現在の88星座は、「トレミーの48星座」をベースに、近世に考案された新たな星座を加えることで成立したが、採用されなかった星座も数多くある。たとえば、ジェローム・ラランドが考案した「しぶんぎ座」は、現在はうしかい座やりゅう座の一部とされている。これにちなんでりゅう座ι星近辺を輻射点とする流星群には正式に「しぶんぎ座流星群 (Quadrantids)」の名がつけられている。 88の星座とそのラテン語での正式名は決まったあとも、日本語での訳名は各天文団体ごとに若干異なる訳名が使われていた。1944年に学術研究会議(現・日本学術会議)が訳名を定めるとこれが全国的に使われるようになった。その後数度の改定を経ており、1994年の「学術用語集天文学編(増訂版)」で「はい座」が「はえ座」と改称されたのがもっとも新しい改定である。なお、学術用語としての星座名は、平仮名または片仮名で表記される。 また、これら学術用語とは別に、星の並び(アステリズム)に対して地方によってさまざまな呼称が存在する(星・星座に関する方言を参照)。 和名略号ラテン語名備考提案された記号[11][注 3]
和名
星座の一覧
国際天文学連合による88星座詳細は「星座の一覧」を参照
アンドロメダ座AndAndromeda
いっかくじゅう座MonMonoceros
いて座SgrSagittarius
いるか座DelDelphinus
インディアン座IndIndus
うお座PscPisces
うさぎ座LepLepus
うしかい座BooBoötes
うみへび座HyaHydra
エリダヌス座EriEridanus
おうし座TauTaurus
おおいぬ座CMaCanis Major
おおかみ座LupLupus
おおぐま座UMaUrsa Major
おとめ座VirVirgo
おひつじ座AriAries
オリオン座OriOrion
がか座PicPictor旧称は Equuleus Pictoris
カシオペヤ座CasCassiopeia
かじき座DorDorado
かに座CncCancer
かみのけ座ComComa Berenices古来は星群だった
カメレオン座ChaChamaeleon
からす座CrvCorvus
かんむり座CrBCorona Borealis
きょしちょう座TucTucana
ぎょしゃ座AurAuriga
きりん座CamCamelopardalis
くじゃく座PavPavo
くじら座CetCetus
ケフェウス座CepCepheus
ケンタウルス座CenCentaurus
けんびきょう座MicMicroscopium
こいぬ座CMiCanis Minor
こうま座EquEquuleus
こぎつね座VulVulpecula旧称は Vulpecula Cum Ansere
こぐま座UMiUrsa Minor
こじし座LMiLeo Minor
コップ座CrtCrater
こと座LyrLyra
コンパス座CirCircinus
さいだん座AraAra
さそり座ScoScorpius別名 Scorpio
さんかく座TriTriangulum
しし座LeoLeo
じょうぎ座NorNorma
たて座SctScutum
ちょうこくぐ座CaeCaelum
ちょうこくしつ座SclSculptor