時代考証
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

注釈^ 小和田は『秀吉』において、シナリオでは秀吉と蜂須賀小六の出会いの場所を矢作川に架かる橋(矢作橋)の上としていたものを、当時矢作川に橋が架けられていなかったという知見に照らして修正したこと(小舟の上で出会うこととなった)を、呼称等の修正に対して「ドラマの根幹」にかかわる変更を行った例として挙げている[10]
^ NHKの大河ドラマでは夜の室内が明るく表現されすぎていると考えていた小和田は、『秀吉』で初めて時代考証を担当した際にいつもより暗く撮ってもらい「まずまず」満足していたところ、弱視者の団体からこれでは何も見えないと抗議を受けたという[32]
^ 「歴史ドラマはどこまでフィクションが許されるのか。このことについての明快なガイドラインはまだない。だからこそ、時代考証という仕事の重要性があるのではないかと考えている」(小和田哲男)[33]/「史実に則しながらどこまで視聴者に寄り添っていけるか、その匙加減がやはり難しいところです」(丸島和洋)[20]
^ 『真田丸』での「信繁」使用は制作陣からの提起で、考証を打診された丸島が「制作陣の本気を感じました」と述べている[4]
^ 刀狩も参照。
^ 正座などの項目も参照。出演者の石川さゆりによれば「今までも大河であの時代をやるときに、立て膝でやろうと試みたんだけど、途中で挫折して正座になってしまったので、今回は忠実に再現したい」と制作側から伝えられたという[39]
^ 大森は「時代劇」と「歴史劇」を厳密には区別してはいないとしつつも「歴史劇だと時代劇よりも時代考証をより厳密にやろうという意識になる」と述べており、NHK大河ドラマは「当然、時代劇の部類に入る」としている[41]
^ 西郷隆盛と妻の糸(史実では糸が16歳年下)を幼馴染するなど。この設定について原口は「脚本の中園ミホさんが『2人は子供のときに会わせたい』との希望でしたので、『まあ、いいでしょう』と」と述べる[44]
^ 考証的正しさに囚われない作品として、映画『用心棒』(黒澤明監督)で、西部劇的なスタイルを求め、ピストルやマフラーを仲代達矢演じる人物に持たせた例などを挙げている。
^草燃える』(1979年)で、ドラマオリジナルの架空人物「伊東祐之」が物語の根幹にかかわる重要な役割を担う例、など。
^利家とまつ?加賀百万石物語?』以降の俗に「スイーツ大河」と呼ばれる風潮、特に『江?姫たちの戦国?』を俎上に挙げている。
^ なお、本作はこの他にもモデルとなった事象との違いが監修者から寄せられたため、途中から「このドラマはフィクションです」のテロップが挿入されるようになった。
^ これらの作品は、その年に放送されたテレビドラマで喫煙シーンを排除した作品に授与される、日本禁煙学会の無煙テレビ大賞を受賞した[54]
^ マイニンゲン劇団、マイニンゲン公劇団、マイニンゲン宮廷劇団とも訳される。主席演出家はルートヴィヒ・クロネック(ドイツ語版)。

出典^ a b c d “時代考証”. デジタル大辞泉(コトバンク所収). 2020年5月6日閲覧。
^ a b “時代考証”. 精選版 日本国語大辞典(コトバンク所収). 2020年5月6日閲覧。
^ a b c “時代考証”. 大辞林 第三版(コトバンク所収). 2020年5月6日閲覧。
^ a b c d e f g h i j k l m n o “ ⇒大河ドラマを支えた“地味にスゴイ”仕事!? 歴史学者が挑んだ「時代考証」の舞台裏歴史学者・丸島和洋さん”. SEKAI. 東進. 2020年5月6日閲覧。
^ a b c 安田清人 (2013年4月21日). “大河ドラマの「時代考証」具体的にどんな仕事をしているのか”. マイナビニュース(週刊ポスト2013年4月26日号の転載). 2020年5月6日閲覧。
^ 大森洋平『考証要集』(文春文庫)
^ a b c d e f g 近藤正高 (2010年1月10日). “「はたして平安時代の人はキスをしたのか?」NHK大河ドラマ時代考証に目からウロコ”. exciteニュース. 2020年5月6日閲覧。
^ “【 大河ドラマ「西郷どん」時代考証・大石先生に聞いた】知っているようで知らない時代考証のお仕事”. 歴人マガジン. 2020年5月6日閲覧。
^ a b c “信長は望遠鏡を知ってる、知らない? NHK時代考証の専門家が語る歴史ドラマの裏側”. Smart FLASH (2016年7月24日). 2020年5月6日閲覧。
^ 小和田(2010年)、kindle版位置No.221
^ 小和田(2010年)、kindle版位置No.230
^ 小和田(2010年)、kindle版位置No.331
^ 小和田(2010年)、kindle版位置No.280
^ 小和田(2010年)、kindle版位置No.159
^ 小和田(2010年)、kindle版位置No.902
^ a b 小和田(2010年)、kindle版位置No.996
^ 黒田基樹『羽柴家崩壊』(平凡社〔中世から近世へ〕、2017年)、kindle版No.3022
^ “時代劇職人列伝【弐】小道具・三代川昭彦の場合”. NHKドラマ. NHK (2014-09-03日). 2020年7月24日閲覧。
^ 小和田(2010年)、kindle版位置No.1000
^ a b c “時代考証のおもしろさって何?大河ドラマ『真田丸』を支えた歴史学者の語りが熱い!”. 和樂 (2020年1月30日). 2020年7月24日閲覧。
^ “古文書の見方解説 蒔田で大河考証者語る”. タウンニュース南区版. (2020年2月13日). https://www.townnews.co.jp/0114/2020/02/13/517433.html 2020年7月24日閲覧。 
^ 小和田(2010年)、kindle版位置No.203
^ “文春文庫 考証要集2 蔵出しNHK時代考証資料”. 文藝春秋. 2020年5月6日閲覧。
^ a b c “時代考証家は体力勝負…重責、多忙も苦じゃない「15歳からの夢だもの」”. スポーツニッポン. (2015年5月24日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/05/24/kiji/K20150524010397970.html 2020年5月6日閲覧。
次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:90 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef