昭和
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同時期にレッドパージが行われ[36]、小中高および大学の共産主義教員が追放されるに至った。それは、アメリカで吹き荒んだマッカーシー旋風赤狩り)に似ていた。
騒乱事件

1948年(昭和23年)4月に阪神教育事件、独立回復後の1952年(昭和27年)には5月1日血のメーデー事件、同年6月に吹田事件、続く7月には大須事件があった[37]
講和後・高度経済成長期

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米国にとって最前線の重要拠点となった日本は、農地改革や労働改革によって戦前に比べて国内市場が広がったこと、有刺鉄線やドラム缶などの補給物資の生産や輸送による特需、そして膨大な駐留米軍の生活消費など需要の増大も少なからず影響したが、奇跡的な速度で経済が復興し、さらに昭和30年代に続く驚異的な高度経済成長(昭和30年代?昭和40年代の名目経済成長率が世界1位の15.4%だった。昭和30年度の8兆5000億円だったGNP(国民総生産)は昭和45年度には70兆円となり、15年間に8.5倍以上の規模となり世界第2位の経済大国となる)を遂げるに至る[38]

都市部には高層ビルが立ち並び、鉄筋コンクリートアパートや郊外の建売住宅に住む人が急増した。日本中から蒸気機関車が消えて、電車ディーゼルカーが走り回るようになった。主要道路はアスファルトで舗装された。新幹線東海道新幹線)と高速道路東名高速道路名神高速道路)が完成した。平田佐矩(四日市市長)や大野伴睦(自民党の国会議員)などによって東海地方日本海を結ぶ日本横断運河の建設が計画された。ほぼ全ての家庭にテレビ電気洗濯機電気冷蔵庫電話が普及して、自家用車も珍しくなくなった。デパートホテルに行ったり、特急列車に乗れば冷房の恩恵を受けられるようになった。パンケーキといった洋食洋菓子も普段食べるようになった。平均寿命は世界有数となり、大学進学率も激増した。そのかわり大都市部では人口過密、農村部では過疎という現象が生じて、公害交通戦争社会問題となった[39]

敗戦直後にはインフレーション(戦後インフレ)に見舞われた。傾斜生産方式 を採用して、ドッジ・ライン(安定恐慌)が起こる。朝鮮戦争勃発で朝鮮特需特需景気)が起こる。1954年(昭和29年)から高度経済成長が開始されて、ガチャマン景気による繊維産業の好景気があり、好景気不景気を繰り返しながら日本経済は順調に成長した。1955年(昭和30年)に社会党右派社会党左派にが再統一された日本社会党自由党日本民主党が合同した自由民主党が結成されたことで、自民党政権時代になった。自民党保守勢力に対抗するため革新労組勢力の日本社会党左派労組組織及び右派の民社党労組政党が組織された。労働組合及び創価学会支援の野党資本主義政党の自民党が対立する55年体制が成立した[40]
戦後経済史の流れ
神武景気1954年(昭和29年)12月から?1957年(昭和32年)6月までの好景気を指す。

なべ底不況1957年(昭和32年)7月から?1958年(昭和33年)6月までの不況を指す。

岩戸景気1958年(昭和33年)7月から?1961年(昭和36年)12月までの好景気を指す。

所得倍増計画1961年(昭和36年)から?1971年(昭和46年)までの経済計画を指す。

オリンピック景気1962年(昭和37年)11月から?1964年(昭和39年)10月までの好景気を指す。

証券不況(構造不況)。1964年(昭和39年)11月から?1965年(昭和40年)10月までの不況の時代。

いざなぎ景気1965年(昭和40年)11月から?1970年(昭和45年)7月までの好景気を指す。

日本万国博覧会1970年(昭和45年)の出来事で通称は大阪万博である。

ニクソン・ショック円切上げ) は1971年(昭和46年)の経済ショックを指す。

日本列島改造論(列島改造景気)によって1972年(昭和47年)に大型公共事業インフレーション(物価上昇)があった[41]

家電ブーム

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昭和20年代以降、以下の家電製品がヒット商品となった。

三種の神器と呼ばれ、一般家庭の主婦たちの憧れの的となった。
白黒テレビ

電気洗濯機

電気冷蔵庫(他に炊飯器掃除機


高度経済成長期には新三種の神器として以下の家電が3Cと呼ばれて憧れのヒット商品となった。
カラーテレビ[42][43]

クーラー

自家用自動車(カー)


三種の神器以外に都市部を中心に普及した家電は以下である。
レコードプレイヤー

電気炊飯器

トースター


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