いくつかの言語では、曜日の名称が明示的もしくは暗黙で順序を示す。 日付から曜日を特定するためには、ある1日の曜日を定めておく必要がある。古代から標準的に暗黙で広く使われてきたが、ISO 8601(JIS X 0301)で「2000年1月1日を土曜日とする」と定義した[22]。 年の基準点は、メートル条約(Convention du metre)が調印された年を1875年としている[23]。 ISO 8601とJIS X 0301は次のように定めている[24]。これらの規定は、週の最初の日が月曜日であることが前提となっている。 任意の日付から曜日を求めるためにはユリウス通日を求める。ツェラーの公式で、日付から直接に曜日を計算できる。 グレゴリオ暦は、400年間の日数146097日が7日で割り切れるため、曜日も含めて400年周期の暦である。 イタリア語、スペイン語など多くのロマンス諸語は、キリスト教やローマ神話に由来する名称を用いる。ポルトガル語は例外で「#曜日の名称から」を参照。 スペイン語は
中国語 は、唐 の時代に占いの中で日本語と同じ曜日名を用いたが、現在は日曜日を星期日、平日の月曜日 - 土曜日を星期一 - 星期六と称する。中国大陸は月曜日始まりの扱いが多く、香港の中国語カレンダーは日曜日始まりが多い。
ベトナム語 は、日曜日をCh? nh?t(主日)、月曜日 - 土曜日を二次 - 七次を意味する言葉 (Th? Hai - Th? B?y) で表す。近年のベトナム 語カレンダーは、ヨーロッパ諸国やタイと同様に日曜日を週末に配するものが多見される。
ドイツ語 は、水曜日をMittwoch (ミットゥヴォッホ、直訳すれば「週の中間」)と称して日曜日が週の始まりであることを前提としている。ロシア語のсреда (スレダー、真ん中)も同様だが、週末と平日を区別して月曜日を平日の第1日としている。
ポルトガル語は、ポルトガル北部ブラガの司教マルティーニョ・デ・ドゥメが、聖週間の曜日にキリスト教以前に由来する表現を用いることに反対し、キリスト教典礼で使われていた数字表現を用いてイースターの前の日曜日を第1休息日、月曜日を第2休息日……と代替することを提唱したが、後に一般化して月曜日 - 金曜日は第2 - 第6 (segunda-feira, terca-feira, quarta-feira, quinta-feira, sexta-feira) の表現が使われる。中世までポルトガル語と同一言語だったスペイン北西部のガリシア語は、スペイン語に類似の表現が使われる。
スワヒリ語は、週の起点を金曜日または土曜日としている。
暦との関係
基準点
年における週
ある年の最初の週はその年の最初の木曜日を含む週である。これは、「ある年の1月4日を含む週がその年の最初の週である」という規則と同等である。
ある年の最後の週は、次の年の最初の週の1つ前の週である。
週は年を跨いで定義されることがある。例えば、2014年12月30日(火)は2015年の最初の週の2番目の日である。
計算
循環
グレゴリオ暦では、400年間に97回の閏年を設ける。
1年間の平均日数 = 365+97/400 = 365.2425日/年
400年間の日数 = 365.2425×400 = 365日×400(年)+97日 = 146097日
400年間の週数 = 146097日 ÷ 7日 = 20871週
各言語での呼び方
ロマンス諸語
domingo
lunes
martes
miercoles
jueves
viernes
をそれぞれ起源としている。
ロマンス諸語には含まれないものの、タガログ語などフィリピンの諸言語がスペイン語の曜日名を借用している。タガログ語は日曜日のみ週を表すLinggoと称するが、スペイン語の"domingo"がなまったものとされる。 英語やドイツ語、オランダ語といったゲルマン系の言語は、 にちなみ、ローマ神話の神々に相当する北欧神話の神々の名も用いる。 英語は、 を起源とする。 アイスランド語は日曜日 (sunnudagur) と月曜日 (manudagur) が太陽と月に由来する部分で他のゲルマン系の言語と共通するが、残りの曜日は北欧神話の神々の名がすべて排除された名称を用いる。 ユダヤ教では、異教となる多神教の神々の名称を忌諱して番号を用い、イスラム教国のアラブやイラン、キリスト教国のポルトガルも同様である。共産主義国家の中国とベトナムでは唯物論の観点から同様に数字で称する。特定曜日の金、土、日を除き、中国語は月曜日、ほかの言語は日曜日を第一日とする番号で表す。
ゲルマン語
日曜日 (Sunday) は太陽 (Sun)
月曜日 (Monday) は月 (Moon)
火曜日 (Tuesday) は北欧神話の天空神テュール(これはローマ文化からゲルマン文化に曜日の概念が伝わった際、ローマの概念での軍神が一番近い立ち位置にいたのはオーディンであるが、水曜日に当てはめられた為、テュールに軍神の役割が与えられ、マルスからテュールに置き換えられた。これをきっかけに、テュールは名実ともに軍神としての立ち位置を崇拝の対象として得た。)
水曜日 (Wednesday) はアングロサクソンの主神ウォドン(上記の理由と同じくメルクリウスの役割をオーディンに当てはめた為。しかし、メルクリウスとオーディンの場合は商業ではなく知識の神ということで置き換えられた。)
木曜日 (Thursday) は北欧の雷神トール(ユピテルの持つ雷とちからの象徴から置き換えられた。戦争とちからの象徴は、勢力戦と個人戦の違いなので軍神とはまた異なる。)
金曜日 (Friday) は北欧の愛の女神フロイア(美の女神であるウェヌスはそのまま美の女神であるフレイヤに置き換えられた。)
土曜日 (Saturday) はローマ神話に登場するサトゥルヌス
個々の曜日名を廃して数字で称する例
中国語では日曜だけが「星期天(または星期日)」、月曜以降は「星期一」「星期二」と数字になる。
ベトナム語では日曜日をCh? nh?t(主日)、月曜日 - 土曜日を二次 - 七次を意味する言葉 (Th? Hai - Th? B?y) で表す。
ポルトガル語は日曜日が「主日」(domingo)、月曜日 - 金曜日は第2 - 第6 (segunda-feira, terca-feira, quarta-feira, quinta-feira, sexta-feira) という。
ペルシャ語では土曜日を「シャンベ」と呼び、日曜日から木曜日までは「シャンベの1日後・2日後・3日後・4日後・5日後」を意味する語を使用する。
ヘブライ語では土曜日は安息日を意味する「シャバト」を用いる。
アラビア語では金曜日(ジュムア)と土曜日(サブト)のみ特別な名称を用いる。
様々な呼び方
日曜日
薔薇の日曜日
血の日曜日事件 - 1905年1月22日日曜日にロシア帝国の首都サンクトペテルブルクのデモで、当局が発砲して多数の死傷者を出した事件である。
月曜日
薔薇の月曜日 - 謝肉祭最後の薔薇の日曜日に続く月曜日。
ブラックマンデー(暗黒の月曜日) - 1987年10月19日月曜日(アメリカ時間)の株価大暴落。
ブルーマンデー症候群 - 初台関谷神経科クリニック関谷透院長が命名した症候群である。「休日が終わり仕事が始まる」という事実が会社員の心身に負担を与え、自殺率、脳卒中と心筋梗塞の発症率、血圧上昇率、ひいては歩留まり下降率等が他の曜日よりも高くなる統計に基づいている。
火曜日