機関車は4両編成で、全車両エレクトロ・モーティブ・ディーゼル社製で、アラスカ鉄道所有。
1号車・・・GP40-2(3010号)
2号車・・・F7A(1500号・旧式のキャブ・ユニットと称する形態のディーゼル機関車)
3号車・・・GP7Lr(1801号)
4号車・・・GP7Lr(1810号)
GP7Lrの2両は、出演に際してショートフードをオリジナルの高さに戻してある。
なお、出演する機関車が明らかに違うシーンもある。(台車の形式・細部の形状などで判別できる)それらの中には、GP38-2・GP7・GP28(クラッシュシーン)も登場する。
1号車のGP40-3010号は新塗装を施され、2009年現在もアラスカ鉄道において使用されている。
2号車のF7A-1500号は現在は退役し、アラスカの交通工業博物館に保存されている。
4号車のGP7-1810号は後にオレゴン・パシフィック鉄道に売却された。
中盤に登場する貨物列車を牽引している機関車はMRS-1(1605号)。本作公開時には既に解体されていた。
操車場を出発するシーンで、BA&P鉄道(Butte, Anaconda and Pacific Railway)のGP38-2(108または109号)が登場するが、それらは1986年にアラスカ鉄道に売却され同社の2001・2002となり、2014年現在も現役である。
その他
本作は黒澤明、菊島隆三(ノンクレジット)、小國英雄(ノンクレジット)が書いた脚本を基にしているが、大幅に改稿されている[3]。また黒澤は完成した映画を批判している[4]。
黒澤が企画した段階では、ヘンリー・フォンダとピーター・フォークの主演を予定していた。[5]
ジョン・ヴォイトとエリック・ロバーツがそれぞれアカデミー賞にノミネートされた。
脚注^ 車軸下のカメラカットで氷片により部下が線路に落ちたことを描写するが、部下の姿は映ってない。
^ TV放送初登場時の日本語吹替も同意味のセリフが入るが、後のTV放映時にはサラの言葉が意図的に抜かれ、その後、黒澤監督追悼時の放映では「彼、死ぬつもりなんだわ」と意訳されたセリフが挿入された。
^ オリジナル脚本は岩波書店『全集 黒澤明 第5巻』に収録。
^ 『黒澤明語る』福武書店
^ [1]
関連項目
暴走特急 - 本作のGP7-1810号が登場。
外部リンク
暴走機関車 - allcinema
⇒暴走機関車 - KINENOTE
Runaway Train - オールムービー(英語)
Runaway Train - IMDb(英語)
⇒原作台本・2ページ目以降は左の目次から - ⇒黒澤明デジタルアーカイブ