星新一
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^ 当時は、通常なら帝国大学の場合は満23歳での卒業であったので、それに比べて星は2年早く卒業したことになる。
^ のちの国家公務員上級(甲種)試験やI種試験、現在の国家公務員総合職試験にあたる。
^ ただし、星自身は「先日、東大の大学院の女性の会(妙なのがあるな)に呼ばれ、話をした。修士課程を二つ出て、博士課程に在籍の人もいた。まいったね。それから私は、自分の略歴から、大学院に行ったことを削るようにしている。学歴で作品が書けるわけじゃない」と述べている。[10]
^ その後、1970年の『日本紳士録』第58版にも「星薬科大理事」との肩書が記載されている。
^ ただし最相葉月は『星新一 一〇〇一話をつくった人』(新潮社、2007年平成19年))のpp.208-217で「矢野からしきりに『セキストラ』を読むよう勧められた乱歩は、一読してこれは傑作だと思い『宝石』に掲載することを考えたが、自分が責任編集をしている雑誌に自分が推薦するのではどうも具合が悪い。そこで乱歩が大下宇陀児に提灯もち(→※)を依頼し、九月末発行の十一月号でデビューさせることになった」「大下が推賞したのは事実であるとしても、大下が『発掘』したというのは宣伝用の惹句で、矢野が書き残している通り、乱歩から依頼された大下の『提灯もち』が、いつのまにか大下の『発掘』という定説になってしまった」と述べている。その根拠として当事者だった矢野の証言の他、肝心の大下本人の推賞文が短い一文しか存在しないこと、それに比して乱歩が『宝石』の『セキストラ』末尾に記したルーブリック[要校閲]は約800字と長く、作品の具体的内容にまで言及して絶賛していることなどを挙げている。
※注記……「提灯もち」の一般的な意味は、他人の手先に使われて、その人の長所を吹聴してまわったりすること、または、それをする人のこと[13]。ここでの「提灯もち」役の大下は、依頼者の乱歩のことでなく、その意を受けて星のことを誉めそやす役割となっているので、一般的な用例から拡大した意味(星の意思にかかわらず、いわば星に代位して乱歩が星のための手先として大下を使う関係)で用いられている。
^ a b 初出時のタイトル。のちに収録された作品集『悪魔のいる天国』(中央公論社、1961年12月)及び『ボッコちゃん』(新潮社、1971年5月)において『誘拐』と改題。
^ 星は「高級住宅地なのだろうが、高級さをひけらかさないところがいい」「戦前の本郷の屋敷町にも、そういうムードのとこがあった」と述べている[16]
^ 「電子頭脳」を「コンピュータ」に、「ダイヤルを回す」を「電話をかける」に直すなど。
^ 星新一は『きまぐれエトセトラ』「いわんとすること」で、執筆、発表当時は公害という言葉も概念もなく、公害問題と結びつけられたことでショートショートとしての面白さが損なわれると嘆いている。
^ 1985年時点で英語ドイツ語フランス語イタリア語中国語ロシア語朝鮮語ルーマニア語ポーランド語チェコ語インドネシア語ウクライナ語ノルウェー語ラトビア語リトアニア語ベンガル語セルビア・クロアチア語マジャール語アゼルバイジャン語エスペラントの20言語[24]
^ 2人とも父親は医薬系組織(製薬会社と病院)のトップで東北出身、欧米留学経験あり、母親は東京のブルジョア出身(東京帝国大学教授の娘と大病院の娘)で、本人は東京山の手(本郷と青山)に生まれ育っている。
^ 外祖父・小金井良精と大伯父・森鴎外については有名だが、父・星一も留学経験こそないものの、フリッツ・ハーバー訪日の援助をしたり、ベルリン工科大学名誉教授の称号を贈られるほどの親独家として名高い。医師である義父もドイツ語に通じた人物である。
^ 5年以内にショートショートの公募に匿名で応募して入賞することを目指すとしている。
^ 下訳は当時早川書房の編集者だった福島正実南山宏常盤新平らが担当している。星による訳者あとがき(2005年の再版では割愛されている)では、単に協力者として3人への謝辞が書かれているが、下訳の事実について福島らの元同僚・内田庶がエッセイの中で言及している。
^ 作家の横田順彌が星新一に聞いた話では、『三十年後』は星一は箇条書きでアイデアを出しただけで、執筆のほとんどは江見水蔭の手によるものだったという。そのアイデアにしてもわずかだった[41]

出典^ 星新一「『心中』に魅入られて」(『川端康成全集第6巻』第7回月報)(新潮社、1969年)
^ 北杜夫『マンボウ談話室』p.183、講談社、1977年
^ 宮崎哲弥『いまこそ「小松左京」を読み直す』 NHK出版新書、2020、p.7
^ 中日新聞 2022年12月23日夕刊、2面。
^ 『きまぐれ読書メモ』p.219(有楽出版社、昭和56年(1981年))
^ 星新一『きまぐれ読書メモ』p.20(有楽出版社、1981年昭和56年))
^ 『きまぐれ暦』p.225(新潮文庫1979年(昭和54年))
^ a b c d 東宝特撮映画全史 1983, p. 540, 「特撮映画スタッフ名鑑」
^ 『きまぐれ読書メモ』(有楽出版社)p.108
^ 『気まぐれスターダスト』p.75(2000年、出版芸術社)を参照
^ 「星新一年譜」(『別冊新評 「星新一の世界」 76 AUTUMN』、新評社、1976年(昭和51年))、p.202。
^ 『人民は弱し 官吏は強し』、『星新一 一〇〇一話をつくった人』
^ "提灯持". 精選版 日本国語大辞典. コトバンクより2023年5月11日閲覧。
^探偵作家・雑誌・団体・賞名辞典・多岐川恭
^ a b 「直木賞のすべて」受賞作・候補作一覧(非公式サイト) - ウェイバックマシン(2023年3月26日アーカイブ分)
^ 星新一『きまぐれ遊歩道』pp.90-92(新潮文庫、1996年)。
^ 最相葉月『星新一 一〇〇一話をつくった人』上、新潮社〈新潮文庫〉、2010年、pp.11-18。
^1968年 第21回 日本推理作家協会賞[リンク切れ]
^ 1968年 第21回 日本推理作家協会賞『妄想銀行』(文学賞検索サイト) - ウェイバックマシン(2008年6月8日アーカイブ分)
^日本SF大賞[リンク切れ]
^ 日本SF大賞/各賞受賞一覧(日本SF作家クラブ) - ウェイバックマシン(2023年4月9日アーカイブ分)
^ 『'60年代日本SFベスト集成』への星の収録作「解放の時代」の解説
^[1]牧眞司「ぼくのSFファン修業時代、星作品に関係することなど」
^ 深見弾「星新一―億の読者をもつ作家」(新潮文庫「たくさんのタブー」巻末)より)

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