「時効警察はじめました」の特別ドラマ『時効警察とくべつへん』が、2019年10月19日0時15分からビデオパス、AbemaTVで配信されている(全4回)。 この作品の象徴とも言えるアイテム。霧山が事件の真相を解明した際、事件の当事者(基本的に犯人)に渡す「この件は誰にも言いません。」と書かれたカードである。 手渡す際には相手の名前及び霧山の署名が書かれた上で、霧山の認印が押される(回によっては霧山と三日月の連名で、2人の認印が押される場合もある)。多くは時効を迎えているので、霧山の捜査はあくまで趣味であり、「事件の真相を知るのが目的であること」及び「真相については誰にも口外しないこと」が保証される。が、もちろん持っているからといって何か特別なことが起こるようなものではない。 このカードは霧山が個人的に製作したもので、自宅や署内のロッカーに大量のストックが存在することが劇中で明らかになっている。文面は共通だが外枠に色のバリエーションがあり、毎回異なる色のカードが登場する。また、渡す相手によってたびたびカード形態を変化させている(下記参照)。なお、時効になっていない事件でこのカードをもらったのは第2シリーズ終了時点で1人だけである。 『時効警察』のホームページ内にある霧山の日記には、この「誰にも言いませんよ」カードのPDFファイルが各話別に用意されており、厚紙にプリントすることで劇中のカードを色使いまで忠実に再現することができる。また、DVDには「誰にも言いませんよ」カード9枚が初回封入特典としてついている。 総武警察署は「そーぶくん」という独自のマスコットを持っており、番組では劇中のみならず、スポンサーの紹介などいたる所に登場する。そーぶくんのデザインは警視庁のマスコット「ピーポくん」に酷似しているが、頭の角がピーポくんの1本に対しそーぶくんは2本であること、ピーポくんの全身がオレンジ色・頭部が水色という配色が逆転していること(そーぶくんは全身が水色・頭部がオレンジ色)、目が点状となっていることなど、いくつかの相違点がある。総武警察署ホームページでは家族としておじさん・おばさん・いとこが紹介されているが、なぜか両親や兄弟の存在は示されていない。なお、中学時代はテニス部で活躍していたらしい。 「時効警察はじめました」から「そーぶくん」に代わる総武警察署の新マスコットキャラクター[20]。「そーぶくん」と見た目はそっくりだが、体がメタボ気味で、2本の角がなくなっている。「そーぶくん」が太ったわけでなく、まったく別人であると2019年9月4日のTwitterでつぶやいている[21]。語尾に「そーぶ」をつける癖を持っている。 第1シリーズ第一話にて又来が購買部の横の廊下で拾ったもので、時効管理課全員でじゃんけんをして負けた霧山が記入させられた。その後三日月がそれをこっそり拝借し(三日月は「ガメる」という表現を使う)、妻の欄に自分の名前を書いて一人悦に入ったりした。その後の話でもたびたび登場し、三日月の妄想をかき立てる。第1シリーズ最終回では三日月が霧山と自分の印鑑まで捺印するに至ったが、ある時風に飛ばされて紛失してしまい、三日月は悲嘆に暮れる。しかし、第1シリーズラストにて再び又来によって新しい婚姻届が拾われ、じゃんけんで負けた霧山が記入するという光景が繰り返されることとなった。なお、その新しい婚姻届(婚姻届2)は再び三日月の手に渡った。ちなみに、霧山が婚姻届に記入をするとき、三日月の目には婚姻届が輝いて見えるようである。 総武警察署員の制服は一般的な警察官と同じ濃紺のものだが、時効管理課課員と三日月の5人(第2シリーズでは真加出を加え6人)に限り、なぜかコスプレグッズのような明るい青色のものを着ている(三日月のもののみ他より色合いが鮮やかである)。この色違いの制服は三日月も着ていることから時効管理課に限ったものではなく、かと言って時効管理課以外の署員で着ているのは三日月ただ1人ということもあり、どのような理由で差異が生じているのかは定かでない。三日月に至っては、第1シリーズの四話・五話ではネクタイではなくなぜかリボンをしている。 物語内ではほぼ毎回のように奇妙な張り紙が貼られた場所が登場する。書かれている内容も特にストーリーとは無関係ではあるが凝ったものばかりであり、そのあまりのシュールさは視聴者の笑いを誘う。 時効管理課にかかっている黒板には、毎回様々なことが書かれている。その日の時効件数や「STOP the 時効!」といった標語など。
時効警察とくべつへん 鑑識課・又来康知
キャスト
又来康知 - 磯村勇斗
又来 - ふせえり
下柳田喜一郎 - 小手伸也
霧山修一朗 - オダギリジョー(特別出演)
三日月しずか - 麻生久美子(特別出演)
十文字疾風 - 豊原功補(特別出演)
サネイエ - 江口のりこ(特別出演)
スタッフ
脚本・監督 - 村上大樹
音楽 - 坂口修
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー - 大江達樹(テレビ朝日)、山本喜彦(MMJ)
制作 - テレビ朝日、MMJ
放送日程
前編:2019年10月19日(土)0時15分(金曜深夜)配信スタート
後編:2019年10月26日(土)0時15分(金曜深夜)配信スタート
時効警察とくべつへん 刑事課・彩雲真空
キャスト
彩雲真空 - 吉岡里帆
「ラーメン巨匠」の店主・瀬尾 - 岡野陽一
霧山修一朗 - オダギリジョー(特別出演)
三日月しずか - 麻生久美子(特別出演)
十文字疾風 - 豊原功補(特別出演)
蜂須賀 - 緋田康人(特別出演)
スタッフ
脚本・監督 - 大九明子
音楽 - 坂口修
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー - 大江達樹(テレビ朝日)、山本喜彦(MMJ)
制作 - テレビ朝日、MMJ
放送日程
前編:2019年11月23日(土)0時15分(金曜深夜)配信スタート
後編:2019年11月30日(土)0時15分(金曜深夜)配信スタート
アイテム
「誰にも言いませんよ」カード
「誰にも言いませんよ」カードのバリエーション
「誰にも言いませんが」カード - 第1シリーズ第八話で使用。「この件は誰にも言いません」と「。」の間に手書きで「が」を書き足したもの。「この件は誰にも言いませんが、日本語はもっと勉強した方がいいと思います。」の意。
「誰にも言いませんよ」カードF - 第1シリーズ最終回以降、3名の女性犯人に使用。第2シリーズ第三話からは元に戻している。水商売の名刺にヒントを得て角を丸く落としたもので、FはFemale(女性)の頭文字。スペシャルでも使用。
「誰にも言いませんよ」カード ロイヤル・ストレート・フラッシュ - 第2シリーズ第五話で使用。関係者5人に渡すために用意された「誰にも言いませんよ」カードの5枚組。
「誰にも言いませんよ」カードH - 第2シリーズ第七話で使用。文面の末尾に手書きで「H」と書き足したもの。Hは「本気 (Honki)」の意。
「誰にも言いませんよ」カード3D - 第3シリーズ第一話で使用。カードが2枚に折られており、開くと飛び出す絵本のように「誰にも言いませんよ」の文字が浮かんでくる。
「誰にも言いませんよ」カード・ダイバー仕様 - 第3シリーズ第三話で使用。吊り橋から転落するのを想定して、プラスチック素材の透明カードで出来ている。
「誰にも言いませんよ」カードZ - 第3シリーズ第四話で使用。ゾンビの手形を模様にしている。Zはゾンビ(Zonbi)の頭文字の他に、アルファベットの最後の文字ということで、「捜査は最後にします」の意味で付けた。
「誰にも言いませんよ」カード・ハイブリッド - 第3シリーズ第五話で使用。ハガキのデザインでアンテナが付けられている。
「誰にも言いませんよ」カード・ミュージック - 第3シリーズ第七話で使用。ボタンが付いており、押すと未発表曲が流れる。
そーぶくん
そーぶさん
婚姻届
総武警察署員の制服
張り紙
時効管理課の黒板
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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