『明解国語辞典』は、1952年に改訂版が出た後、1967年に新装版となり、1971年まで刷りが重ねられたが、内容については、改訂版の後大きな変更はない。
本辞典を基礎として、見坊が主幹の『三省堂国語辞典』(三省堂、1960年初版)、および、山田が主幹の『新明解国語辞典』(三省堂、1972年初版)という2つの新しい国語辞典が生まれた。辞典名は『新明解国語辞典』に引き継がれたといえるが、「引きやすい、分かりやすい、現代語彙が多い」という特色は、むしろ『三省堂国語辞典』のほうに顕著である。
関連項目
三省堂国語辞典
新明解国語辞典
脚注[脚注の使い方]
注釈^ その結果としてのひらがなの連続に対して、部分的なわかち書きまでも試みられている。
^ いずれも先行辞書『小辞林』『言苑』にない語の例[3]
出典^ 柴田武監修・武藤康史編『明解物語』三省堂 2001 ISBN 978-4385359199
^ 見坊豪紀『辞書をつくる』玉川大学出版部 1976 ISBN 978-4472143816 p.139
^ 『明解国語辞典 復刻版』三省堂 1997 ISBN 978-4385130880 「解説」(武藤康史執筆)
^ 見坊豪紀『辞書をつくる』(上掲)p.19