曜日
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曜日が日本人の生活の中に普及したのは明治初頭のグレゴリオ暦導入以降で、具体的には官庁職員の勤務に週休制を導入し日曜日を休日とした明治9年(1876年)からである[3][4]
週の始まり

週がどの曜日から始まるかは、国・文化・宗教などにより、様々であるが、「月曜日始まり」と「日曜日始まり」が多い。欧州では月曜日始まりが、アメリカ、ヘブライ語ポルトガル語アラビア語ペルシア語ベトナム語朝鮮語圏などでは日曜日始まりが多く見られる。イスラム圏では金曜日が公休日であり、週は土曜日から始まる。日本では諸法令や民間において月曜日始まりと日曜日始まりが混在している。
標準規格、法令など
月曜日始まり.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(全角1文字で、括弧丸囲み文字日本語漢字の月?日を示したもの)が含まれています(詳細)。

ISO 8601 は、月曜日から日曜日を1から7の数字で、月曜日:1、火曜日:2、水曜日:3、木曜日:4、金曜日:5、土曜日:6、日曜日:7、と表しており、月曜日を週の始まりとしている。

JISは、ISO 8601を受けて、JIS X 0301:2002「情報交換のためのデータ要素及び交換形式 ― 日付及び時刻の表記」(日本産業標準調査会経済産業省)4.3.2.2節「暦週」に曜日名と序数を規定している。ISO 8601と同一であり、月曜日を週の始まりとしている。またその附属書A において、次のように記述している。「統一的な週の番号付けのためには、週の最初の日を一意に決める必要がある。商業目的(会計、計画、その他の週を用いる可能性のある分野)には、週の開始として月曜日が最も適切であることが分かった。」[5]


Java は、ISO 8601に準拠して月曜日から順に1から7を当てているが変更は可能である[6]


国際航空業界の時刻表は、IATA(国際航空運送協会)のSSIM (Standard Schedules Information Manual) 規格[7][8]に準拠して、月曜日を1、火曜日を2、水曜日を3、木曜日を4、金曜日を5、土曜日を6、日曜日を7、と表記する。「1_34__7」の表記は、月・水・木・日が運航日であることを示す。


気象庁は「土、日曜日」を週末[9]として扱うため、暗黙に月曜日が週の始まりとなる。


Unicode は、全角幅の「㈪」 - 「㈰」、「㊊」 - 「㊐」を#符号位置のとおりのコードポイントに定めており、コードポイントの数字(16進法)の並びから、月曜を始まりとしていることになる。


日本手帳システム手帳の週間予定表では、月曜日始まりのものが多い[10][11][12][13]

日曜日始まり

小売物価統計調査
規則(昭和五十七年(1982年)総理府令第六号)は、テーマパーク入場料の調査日を日曜日と規定している[14]が、これは、週の始まりが日曜日であることを前提にしている[15][16]


日本の改正労働基準法 に基づく通達は、1週間を「日曜日から土曜日までのいわゆる暦週」としている[17]


UNIXOSが準拠するPOSIXは、ロカールの曜日一覧($ locale dayの出力)が日曜日から始まる[18]など日曜日を週初めと扱い、calユーティリティの出力は日曜日始まりの実装[19][20]が多見される。


表計算ソフトのWEEKDAY関数(Microsoft ExcelLibreOffice Calc)では、引数の「種類」の数字を指定することによって、曜日の始まり(1または0)をどの曜日にも宛てることができるが、デフォルトでは、日曜日が1、月曜日が2、・・・土曜日が7である。


日本のカレンダー手帳式を除く。)では、日曜日始まりのものが多い[21]

曜日の名称から

いくつかの言語では、曜日の名称が明示的もしくは暗黙で順序を示す。

中国語 は、 の時代に占いの中で日本語と同じ曜日名を用いたが、現在は日曜日を星期日、平日の月曜日 - 土曜日を星期一 - 星期六と称する。中国大陸は月曜日始まりの扱いが多く、香港の中国語カレンダーは日曜日始まりが多い。

ベトナム語 は、日曜日をCh? nh?t(主日)、月曜日 - 土曜日を二次 - 七次を意味する言葉 (Th? Hai - Th? B?y) で表す。近年のベトナム 語カレンダーは、ヨーロッパ諸国やタイと同様に日曜日を週末に配するものが多見される。

ドイツ語 は、水曜日をMittwoch (ミットゥヴォッホ、直訳すれば「週の中間」)と称して日曜日が週の始まりであることを前提としている。ロシア語のсреда (スレダー、真ん中)も同様だが、週末と平日を区別して月曜日を平日の第1日としている。

ポルトガル語は、ポルトガル北部ブラガの司教マルティーニョ・デ・ドゥメが、聖週間の曜日にキリスト教以前に由来する表現を用いることに反対し、キリスト教典礼で使われていた数字表現を用いてイースターの前の日曜日を第1休息日、月曜日を第2休息日……と代替することを提唱したが、後に一般化して月曜日 - 金曜日は第2 - 第6 (segunda-feira, terca-feira, quarta-feira, quinta-feira, sexta-feira) の表現が使われる。中世までポルトガル語と同一言語だったスペイン北西部のガリシア語は、スペイン語に類似の表現が使われる。

スワヒリ語は、週の起点を金曜日または土曜日としている。

暦との関係
基準点

日付から曜日を特定するためには、ある1日の曜日を定めておく必要がある。古代から標準的に暗黙で広く使われてきたが、ISO 8601JIS X 0301)で「2000年1月1日を土曜日とする」と定義した[22]

年の基準点は、メートル条約(Convention du metre)が調印された年を1875年としている[23]
年における週

ISO 8601とJIS X 0301は次のように定めている[24]。これらの規定は、週の最初の日が月曜日であることが前提となっている。

ある年の最初の週はその年の最初の木曜日を含む週である。これは、「ある年の1月4日を含む週がその年の最初の週である」という規則と同等である。

ある年の最後の週は、次の年の最初の週の1つ前の週である。

週は年を跨いで定義されることがある。例えば、2014年12月30日(火)は2015年の最初の週の2番目の日である。

計算

任意の日付から曜日を求めるためにはユリウス通日を求める。ツェラーの公式で、日付から直接に曜日を計算できる。
循環

グレゴリオ暦は、400年間の日数146097日が7日で割り切れるため、曜日も含めて400年周期の暦である。

グレゴリオ暦では、400年間に97回の閏年を設ける。

1年間の平均日数 = 365+97/400 = 365.2425日/年

400年間の日数 = 365.2425×400 = 365日×400(年)+97日 = 146097日

400年間の週数 = 146097日 ÷ 7日 = 20871週

各言語での呼び方
ロマンス諸語

イタリア語スペイン語など多くのロマンス諸語は、キリスト教ローマ神話に由来する名称を用いる。ポルトガル語は例外で「#曜日の名称から」を参照。

スペイン語は

domingo(日曜日)は主


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