建物の傍らには、明治期の日本の西洋音楽黎明期における代表的な音楽家の一人で、東京音楽学校の卒業生である瀧廉太郎の銅像が設置されている。
2014年(平成25年)4月から2018年(平成30年)11月まで休館し、保存活用工事が実施された[4]。 ホール中央部天井をヴォールト状にするなど音響への配慮、壁面・床下に藁・大鋸屑を詰めた層を設けるなど遮音への配慮がなされている。
施設
ホール - 客席338席(梁行16.4m、桁行26.4m)[5]
パイプオルガン - 日本最古級のコンサート用オルガンの一つ。アボット・スミス社(Abbott and Smith)製、パイプ総数1,379本、26ストップ、現存日本唯一の空気式アクション機構。1928年(昭和3年)、徳川頼貞からの寄贈により設置された。
建築概要
設計 - 山口半六、久留正道[2]
竣工 - 1890年(明治23年)5月
構造 - 木造、地上2階建て、桟瓦葺
音響設計 - 上原六四郎
所在地 - 〒110-0007 東京都台東区上野公園8番43号
特記事項
開館時間、休館日、料金、コンサート開催日などの利用情報については、公式サイトを参照のこと。
現在の東京芸術大学音楽学部の校地内に、コンサートホールとして新しく建設された「東京藝術大学奏楽堂」があるため、演奏会鑑賞に当たっては会場の混同に注意のこと。
関連項目
奏楽堂
コンサートホールの一覧
日本のコンサートホールの一覧
関東地方にある建造物の重要文化財一覧
日本の20世紀遺産
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 1988年(昭和63年)1月13日指定。なお、両翼家は一部のみ。
出典^ a b c d e ⇒「東京都台東区立旧東京音楽学校奏楽堂」:平成22年度 指定管理者施設管理評価シート
^ a b c 旧東京音楽学校奏楽堂
^ 日本近代音楽館館報 終刊号(日本近代音楽財団日本近代音楽館、2010.3)
^ “旧奏楽堂について”. 旧東京音楽学校奏楽堂. 公益財団法人 台東区芸術文化財団 (2016年1月12日). 2019年8月10日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2019年8月10日閲覧。
^ ⇒台東区文化ガイドブック・旧東京音楽学校奏楽堂を歩く(P3)
外部リンク
旧東京音楽学校奏楽堂(公式サイト) - ⇒ACT-台東区芸術文化財団
台東区
⇒台東区文化ガイドブック・旧東京音楽学校奏楽堂を歩く
⇒「東京都台東区立旧東京音楽学校奏楽堂」:平成22年度 指定管理者施設管理評価シート
⇒日本の近代遺産 50選 旧東京音楽学校奏楽堂 - 日本経済新聞社
ウィキメディア・コモンズには、旧東京音楽学校奏楽堂に関するカテゴリがあります。
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