。

電子出版電子書籍

マイクロフィルム

流通による分類

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国により多少の差はあるが、単発的に小部数を発行する書籍と、定期的に大量部数を発行する雑誌とは、流通上分けられている。

書籍

単行本:全集・叢書などのシリーズではない単発の本。

全集叢書双書):シリーズものとして編まれた本。


雑誌

新聞雑誌

ムック:書籍と雑誌の中間形態の本(分類上は雑誌)


洋書:通常の書物も国外では通常の流通から外れることが多い

同人誌

日本は例外的に書籍流通と雑誌流通の差が少ない国であり、書籍も雑誌流通システムを利用している形になっている。そのため、書籍の流通が効率的になり、流通コストが抑えられ比較的安価である、書籍出版社の負担が少なく資本規模が小さくてすむなどのメリットがある。その一方で、返本サイクルが短く、出版年次の古い書籍を書店で入手しにくいなどのデメリットがある。古本古書店にて流通している。再販売価格維持が適用される国・地域もある。本が購入されると、著作権者に所定の印税が支払われる。
その他
判型
日本では、1929年から紙の寸法はA判B判などの標準規格が定められている。文庫判、新書判などとも称する。「紙の寸法#紙加工仕上がり寸法」も参照
刊行形態
非定期刊行物と定期刊行物に大きく分かれる。定期刊行物はさらに週刊誌、月刊誌などに分かれる。
分類
図書館では図書分類法により分類されるが、実際の分類については各図書館の援用により違いは生じる。また、児童書と一般書の分類については各出版社(者)が定めた対象年齢によることが多い。
レーティング
日本では、全年齢向けと18禁(18歳未満は購入禁止)に分かれる。各出版社の判断による自己規制のため、明文化された基準はなく慣習的なものである。
内容
見出しをまとめて整理し書き並べた目次や、書誌事項を記述した奥付を設ける。
冊子本の構造本の構造(横書き、洋書の場合)
- ない場合も多い

そで(flap)

見返し

カバー(jacket)

天(head)

小口

地(tail)

標題紙

遊び

のど(gutter)

背(spine)


その他、(しおり)、スピンがある場合も。
裁ち落とし」も参照
構成

本の内容・構成を分けると「前付け」「本文」「後付け」に大別される。「前付け」とは、図の扉(本扉)から図版目次までをいい、「後付け」は付録から奥付までを含める。「見返し」は内容順序に含めない。これらがすべて必要というわけではなく、本・発行物によって構成は異なる。また「献辞」や「奥付裏広告」など、これら以外の要素も入れることもある。[2]
前付け

(とびら) - 標題紙、あるいは中扉と区別して本扉(ほんとびら)ともいう[2]。書籍の中身の最初のページ。主に書籍名、著者名、出版社名を記す。表紙絵に模倣する場合や、本文との区別のため、紙を厚くする場合が多い。[3]

口絵(くちえ) - 本文に関連する写真や挿絵をまとめたページ。カラーページの場合が多い。アート紙などの塗工紙を使用することも多く、本文の紙より厚くして本文と区別する。[2][3]

献辞(けんじ) - 著者の周囲の人に対する謝意や敬意が書かれるページ[3]

序文(じょぶん) - 前書き(まえがき)ともいう。著者、訳者、編者が本文の理解を助けるために書く前口上[2]。書籍を書くにあたっての動機や、主旨を記す。端書き。[3]

凡例(はんれい) - 学術書や辞書・事典などにある記述説明[2]。著者、編集者からの、本文中の約束事や配列、用語、略語、記号などの説明が示されたページ[3]

目次(もくじ) - 篇、章、節などの見出しとその掲載ページをまとめてあるページ[3]。箇条書きで書かれる。

図版目次(ずばんもくじ) - 本文中の挿し絵・図版・写真などの検索目次。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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