映画
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技術的にいえば、データセンター内に映画会社側のサーバがあり、各映画館は映画作品のデータをダウンロードし、映画会社のほうは「デジタル的な鍵」のやりとりをすることで、各映画館で各作品を上映を可能にしたり反対に不可能にするような操作・管理を行い、ビジネスを行っている[11]
フィクション / ドキュメンタリーあるいはフィクション / ノンフィクション
コンテンツによる映画作品の分類法のひとつとしては、「フィクション映画」 / 「ドキュメンタリー映画」 と分類する方法がある。また(文章を用いた芸術などと同様に)フィクション映画 / ノンフィクション映画 と分類する方法もある。
国籍別
映画作品については、国籍で分類する、国籍を一種のジャンルのように扱う、ということも行われている。たとえば、アメリカ映画 / フランス映画 / イタリア映画 / イギリス映画 / 日本映画 / 韓国映画 / 中国映画 / インド映画 / ブラジル映画 / アルゼンチン映画 といったようにである。「各国の映画」も参照
統計
映画制作数順

以下のデータは、特に明記されていない限りユネスコ統計研究所による、上映された長編映画(フィクション、アニメーション、ドキュメンタリー)の上位15か国のリストである[12]

順位国制作数年
1 インド1,8132018.[13]
2 ナイジェリア9972011
3 中国8742017
4 日本6892019[14]
5 アメリカ6602017
6 韓国3392016
7 フランス3002017
8 イギリス2852017
9 スペイン2412017
10 ドイツ2332017
11 アルゼンチン2202015
12 メキシコ1762017[15]
13 イタリア1732017
14 ブラジル1602017
15 トルコ1482017

興行収入順

順位国興行収入
(10億
US$)年興行収入における
自国映画の割合[16]
N/A世界総計41.72018[17]N/A
アメリカ11.082018[18]7001888000000000000?88.8% (2015)
中国9.152018[18]7001620000000000000?62% (2018)[19]
インド2.362018[20]7001850000000000000?85% (2015)
日本2.392019[14]7001544000000000000?54.4% (2019)[14]
イギリス1.722018[18]7001443000000000000?44.3% (2017)
韓国1.62017[21]7001522000000000000?52.2% (2015)
フランス1.52018[18]7001362000000000000?36.2% (2017)
ドイツ1.112018[18]7001263000000000000?26.3% (2017)[22]
ロシア1.02017[21]7001174009999900000?17.4% (2015)
10 オーストラリア0.952018[18]7000410009999999999?4.1% (2017)
11 ブラジル0.92017[21]7000890000000000000?8.9% (2017)
12 メキシコ0.872018[18]7000660000000000000?6.6% (2017)
13 カナダ0.762017[23]7000320000000000000?3.2% (2017)
14 スペイン0.72017[21]7001174009999900000?17.4% (2017)
15 イタリア0.72017[21]7001176000000000000?17.6% (2017)

入場券販売数順

ユネスコ統計研究所によると、チケット販売数で上位の国々は以下のようになっている[12]

順位国入場券販売数
(100万枚)年1人あたり入場券販売枚数
インド2,02020161.55
中国1,62020171.16
アメリカ1,24020173.78
メキシコ33820172.68
韓国21720164.25
ロシア21320171.48
フランス20620173.07
日本1942019[14]1.54
ブラジル18120170.87
10 イギリス17120172.59

映画作品の制作にかかわる人々

映画制作の最高責任者は映画プロデューサーである。プロデューサーが、企画の選択、資金調達、予算規模の決定や配分の大枠の設定、配給先候補(映画館系列)との交渉、宣伝戦略の検討や決定、監督の人選、俳優の人選、ファイナルカットの判断、等々を行う。

プロデューサーの権限は、最大である。監督よりも強く、監督の仕事ぶりの善し悪しを判断し、場合によっては撮影の途中で監督を解雇し、別の監督にすげかえる、ということすら行う。

ある程度以上の規模の映画となると、制作するには巨額な費用がかかるもので、まずは制作のための費用を調達しなければ、ならない。資金調達が最大の、そして根本的な土台として必要で、それができなければ、予算を組むことができず、資金の配分割合も決められず、撮影計画の立案も、映画スタッフの手配も、機材の手配も、何もできない。

映画は、非常に多数・多種類の、専門職的なスタッフたちによって制作される[24]。映画は、たとえば脚本家、プロダクション・マネージャー(撮影スケジュールの管理や撮影道具の現地搬送の管理)、カメラ(撮影監督、カメラ技師 等)、照明、録音技師、「美術」(画面に登場する物品類の構想、調達、デザイン、制作など)、メイクアップ(化粧)、衣装関連職(スタイリスト、衣装デザイナー、衣装制作者 等々)、音楽(作曲家作詞家歌手演奏家指揮者 等々)、VFX...といったように、ざっくりと分けても数十種類、細分すると数百種類におよぶ専門家たちが各自の役割を果たして成立する。映画というのは、そうしたさまざまな人々の能力を結集させることによって作られる「総合芸術」である。大規模な映画になると、数千人以上もの人々がかかわるため、エンドロール(制作関係者の表示)も膨大なものとなる。「映画スタッフ」も参照
監督


西部劇『無宿者』(1945年)のゲイリー・クーパー


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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